Knight in Rusty Armour/Peter and Gordon

    Peter and Gordonの米国アルバムが日本でCD化されて登場していると最近知った。

    もし彼らの中後期の米国アルバムを試しにどれか一つ聴いてみようと思うなら『Woman (1966)』や『Lady Godiva (1967)』は避けた方が良い。彼らのアルバムをもっと聴きたいとは思わなくなるかも(苦笑)。

    それよりもお勧めは、ヒットしなかったシングル曲をタイトルにした『Knight in Rusty Armour (1967)』だ。

    KIRAPG (13)
    *米国オリジナル盤(左:Mono,右:Stereo)



    『Knight in Rusty Armour』は1967年(たぶん春頃)のアルバムだが、アルバムタイトル曲の「Knight in Rusty Armour」は66年11月発売のシングル。
    ヒットしなかったと言っても、それは英国での話(チャートインしていない)。けれども米国では15位まで上がるヒットとなっている。

    一つ前のシングル「Lady Godiva」は66年9月のシングルで、英国ではTop20に入った最後のシングル。米国では最後のTop10入りとなっている。

    KIRAPG (10)
    *ジャケット裏面

    「Lady Godiva」の曲調やサウンドは、軽快で英国のミュージックホール的な雰囲気を持っていて、KinksやHerman’s hermitsを彷彿させる。僕も好きな曲だ。

    「Knight in Rusty Armour」は少し「Lady Godiva」のサウンドと似たところがある(ブラスが入っていたり軽快なところなど)が、pop songとしての出来栄えは「Lady Godiva」と甲乙付けがたい。個人的にはこっちの方が好きなので、よく出来た曲だと思っている。
    ヒットしなかった理由は不明だ。

    KIRAPG (6)
    *こちらはStereo盤

    アルバムについて言うと、『Woman』や『Lady Godiva』は何ともちぐはぐな内容になっていて、収録曲は寄せ集めっぽく思えてならないのだが『Knight in Rusty Armour』は十分にまとまっているし、収録曲についてもハズレがない。但し、なんとなくB面の2曲(B-2,B-3)は古い録音のように思えなくも無い。

    それでもこのアルバムを通して聴くと、「よくできたpop アルバムとはこういうもの」と思える。
    いろんなタイプ、いろんなサウンドを持つ曲が一つのアルバムにうまくまとまって収録されている。先日紹介したRighteous Brothersの『Go ahead and cry』もまとまった作品だったが、これも同様な印象を受ける。

    KIRAPG (2)
    *こちらはMono盤

    収録曲には、MonoとStereoで明らかなミックス違いがある曲も収録され、そういうのを見つけるのも楽しい。

    なお、「Lady Godiva」と「Knight in Rusty Armour」の作者は同じで、Mike Leanderだそうだ。
    Beatlesファンには「She's leaving home」のストリングスアレンジをしたことで知られているが、Beatlesと関わらなくとも英国では非常に著名な作曲家・アレンジャーだった。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : ピーターとゴードン レコード 米国盤 LadyGodiva Woman Peter Gordon

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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