Peter and Gordonの1stアルバム

    Peter and Gordonの1stアルバムは、タイトルやジャケットこそ違えど、英米でほとんど同じ内容。
    違いは、英国では12曲収録なのに米国では11曲になっている点。

    英国では『Peter and Gordon』、米国では『A World Without Love』。

    PANDG1st (2)
    *左:英国オリジナル盤、右:米国オリジナル盤、両方ともMono

    デビューアルバムということもあって、ここでは彼らの初々しく若々しいボーカルがいっぱい楽しめる。



    彼らのスタイルはBeatlesのようなバンドスタイルでなく、アコギの弾き語りスタイル。
    それゆえ、フォークソングのカバーもあればEverly brothers風のrock’n rollもある。それ以外は当時最新の英国beat rock風サウンドをバックに歌っている。

    とは言っても、Rolling stonesのようなワイルドなバックでなく、的確な演奏をしっかりときめる、言葉の意味として適切かどうかはわからないが“プロっぽい”演奏がサポートしているような感じ。そのあたり、超有名なデビューシングルの「A World Without Love」を思い浮かべればわかってもらえるだろう。
    Brian Epsteinがマネージメント契約を結んだLiverpool出身のアーティストの中では、女性ボーカリストのCilla Blackがそれに近いだろうか。

    PandG1st (6)
    *英国盤 Stereo盤が出てこずMonoのみ紹介

    そうそう、今時誰も間違わないと思うが、「A World Without Love」は日本では“リバプールサウンド”の編集盤に収録されることが多いけれど、彼らはLondonの出身であってLiverpoolではない。

    PandG1st (21)
    *英国盤ジャケット裏面


    ここに収録された楽曲の詳しい録音日などは今では知られているのかもしれないが、残念ながら僕は知らない。デビューシングルの「A World Without Love」は64年1月とのことなので、他のアルバム曲はそれより少し後の録音だろうか。

    PandG1st (10)
    *米国オリジナルStereo盤 ジャケットのタイトル文字が赤い

    PandG1st (18)
    *米国オリジナルMono盤(内袋が正しければ65年後期頃のプレス) タイトル文字が茶色

    ステレオ盤を聴く限り、4トラックで録音されたと思われる。
    基本的に歌が左チャンネル、演奏は右と中央に別のトラックが定位している。
    中央に定位する楽器はイントロや間奏などで登場するリード楽器が多い。

    ここから、歌を左に寄せた理由を推測すると、こんな考え方に基づくものと推測できる。
    もし中央に歌を定位させると、ずっと中央+右の音像が続き、左右いっぱいに広がるステレオ再生になるのは間奏部分(イントロなど)のみとなってしまう・・・・・・それを避けたかった。何せStereo盤なのだから。
    歌が中央に定位した音を聴きたいならMono盤を買えば良い・・・・・・みたいな。

    PandG1st (13)
    *米国盤ジャケット裏面


    Mono盤での英国盤と米国盤との音質の違いは次の通り。
    英国盤の方が中音域が太く低域も強力。ただしクリアな音ではなくなる。
    米国盤は英国盤ほどに強力な低域ではないものの当時としては及第点レベルと思われるし、中音域がややへこみ、1~4KHzあたりの耳につく高域は英国盤よりも強調されている。それゆえ、カラッと&スカッとした音傾向となる。両者の違いはDrumsの音に大きく差が反映されているように思える。


    全く個人的な意見だが、このアルバムでの聴きものは、僕が大好きなシングルB面曲「If I were you」かな、と。この曲は珍しく彼らのオリジナルだ。
    この路線で少し勝負しても良かったと思うのだが・・・・・・。



    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : ピーター&ゴードン 愛なき世界 英国盤 レコード 米国盤 LP Peter Gordon

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    03 | 2017/04 | 05
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 - - - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR