Satisfaction

    Sly and the Family StoneのCDを探していて、棚をチェックした際に久しぶりに目に付いたシングル盤。
    「あれ、米国盤も持っていたっけ?」と、すっかり記憶から消えていたRolling Stonesの米国シングル「Satisfaction」を抜いてきた。

    satisfaction0403 (26)
    *米国オリジナルシングル

    当然ながら、聴くなら英国シングルも・・・それに、LPも・・・となった(笑)。


    Rolling Stonesの「Satisfaction」は、70年代の終わりに買った国内盤LP『Out of our heads(米国仕様)』で何度も聴いたので、音が悪い印象がとても強い。

    擬似ステレオで発売された国内盤LPの音質は、音がこもっていて抜けが悪く、各楽器やボーカルの輪郭がぼやけて、それはひどいものだった。

    けれども今聴くと(同一のLPでなく、69年の再発擬似ステレオ盤だが)、さすがに現用のオーディオ機器は35年以上前のステレオラジカセ+レコードプレーヤーの組み合わせとは天と地の差があるくらいに音質差があって、音が悪いことは認めるが、記憶にとどめているほどの悪さではなかった。

    satisfaction0403 (1)
    *69年の国内再発LP

    そして、冒頭で紹介した米国シングルは国内の擬似ステレオ盤とは全然違っていて、音はずっと自然だし、帯域バランスも悪くなかった(ナローレンジではあるが)。

    satisfaction0403 (23)
    *英国オリジナルシングル

    英国シングルとの比較だと、米国シングルの方がカッティングレベルが高く、全体的に音が太い。英国盤の方が音が繊細だ。でも、先日紹介した『Exile on Main St』の国内盤のようなコピーマスターを使用したような印象を、米国シングルからは受けることはない。
    そのため、好き嫌いで言うならば、米国シングルの方が好きな音傾向をしている。

    satisfaction0403 (14)
    *米国オリジナルMono盤LP

    久しぶりに米国Mono盤『Out of our heads』も引っ張り出してきたが、シングルほどに瞬発力のある音ではないが、こちらも十分に良い音質で聴ける。

    satisfaction0403 (11)
    *米国プレス盤

    satisfaction0403 (18)
    *英国プレス盤

    このLPには一部英国プレス盤もある。音質についてを「Satisfaction」だけで比較するならば、(高価な)英国プレス盤と通常の(安価な)米国プレス盤とではシングル盤と同様の音傾向の違いが楽しめる。個人的な好みで言うならば米国盤の方が良い。

    但し、今回この1曲のみでの比較しかしていないので、どちらのプレスがしっかりと低域まで音が刻まれているか等の判断はできていない。

    satisfaction0403 (7)
    *ジャケット裏面

    以前紹介した米国での1~3枚目(以下のURL)のように、いつかそのあたりまで比較したいところ。

    1st『England’s newest hit makers The Rolling Stones』

    2nd『12x5』

    3rd『Rolling Stones now』




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    tag : RollingStones ローリングストーンズ レコード Mono out of our heads

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    No title

     JDさん、こんばんは。
     ブログの拝読もついにここまで来ました(笑)。

     さて、ストーンズもビートルズと同様に、国内盤と輸入盤、そしてオリジナル盤の音質差が大きいのでしょうか。
     特に迷うのが、80年代に出された「デジタル・リマスター」盤です。ビートルズのモノボックス、つまりアナログカッティングが素晴らしかっただけでに、そして、ステレオボックスが不発だっただけに、このあたりが気になります。
     以前、ドイヒーレコードで紹介された「サタニック」(確かこのシリーズでしたよね?)は、音質的にはどうなのでしょうか。
     もし、感じることがあるならばご意見をお聞かせください。

    Re: No title

    Moakoさん、こんばんは。

    > ブログの拝読もついにここまで来ました(笑)。

    新しい方から古いほうへ進まれているのでしょうか?ありがとうございます。遡るのは結構大変なんですよね。なんかうまい方法はないのかな?と思ったりもします。

    > さて、ストーンズもビートルズと同様に、国内盤と輸入盤、そしてオリジナル盤の音質差が大きいのでしょうか。

    まさに90年代に僕が抱いていた疑問そのままですね(笑)。
    僕はRolling stonesでなくWhoが対象でしたが。
    で、結論としてはRolling stonesも国内盤は駄目。但し、英vs米の比較となるとタイトルによって異なるといった感じですね。

    >  特に迷うのが、80年代に出された「デジタル・リマスター」盤です。ビートルズのモノボックス、つまりアナログカッティングが素晴らしかっただけでに、そして、ステレオボックスが不発だっただけに、このあたりが気になります。
    >  以前、ドイヒーレコードで紹介された「サタニック」(確かこのシリーズでしたよね?)は、音質的にはどうなのでしょうか。

    確かに、アナログプロセスのみでのカッティングはマスターテープに劣化がなければベストな選択だと思います。マスターにダメージありなどの場合、デジタルで修復した音源を聴くほうが劣化そのままよりも良い選択だと僕は思っています。2000年代のRolling Stonesのデジリマがそれですね。

    Rolling Stonesのアルバム等は、80年代のデジタルリマスターの後2000年代により良質なマスターを元にDSD変換されSACD/CDハイブリッド盤が出ました。その際にアナログも発売されており、80年代のデジリマ盤LPよりも2000年代のDSDデジリマ盤LPの方が音質的にはランクが上がった印象を受けますね。さらにボックスセットとしても登場しています。その後、モノラルボックスも登場しました。

    あと、80年代のデジリマ盤はミキシングが変えられたものもあって、特殊と言えば特殊かもしれません。



    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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