Kind of blueのstereo mixについて 3

    これまでの2回でA面のピッチ修正前のLPには、2種類のstereo mixが存在することを記した。

    kindofblue2 (17)
    *初版mix

    KOBmix2.jpg
    *2nd mixのLPs

    それでは、CDではどうだったのだろうか?


    1回目に紹介したピッチ修正前のCDは国内盤で、型番は32DP-513とCSCS5141。
    実はここで採用されているのは2nd mixだった。

    kindofblueCD.jpg
    *プラケースの盤がピッチ修正前の国内盤CD


    それでは初版のステレオミックスを使用したCDは存在するのだろうか?
    残念ながら、僕にはわからない。
    登場しているとすれば米国盤?の可能性はあるのかも。
    僕はCD登場時から80年代の終わりまでCDを追いかけていなかったのだった。

    但し、80年代終わり?(あるいは90年代初頭?)に米国で登場した、70年代milesの写真を使ったCD、「Digitally Remastered Directly From The Original Analog Tapes」と謳われているシリーズの『Kind of blue』CDは記憶がある。
    裏面のクレジット部分に、オリジナルマスターが見つからずコピーマスターを使用した旨の記載があったことを記憶している。

    そのCD自体を僕自身は一度も所有しておらず。推測だが前述の国内盤CDと同一音源を使用している可能性もある……と言うか、かなりその可能性が高い気がする。

    ご存知の方も多いと思うが、その米国盤CDは前掲の2nd mix使用のLPの2枚目の写真と同一のジャケット(以下)。

    kindofblue2 (19)

    kindofblue2 (22)
    *ジャケット裏面

    ちなみにこのLPのジャケット裏にはこのような記載がある。

    kindofblue2revised.jpg

    つまり、2nd mixは、当時のコピーマスターを使用しながら、AD変換後にDigital remixを施し、それであのような強いリバーブがかかっている……と想像してしまうのだが。


    それと、この時最終的にデジタル化された音源が米国でCD化され、前述の国内盤CD2種類にも使用されたと考えれば、同一ミックスになってしかるべき。


    と言うことで、初版mix(=1959年のステレオ用カッティングマスター)を採用したCDが存在したかどうかは僕には不明のままだ。
    しかし前述の如く、米国ではコピーマスターからしかCD化されなかった事実もあり、登場していない気がするのだが……。
    *10/9追記:もしコピーマスターを使用したCDよりも以前にCD化がなされていたなら、その後わざわざコピーマスター使用のCDを出すとは思えなかったので、このように推測した。

    今日のところはここまで。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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