Valley of the Dolls

    Generation Xの1978年のlive音源『Live at Sheffield』がアナログで発売(再発?)されたので手に入れた。
    それを聴いていると、「Love like fire」がどうしても聴きたくなった。

    Generation Xの2ndアルバム、1979年1月発売の『Valley of the Dolls』に収録されている。

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    *英国オリジナル盤(右は内袋)


    たぶん1stや3rdと違って、このアルバムは10年以上聴いていなかった。
    と言うのも、1stと違って2ndは、音楽性が広がったように感じられた分、そのサウンドがおとなしくなってしまった、あるいは技巧的になってしまったような印象を抱いており、なんと言うか、punkでなくただのrockになってしまった気がした。
    だから、僕はあまり惹きつけられなかったのだ。

    アルバムには彼らのヒットシングルが3枚も収録されており(実際には、アルバムからのシングルカットなのかもしれないが)、それらは確かにwildで格好良いし、彼らの代表曲には違いないけれど、そのサウンドの手触りと言うか感触が、どうも僕にはpunk rockっぽく思えなくて、1st収録曲ほどには好んでおらずだった。

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    *ジャケット裏面(左は内袋の逆面)

    このアルバムを初めて聴いたときの感想は、「音楽よりも“演劇性”に重きを置いた曲作りやサウンドになっていて、それが彼らのストレートな表現を殺してしまっているのでは?」というものだった。当然ながら、それはアルバムのプロデューサーを務めたIan Hunterの影響があるのだろうと推測している。だが、彼らはMott the hoopleではない、若手のpunkバンドなのだ。これは、オーバープロデュースではなかろうか?

    そのような、好意的でない印象が強かったことから、このアルバムは彼らの3枚の中では最も聴かなかった。

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    *レーベル

    ところが今日、本当に10年数年ぶりにこのアルバムを聴いたが、これまで遠ざけていたことが幸いし、とても新鮮に聴くことができた。

    やはりいくつかの曲のサウンドプロダクションは、もっとシンプルにしたほうが格好良かったのでは?と思えるものの、昔苦手だったA-3やB-4-5の組曲は今ではさほど気にならず。

    それどころか、今回どうしても聴きたかった「Love like fire」の格好良さと言ったら素晴らしく、他にも、ソリッドな「Night of the Cadillacs」、昔からメロディと歌詞が耳について離れない「English dream」、ヒット曲「King Rocker」、女性コーラスの入ったアルバムタイトルトラック「Valley of the Dolls」、軽快な「Friday's Angels」などなど、どれもパンチがあって格好良かった。

    自分自身の再評価が遅すぎたことを、今日改めて知った次第。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : GenerationX 英国punk punk 英国盤 レコード ビリーアイドル

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    No title

    いやぁ、これは自分もピンとこなくて、いち早く手放したんですよね…アメ盤でしたけど♪

    でもこの記事見ていたら気になってきました…♪

    まぁ、とりあえず今は1stしかないんで、まずは同じく手放した3rdの方が聴きたいっすね、うん♪

    ジグジグ〜は仰られるようにキワモノに感じちゃって、それ以来な俺っす…うひょ♪

    Re: No title

    へどろんさ、、どうも。
    こちらにもコメントありがとうございます。

    > いやぁ、これは自分もピンとこなくて、いち早く手放したんですよね…アメ盤でしたけど♪

    その気持ちわかります(笑)。本当に、これだけは聴く気がおこらなかったですね。
    ずっと遠ざけていたおかげで、ちょっと見直しました。
    アメリカ盤も持っているんですが、そっちは行方不明です。

    > でもこの記事見ていたら気になってきました…♪

    もしかしたら、少しは印象が変わるかもしれませんよ(笑)。

    > まぁ、とりあえず今は1stしかないんで、まずは同じく手放した3rdの方が聴きたいっすね、うん♪

    2ndよりも3rdなのはその通りですね。
    3rdは落ち着いてますが、シンプルで格好良いですね。

    > ジグジグ〜は仰られるようにキワモノに感じちゃって、それ以来な俺っす…うひょ♪

    それが普通の反応でしたよね。ボーカルも軽いし。
    でも、あのワンパターン的なリズムに毒されたら、病み付きになりますよ(笑)



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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