Beats!!!! The Merseyside sound!

    今日、今年になって初めて赤坂まで出かけてレコードを買った。
    赤坂と言っても、福岡市の赤坂のことだが。

    そこで、胡散臭いこのLPを見つけてしまったので、買わざるを得なかった(笑)。
    『Beats!!!! The Merseyside sound!』

    mersetsoundbeats (13)
    *モノラル盤




    このLP、以前Poposukeさんのブログ『Having a wild weekend』で紹介されていた気もするが、自分では聴いたことがなかったので是非とも聴きたくて買った。

    ジャケット表の収録曲表示で「I want to hold your hand」「I saw her standing there」がすぐに目に飛びこんできた。予想通りBeatlesのカバーだ。

    この手の胡散くさいLP、つまりBritish invasionが売れることに便乗して制作された米国産の偽British groupのLPでは、たいていBeatlesのカバーを取り入れていた。
    他の曲についてもどんなだろうか?と気になってしまう。

    ちなみに、ジャケット裏面にちゃんと収録曲やライナーがあるのか見てみると・・・・・・。

    mersetsoundbeats6B.jpg

    何じゃこりゃ!(苦笑)。
    全く関係ないとしか言いようのない情報ではないか!
    つまりジャケット表面の曲目表示だけしか参考にならない。
    でも、買うと決めたので全く躊躇無くレジへ持参した。

    さて、レーベル面を見ると、驚いたのはレーベルが通常よりも一回り小さいこと。
    ここでもコストダウンしているのか!

    mersetsoundbeats (3)
    *通常のLPのレーベルは外側の円形部分まで

    さらに、楽曲名はあっても、作者のクレジットが無い!
    どこの出版社の作品なのかもわからない!
    もう胡散臭さ満点で、「やった!」と喜ばざるを得ない(大笑)。


    さて、それではお待ちかね、演奏と録音のクオリティを聴こうじゃないか。

    レコードに針を降ろすと飛び込んでくる「I want to hold your hand」のイントロ。
    なかなか良い!ギターのリフと一緒にDrumsもシンクロし、とてもハードな仕上がりだ。
    しかし、Beatlesのノリとは全然違う(苦笑)。このダサさは面白い。

    録音音質も想像以上に良い。低音域もBeatlesのオリジナル並あるいはそれ以上にしっかりと録音されているし、どう聴いても歌と演奏は一発録音っぽく思える。
    歌は3~4人で合唱しているみたいな、格好良いとは決して言えないタイプ。

    手拍子も入っているので、手拍子だけはダビングか?あるいは手拍子要員を雇って同時に収録したか?あるいは歌声が多いので、歌を繰り返し録音した際に手拍子も入れたか?

    いずれにせよ、安上がりな録音が生むガレージっぽさがあるけれど、演奏はPye recordの録音のような感触で、思った以上に良かった。

    2曲目以降の彼らのオリジナル?作品を聴くと、うまい具合に歌いまわしにmersey soundっぽさを出していて、これで歌声が良かったなら、かなりいい線まで行けるのでは?と思えてしまった。

    mersetsoundbeats (10)
    *表ジャケット下部の写真も当時のmersey groupにありがちなポーズ写真(笑 クリックで拡大)

    全体を通しての印象としては、スタジオミュージシャンの小遣い稼ぎのためのレコードなのかな?と推測。歌声に魅力がないけれど、演奏は手馴れた感じだと思う。

    それにしても、当時の米国でこのレコードを間違って買ってしまった10代の若者がいたなら、きっと悔しくてたまらないだろう・・・・・・少なくとも、英国のまともなグループによるものではないのだから。

    けれども、当時のこの手のレコードのクオリティを追体験したい僕のような人間からすると、思ったほど悪くなかったと言う感想だ。

    最後までわからないのが、BeatsとThe Merseyside soundのどちらがグループ名でどちらがアルバムタイトルなのか?という点。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    No title

    JDさん こんばんは

    私が持っているのはUK盤です。
    JDさんがお持ちのUS盤と同じように米PICKWICK系列のALLEGROという胡散臭いレーベルから発売されていました。
    ただ、内容は一緒でもアルバム・タイトルが『MERSEYMANIA』、アーティスト名がBILLY PEPPER & THE PIPPERPOTSになっており、ジャケット・デザインも違っています。
    また、オリジナル曲(?)の大半はBILL SHEPHERDという人のクレジットになっています。
    この人は英国の作曲家・アレンジャーです。

    ちなみにUKアルバムには『MORE MERSEYMANIA』という(何故かレコード番号が若い)続編?もあって、そちらはJDさんがお持ちのUS盤と同じジャケット写真が使用されています。

    当時は今のような情報化社会ではなかったので、意外とUS盤の方は本物の英国グループの作品だと信じ切っていた人もいたのかもしれませんね(笑)

    Re: No title

    Poposukeさん こんばんは。
    こちらにもコメントありがとうございます。

    > 私が持っているのはUK盤です。

    そう言えば、そういう紹介だったような記憶があります。

    > ただ、内容は一緒でもアルバム・タイトルが『MERSEYMANIA』、アーティスト名がBILLY PEPPER & THE PIPPERPOTSになっており、ジャケット・デザインも違っています。

    あらら、そうでしたか。
    アーティスト名まで入っているのは良心的ですね(笑)。
    英国向けの販売なので、マージービート好きな連中?と言うタイトルに変えたわけですね。

    > また、オリジナル曲(?)の大半はBILL SHEPHERDという人のクレジットになっています。
    > この人は英国の作曲家・アレンジャーです。

    へ~、そうだったんですか。
    でも、ちゃんとクレジットまで入っていたとは。

    > ちなみにUKアルバムには『MORE MERSEYMANIA』という(何故かレコード番号が若い)続編?もあって、そちらはJDさんがお持ちのUS盤と同じジャケット写真が使用されています。

    そうですか(大笑)。
    なかなか興味深いですね。

    > 当時は今のような情報化社会ではなかったので、意外とUS盤の方は本物の英国グループの作品だと信じ切っていた人もいたのかもしれませんね(笑)

    いやぁ、どうでしょう?
    でも、歌のアレンジはしっかりとmersey beat風の特徴を使っている(そのあたりは、ちょっと感心しました)ので、英国グループの作品だと思った人がいてもおかしくないとは思います。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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