John Lennonのremaster音源

    前回の続きになる。

    オリジナルLPsを聴いた後に『Mind games』のRemaster CD(original mix)を探した。今回の再発LPの音質はほぼこれの延長線にあると考えるのが妥当だろう。
    ところが見つからず、代わりに編集盤CD Boxセット『Gimme some truth』を引っ張りだした。

    CD1206 (26)
    *かなり昔に紹介したことがある。

    この編集盤CD4枚組は、オリジナルミックスのremaster時に発売されたもの。



    これに入っている「Mind games」を聴いたところ、英国オリジナルLPよりも構成楽器の音の分離が良いし、音が若く感じられる。

    元のアナログ2トラックマスターは同じはずなので、オリジナルLPのカッティング時よりも高音質に再生できるよう、テープデッキやミキサー等を調整し再生音のグレードを高めた上でデジタル変換しているのだろう。

    けれども、前回記したように低音域は弱いし、英国オリジナルLPよりもグレードの高い再生音だと言ったところで、73年当時に発売された他の数多くのLPよりも音質が悪いという事実は何も変わらない。

    だから、2000年代になってマルチトラックのマスターに遡りremixすることで、ようやく聴ける音質に蘇ったわけだ。それは『Rock'n roll』も『Walls and bridges』も同じ。

    単純に推測すれば、それら3枚のアルバムは、マルチトラックマスターから2トラックステレオにミックスダウンする際に音質が大きく劣化したということだ。なんともひどい仕事なのだろう(たぶんJohnは気にしていなかったか、あるいは逆に喜んだのかも)。

    久しぶりにこの編集盤を聴いて驚いたのは、それ以前のアルバム、具体的には『Imagine』収録曲の音質のほうが優れていた点。

    アルバム『Imagine』は、タイトル曲のくぐもった音作りからあまり音が良いと言う印象は無かった(イントロはmonoだし)が、この編集盤を購入した当時、いくつかの収録曲を聴いて(あの時も)驚いたことを思い出した(苦笑)。

    何よりも「How do you sleep?」のイントロ、例の曲が始まる前の部分(チューニング中?)の音にびっくりさせられる。まるでその場に居合わせたかのような空間再現。

    確か、録音セッションはJohnとYokoの家をスタジオ代わりとして進められたと思うのだけれど、それゆえにステレオ録音された部分は通常のスタジオとは違う空間での楽器の響きを収録しており、今聴くと面白そうだ。


    実は、僕はアルバム『Imagine』が苦手で、甘ったるい曲を避けるために聴かないようにしてきた。と言っても一番の苦手は「How?」、次が「Jealous Guy」、次が……。

    なので、久しぶりにオーディオ的な興味から聴いてみようかなと思い始めたところ。
    たぶん、まるまる通して聴いたことは、少なくともここ10年は無い。たいてい、聴きたい曲だけを再生した程度。A-4、A-5、B-1、B-3ぐらいか。

    それに加え、この編集盤セット購入後には、A-2の「Crippled Inside」が良い音をしていると思え、聴きたい曲に加えた(笑)。





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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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