Them(US1st)/Them

    昨年末だったか、久しぶりにThemのDecca時代の音源のCDが登場した。しかも、3枚組のCDセットでDecca時代の音源のcompleteと謳われている。

    そのCDはさておき、Themの米国での1stアルバムが1965年のこれ『Them』(PA61005 mono)。

    themUS (4)
    *この写真って裏焼きか?



    残念ながら僕はThemの英国オリジナルLP(2枚しかないが)は、80年代の再発盤でしか持っておらず。

    それならば、と言う事で米国盤の紹介なのだが、この1stはMono/Stereo両方持っていた記憶があるが、もしかするとすぐに出てきたこのMonoのみかもしれない。

    例によって英国盤1stとは選曲が違うし収録曲数も少ない。何よりもジャケットが全然違う。
    けれども、内容は甲乙付けがたい。

    と言うのも、英国盤の14曲収録はお買い得ではあるけれど、初めて聴いた時は長い印象を受けた。それに引き換え、12曲収録の米国盤はちょうど良いくらいという印象。

    そして、英国盤とは違い、米国盤にはシングルの「Here comes the night」が収録されている点(この曲が好きでないなら話は別だが)。

    themUS (9)
    *何故かこちらにはfeaturing Here comes the nightとある(表面には無いのに!)


    米国盤単体の音質を言うならば、
    ・やや歪っぽい(低音域やDrums)けれど、ボーカルと演奏の音量バランスは良い。
    ・当時の英国勢の米国盤LPとしては思った以上に低音域までレコードに刻まれているほうで、スカスカな印象は受けない。
    ・今聴くとナローレンジで独自の響きを持っているが、Van Morrisonの黒くて粘っこいボーカルだけでなくスタジオミュージシャンによる白熱の演奏もしっかりと伝わってくる。

    ということで、Mono盤の音質については悪くないという印象を持っている。

    themUS (13)
    *レーベル

    デビューアルバムだけれど、収録曲の多くをVan Morrisonが作っていて、その曲作りの才能にも驚かされる。

    なお、今頃になって不思議に思えたのは、ジャケット表面のthe original hit GLORIAの文字。
    これって、誰かがカバーしてヒットさせたことに対して、こちらがオリジナルですよ、と宣伝しているように思えるが、米国のグループShadow of knightが同曲を米国でヒットさせるのはThemの米国1stの発売よりも後のはず。

    themUS (16)
    *Shadow of the knightの1stアルバム『GLORIA』

    では、それ以前に誰かヒットさせたのだろうか?
    それとも、ジャケット変更があったとか?


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    No title

    JDさん こんばんは

    このアルバムの元々のタイトルは『HERE COMES THE NIGHT』です。
    恐らく、JDさんがお持ちなのはSHADOWS OF THE KNIGHTのカバーがヒットした後でタイトル変更された物だと思います。
    本家の方がカバーに便乗してアルバム名変更というのも少し変ですが、結果的に売れれば良いのでしょうね。

    >Mono盤の音質については悪くないという印象を持っている。

    私もモノラル盤を持っていますけど、音質的には好印象です。それに元アルバム・タイトル曲(?)が好きなので、UKアルバムよりこちらを聴く機会が多いです。

    Re: No title

    Poposukeさん こんばんは

    > このアルバムの元々のタイトルは『HERE COMES THE NIGHT』です。
    > 恐らく、JDさんがお持ちなのはSHADOWS OF THE KNIGHTのカバーがヒットした後でタイトル変更された物だと思います。

    なるほど、そういうことですか。
    SHADOWS OF THE KNIGHTのカバーがヒットした後の差し替え後となると、おそらく67年になりますね。

    > 本家の方がカバーに便乗してアルバム名変更というのも少し変ですが、結果的に売れれば良いのでしょうね。

    それは商魂たくましい米国では普通なのでしょうね。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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