新商品 Beatles 1(1+)に心を動かされないのは何故か

    僕はBeatlesのレコード収集に関しては、たぶんマニアの領域に分類されるだろうと推測している。但し、マニアの中のマニアからはほど遠いと思うけれど。

    で、そんな僕だが、なぜか近日発売予定の新商品『Beatles 1(1+)』に全然心を動かされない。

    *以下は、新商品を心待ちにしていない人のみ理解できる(かもしれない)内容であることをお断りしておく。




    ここ数年の話だが、僕は今では中古レコード屋に行ってもBeatlesのコーナーはほとんど見なくなってしまった。持っているものばかりなのだ。あるいは、特に興味の無い再発盤か。

    ほとんど持っていない南米各国のオリジナル盤については、今も特に興味が無い。

    持ってなくて欲しいものと言えば、『PPM』の英国Gold, Stereo盤、それと、北欧のオリジナル盤か。
    そういうのはたいてい高額なので、壁に飾ってある(あるいはブツが無い)ので、わざわざBeatlesのコーナーを見ずとも済む。


    仮に今回発売予定の新たなremix盤の『Beatles 1』がLPで発売されるなら、惰性で買う可能性はある。それは聴きたいからでなく、レコード収集のためだけ。そんな有様だ。

    それにしても、何故新たなremixを施した『Beatles 1』に興味が全く湧かないのか?
    いくつかの理由は考えられる。

    一つ、過去に登場したremix アルバム(CD化された際の『Help』『Rubber soul』のstereo盤を含む)をほとんど聴かないという現実。ここ5年以上、いや少なくとも10年ほどは一度も聴いていないアルバム(潜水艦のイラスト)もある。

    一つ、remix 担当が『Love』を担当した Giles Martinであるという点。

    一つ、僕にとってはBeatlesのremix音源の旬な時期(=心輝かせた時期)は80年代に終わってしまったという点


    たくさん列挙できるかなと思っていたのだが、この3つ以上は何も浮かばすじまい……。
    とはいえ、これら3点から言えること、それは新たな商品を買ったところで、最終的には彼らの活動時代にリリースされた音源しか聴かないようになる、ということ。
    最初から結論が見えている。それが理由なのかもしれない。

    そして、このような心境ゆえに、今回の新商品発売に盛り上がるネット広告(ネットでしか見ないので)も、どうしても冷めた目で見てしまう。
    *加えて、「1」のデザインが僕にはどうしようもなく最低点レベルにしか思えないので、それも脱力させられる原因だ。

    もしこれが、2015年でなく1970年代の終わり~80年代前半であったならば、昨年登場した『Mono LP Box』と変わらないくらいに待ち遠しく思えたに違いない。

    そう思うと、最大の理由は3つめなのかもしれない。


    なお、映像に関して言えば、実はコンサートの映像(1966年まで)ならば話は違ってくるほどに盛り上がってしまう。それならば是非とも観てみたい。

    けれども、結果的に口パクの映像や過去に何度も見たプロモフィルムについては、正直今の僕にはBGVにしかならない。いや、BGVにさえもならないかも。正直、心から観たいと思っていた時期はもう20年以上も前に終わってしまった……。

    それと、「1+」に収録されている映像/音声にも、見た事のないライブ演奏シーンが含まれているという話はどこからも聞いておらず。未発表の口パク?はいくつも登場するようだが。


    別の観点からの自問自答だが、画質改善されたから観るか?……僕はNoだ。
    画質改善で発売された映画『Help!』のDVDも数年前に買ったまま、封さえ切っていない(だから観ていない)。けれども映画としてはB級作品の『MMT』は観た(苦笑)。


    きっと今後、第2段としてライブ版映像集が登場するだろうと、そちらに期待して、ただじっと待つことにしよう。とは言え、今回のremix音源を使用したLPが出るならば、その時には買ってしまうかもしれないが。



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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

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    No title

    盛り上がら無い感なんとなく伝わりました(笑)。

    言われてみれば確かにそうで、リミックスアルバムを聴くのは買った時だけ。イエサブのソングブックやラヴは買った時だけ興味本位で何度か聴いてあとはやっぱりオリジナルを聴くというのが通常で、ここ数年聴いた記憶がありません。

    結局、仕事や他の多忙な日々の中リスニングに費やせる時間というのはとても限られています。興味本位の盤がタンテに乗ることはほとんどなく、本当に聴きたい音楽に絞られてくるというのが自分の場合の現実ですね。

    とはいえ、僕に関して言えばやっぱりまだ「どういうふうになるんだろう」という興味はあるので買ってしまうだろうと思うのです。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > 盛り上がら無い感なんとなく伝わりました(笑)。

    ありがとうございます(笑)

    > 結局、仕事や他の多忙な日々の中リスニングに費やせる時間というのはとても限られています。興味本位の盤がタンテに乗ることはほとんどなく、本当に聴きたい音楽に絞られてくるというのが自分の場合の現実ですね。

    まさに、そんな感じですね。
    でも、DylanのBootleg seriesの最新作は「1」と正反対で、かなり期待しています。

    > とはいえ、僕に関して言えばやっぱりまだ「どういうふうになるんだろう」という興味はあるので買ってしまうだろうと思うのです。

    そうでしょうね、それはよくわかります。
    僕もこれまではそうでした。
    でも、何故か今回は心が動かないんですよ・・・他に気になるものが多くありすぎるのかもしれません。
    予算は限られているので……。


    No title

    こんにちは。

    個人的には中学生の頃に「1」を聴いてビートルズ(というか音楽)にハマった世代なので、そこそこ思い入れはありますが、確かに自分もあんまり盛り上がらないです。

    アビーロードのエンジニア陣に不信感があるんですよね。ブランド名だけで耳が伴ってないような気がして。
    いつまでもマーティンやエメリックに気を遣ってる(?)のもどうかと。どうせリミックスするなら全くの部外者に任せたほうが面白いものになるかもしれないのに。

    どうせビートルズなんだから、音源管理にしても他のミュージシャンとは全く別のアプローチをしてほしいです。現存してるマルチは全部1トラックごとにハイレゾ化してネット上に無料公開しちゃうとか…。
    絶対無理でしょうけど(笑)

    Re: No title

    dr.pepperさん、こんばんは。

    > 個人的には中学生の頃に「1」を聴いてビートルズ(というか音楽)にハマった世代なので、そこそこ思い入れはありますが、確かに自分もあんまり盛り上がらないです。

    そういう形で音楽にはまったにも関わらず、盛り上がらないのですか。
    となると、盛り上がっていない人口は予想よりも多いのかもしれないですね。

    > アビーロードのエンジニア陣に不信感があるんですよね。ブランド名だけで耳が伴ってないような気がして。
    > いつまでもマーティンやエメリックに気を遣ってる(?)のもどうかと。どうせリミックスするなら全くの部外者に任せたほうが面白いものになるかもしれないのに。

    いろいろと意見をお持ちのようですね。
    僕は特に3つ目の意見に賛同しますが、できれば60年代のrockに精通しながら現代的なサウンドも理解している人に任せたいです。
    だからと言って、思い浮かぶ人はいませんが。

    > 現存してるマルチは全部1トラックごとにハイレゾ化してネット上に無料公開しちゃうとか…。
    > 絶対無理でしょうけど(笑)

    はい、それは無理でしょう(笑)。
    でも、ハイレゾではありませんが、それに似た海賊版があって、大元はBeatlesの音源を使用したゲームに記録されているトラックごとの音源を拾った?ものだったと思います。
    自分で「Abbey road」収録曲をremixできたはず。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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