Jimi Hendrix Experience Smash Hits その2

    前回紹介した『Jimi Hendrix Experience Smash Hits』の再発高音質盤(2016)は、一聴するとすぐにオリジナルマスター使用というのがわかる音傾向だった。

    JHSHITS (22)
    *2016再発高音質盤

    大きな違いは、米国オリジナル盤では耳につんざくようにきつく聴こえる帯域を緩和し、薄めの中音域を少し補正し、元から押し出し感の強かった低域についても少し太めになったところ。



    大音量で比較すると、さらにオリジナル盤との違いが浮かびあがる。
    再発高音質盤(2016)では、それぞれの楽器や声の質感、さらにはスタジオの空気感までも大元のマスターに記録されていた音情報をオリジナル盤以上に再現できている。
    元マスター時点で既に音の歪があった部分もわかる。

    JHSHITS (5)
    *米国オリジナル盤

    けれども、テープそのものが経年劣化しているのでは?と思わされる部分もある。それは音の立ち上がりがオリジナル盤ほどに俊敏でない点。

    これについては、45年以上も経過しているだけでなく、定期的に再発がなされたアルバムである以上、何度も同一テープが使用されていると思われ、どうしても避けられない話だろう。

    JHSHITS (16)
    *2002再発高音質盤

    2002年の再発盤では、2016盤のような劣化感は感じられない。
    音の傾向は2016盤に近いけれども、こちらはマスタリングの違いで、ものすごく厚い音作りになっている点が、現在の耳では少しやりすぎに思えなくもない。

    もう一つ大事な点としては、2002年盤は音が硬い。
    2016年盤のほうがギターの音は自然だし、全てアナログ工程で製造されたためか空気感も2016年盤のほうが伝わってくる。

    と言う事で、個人的には2002年盤と2016年盤とでは一長一短といったところ。

    JHSHITS (24)
    *2016年盤で別ジャケットを使用したのは、2002年盤を持っているファンへの配慮だろう

    でも、この大事な点については、それなりのオーディオセットで聴かないと違いはわからないように思えるし、普段、BGM的にかけるのであれば2002年盤の方が小音量でも迫力があり、向いているように思える。

    でも、BGMで良ければCDをかければ済む話なのかもね。





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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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