GW中に届いたレコード『Exile on Main St』

    きっと偶然だと思うが、GW中に、それ以前に予約や注文をしていたレコード、CDが似たようなタイミングでどさっと届いてしまった。
    海外ドラマのDVDを含めると10点を超える。一度に届いても困るのだが・・・・・・。

    そのうちの一つがこれ、Rolling stonesの『Exile on Main St』の再発LP。

    new_arrivals (5)

    日本のユニバーサルミュージックが、ネット販売限定で出したアナログ再発盤シリーズの1枚。
    海外で製造し日本に輸入しているみたいだ。



    特徴としては、英国Abbey road studioにてハーフスピードマスタリング……ラッカーのカッティング作業を、マスターテープの再生速度を半速にして行っている。

    この手法はMFSLなど1980年代のアナログ高音質プレスを製造していた会社が行っていたもので(きっとそれ以前からあった手法と思われる)、近年ではAbbey road studioのエンジニアMiles Showellが得意としている。それゆえ、今回のシリーズはそれを売りにするため?Abbey road studioに依頼したのだろうか。

    new_arrivals (9)
    *クリックで拡大

    まだ未開封なので、音を聴いておらず。

    商品ページによれば、「オリジナル・アナログ・マスターテープを使用」とある、

    けれども帯にはそのような表記は無いし、ここで言う「オリジナル・アナログ・マスターテープ」が、オリジナル英国盤をカッティングするのに使用されたものと同一の物という意味かどうかは明らかではない。


    例えば、近年のMFSL盤用に使用されているBob Dylanのアルバムのマスターテープは、COLUMBIA/SONYがオリジナルマスターと称している2000年以降のマスターテープで、SACD製造用に用意されたものと僕は推測しているが、60年代に使われていたオリジナルマスターテープではない。

    けれども、原盤権を持つ会社がオリジナルマスターと称しているのだから、少なくともオリジナルのアナログ盤用のマスターとは別だったにせよ、マスターのクオリティを有するテープから作られたと受け入れるしかない。

    そう考えると、今回使用されたオリジナルマスターは、日本でのSHM-SACD用に用意されたデジタルマスターをアナログテープにコピーしたものか?あるいは、数年前にこのアルバムのremaster版が登場した際に新たに用意されたデジタルマスターをアナログテープにコピーしたものか?
    *追記:5/16打ち消し線追加、聴いたところやはりオリジナルマスター使用と思えたため、それと数年前のremaster盤の音源はオリジナルアナログマスターからのリマスターかどうか知らない

    new_arrivals (13)

    これを書きながらLPを開封してみたところ(申しわけないが、追加の写真は撮っておらず)、使用されたマスターに関する記述はどこにも見つからず。

    予想通り、エンジニアはMiles Showellで、Half speed masteringのcertificateが付属していた(笑)。
    予想外なのはdigital音源のダウンロードカードも付属していたこと。mp3かな?

    開封して内容物を確認すると、オリジナル内袋x2と2枚のLP、付録のポストカード、と一式揃っている。
    LPはビニール袋には入らず、内袋にそのまま入っている。
    その他に前述のcertificateとダウンロード用カードが入っていた。帯も取り外せる。
    音は近いうちにでも。


    さて、話は大きく変わってしまうが、十数年ほど前までは、GWは前後に有給休暇をつけて海外へレコードを買いに行ったものだ。

    行かなくなったのは、ほぼ10年ほど前におおよそのコレクションを終えたと思っているためで、そうでなければ今でも行っていた気がする。

    英国やフランスのレコード屋は、この10数年ほどの間に様変わりしているだろうな、きっと。


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    ジャンル : 音楽

    tag : レコード ローリングストーンズ 英国 Abbey road マスタリング メインストリートのならずもの

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    No title

    JDさんこんばんは。

    このLP超気になっていました。
    しかし、このアルバムはオリジナル・マスターテープの品質が劣化していてLPカッティング・マスターが現在のオリジナル・マスターになっているのでは?的な話があり、複雑怪奇な状態でしたよね。

    僕も、現在のところ最高のクオリティを保持していると思われるSHM-SACD用のマスターを使用していると推測します。

    であるならば買ってもいいかなー、と一度は考えたのですが、SHM-SACDを所有して音も気に入っているので購入せずの判断をしたのでした。

    音のレヴューも気長に待っております!

    英国へのオリジナル盤探し、憧れですね〜。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    ようやく聴けたので、音質については別途取り上げようと思っていました。
    僕の印象では、本当にオリジナルLP用のマスターを使用していると思いました。
    そのあたりの判断理由などを近いうちに記事にしようかと。

    > 僕も、現在のところ最高のクオリティを保持していると思われるSHM-SACD用のマスターを使用していると推測します。

    音を聴いてしまってからは、SHM-SACD用のマスターでプレスしてくれたほうが良かったかも(苦笑)と言うところです。
    あのSACD用のマスターは、僕の推測・想像ですが、LP用のマスターを作る前のマスターに遡っていると思われるほどに歪み感のない音で、あれ以上は望めないのでは?とさえ思えます。



    No title

    この盤のシリーズは続編が出そうなので引き続き要チェックですね。大好きな盤が出たら散々持っているヤツでも買ってしまいそうです。

    それにしてもビートルズは何のマスターを使っているかについては再発時に必ず明示されるのでありがたいですよね。ディランやストーンズはその時々でリミックスだったりひょっこり一段階上のマスターが出てきたり、コピーマスターだったりよく分からない世界になっているので複雑怪奇です。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。
    仕事が忙しくなって返事書けずじまいでした。

    > この盤のシリーズは続編が出そうなので引き続き要チェックですね。大好きな盤が出たら散々持っているヤツでも買ってしまいそうです。

    実は昨日東京出張だったんですが、某DUでこのLPがユニバーサルジャパンのHPから購入できる値段の2倍ほどの値段で新品販売されていて驚いてしまいました。流通がよくわからないです。
    このタイトルの例だけを見る限りでは、欲しいものが出たとしてもユニバーサルから直購入が一番安価なのかも。

    > それにしてもビートルズは何のマスターを使っているかについては再発時に必ず明示されるのでありがたいですよね。ディランやストーンズはその時々でリミックスだったりひょっこり一段階上のマスターが出てきたり、コピーマスターだったりよく分からない世界になっているので複雑怪奇です。

    ビートルズもステレオ盤については、AHDは明らかに左右のセパレーションを狭く修正してあったりと、2009年以降のマスター統一時点での対応は不明瞭だと僕は思っています。ちょっとマニアックすぎますかね(苦笑)。


    それと、再発『ならずもの』のDU店舗での手書き説明によると、オリジナルアナログマスターを24/96でトランスファーしたデジタル音源をマスターに使用していると書かれてありました。きっとそれが正しいのでしょうね。でも、僕はちょっと違った感想を抱いていたので、誤って間違ったことを書くところでした。
    それも合わせて近いうちに記事にしようかと。


    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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