『Exile on Main St』の再発LP その2

    先日紹介したRolling stonesの『Exile on Main St』の再発LPについて再度記す。

    EOMSTRS2 (31)
    *帯、ジャケット、certificate、ポストカード、DL用コード入りカード

    この再発盤の特徴は、英国Abbey road studioにてハーフスピードマスタリングを行っている点、そしてジャケットや内袋、付録をオリジナル仕様の再現としている点、そして(日本のユニバーサルミュージックの商品HPによれば)オリジナルアナログマスターを使用している点にある。

    但し、商品そのもののどこにも“オリジナルアナログマスターを使用している”とは記されていなかったので、僕は音を聴くまでは疑っていた。


    けれども音を聴いてA-5の「Tumbling Dice」の音の歪っぽさが気になり、英米オリジナル盤と比較したところ、オリジナルアナログマスターを使用していることに間違いはないだろうと思えた。

    EOMSTRS2 (22)
    *内袋と盤

    今回の再発盤の音質は、オリジナル英国盤よりも低音域は量感豊かになっているし、マスターテープのコピーによって生じる音の硬さも感じられないことから、オリジナルLPをカッティングしたのに用いたマスターテープを使ったのだろうと推測した。

    なので、前回記した次の内容は完全に外れた。
    「そう考えると、今回使用されたオリジナルマスターは、日本でのSHM-SACD用に用意されたデジタルマスターをアナログテープにコピーしたものか?」

    SHM-SACDを聴く限り、今回の再発盤やオリジナル盤よりも1世代は若いマスターを使用しているように思えてしまうので、これは当たらない。

    けれども、次の推測に関してはまだ何とも言えない。
    「あるいは、数年前にこのアルバムのremaster版が登場した際に新たに用意されたデジタルマスターをアナログテープにコピーしたものか?」

    僕自身、近年の『Exile on Main St』の再発時のremaster盤は何一つ所有しておらず、そこにオリジナルマスターが使用されたのかどうか知らないからだ。

    EOMSTRS2 (19)
    *オリジナルジャケットを再現、内側に2枚を収納

    ところが、つい数日前の金曜日に東京出張となり、仕事終わりに某DU御茶ノ水店を訪れた際、壁にこの再発盤が飾ってあり関連情報が手書きで書かれてあった。それによると、オリジナルアナログマスターを24/96でデジタル変換した音源をマスターにしているとのこと。

    僕はてっきり、アナログマスターテープを再生してカッティング作業を行ったと勘違いしていた。
    要はデジタル変換されたマスターであっても、大元がオリジナルアナログマスターであれば、それを使用していると謳えるわけだ。

    EOMSTRS2 (10)
    *こちらは英国オリジナル盤(僕のはマト1/2/2/2だった)

    今回の比較にGW中に見つかった英国盤も用いたが、オリジナルアナログ英米両盤の音質比較をすると、昔の印象にあったとおり、英国盤の方が若干(本当に微妙だが)低音域の量感があり、それゆえ音のバランスは英国盤の方が好ましいと思えた。

    EOMSTRS2 (2)
    *内袋のレコード取り出し口は英米で異なる、左:米国、右:英国


    ただ、前述の某DU店舗で英国オリジナル盤の『Exile on Main St』の値段を見てぶったまげた。なんと、安くても1万円しないぐらいで、高ければ数万円もしているではないか!?そんな値段で誰が買うのだろう?(だから売れ残っているのかもしれないのだが)


    それならば、2~3千円で買える米国オリジナル盤や千円台で買えるかもしれない80年代以降の再発盤(ダブルジャケットタイプのやつ)で済ませても良いのでは?

    あるいは、今回の再発盤を日本のユニバーサルミュージックのHPから購入するでも良いし。
    *僕は送料込みで4500円だった、某ヤ○オクでは6000円!で売りに出されていてびっくりした


    それとも、現在だと英国オリジナル盤1~数万円は他の中古屋でも同じなのだろうか?

    僕にはちょっと信じられない価格だった。
    英国オリジナル盤は、それこそ(新品同様は別として)3~5千円ぐらい、高くても6千円台だろうと思っていたので。


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    tag : レコード ローリングストーンズ 英国 Abbey road マスタリング メインストリートのならずもの

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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