モータウン・サウンド(ムック本)

    今頃になって、この本を取り上げることにした。

    2013年にMotownのオリジナルアルバムが流行の廉価再発CDとして登場し、それよりも1年ほど早い2012年にMotownに関するムック本『モータウン・サウンド』は発売されていた。

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    *左:『モータウン・サウンド』、右:僕が廉価シリーズから唯一購入したモニターズのCD





    僕はMotown初心者ではないけれど、収集しているアーティストは基本的には女性アーティストが中心になっていて、自分でもかなり偏っていると自覚している(苦笑)。

    例を挙げるなら、Supremes(Diana独立後も)、Martha and the Vandellas、Gladys Knight and the pips辺りが大のお気に入りで、 Mary Wells、Kim Weston、Brenda Holloway、Marveletts,などが後に続く。そして、ようやくその後にFour topsやMarvin Gaye、Miraclesあたり…。

    それゆえ、Motownの活動をより広く大きな視点から見ておきたいと思って『モータウン・サウンド』を2013年頃に購入したのだった。

    けれども、Motownの歴史と言うか変遷を辿る章と言える「-singles-」は全体の3割程度。
    せっかく(基本)1年ごとに音源をまとめた大作『The complete Motown singles』をVol.1からVol.11Bまで取り上げていると言うのに、正直なところ消化不良な気がする。
    この部分に5割を当てるべきだったのではなかろうか?

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    *写真は『The complete Motown singles』の62年と64年

    そして、残る7割のうち1割はどうでもよいとしか思えないランキング記事。これは不要だろう。紙面の無駄。

    その部分を除いた6割は各アーティストを個々に取り上げているものの、こちらのそれぞれのアーティストの記事にも、その情報量に偏りがあるように思えてしまう。

    何よりも、女性アーティストはSupremesに関する部分だけが、まぁ最低ラインの情報量で、他のアーティストはもうほとんどひどい扱いだとしか思えない。
    これって、60年代当時のMotownの力の入れ具合(お金のかけ具合)を再現しているとか?!

    と言う事で、僕が最近Martha and the Vandellasのアルバム紹介を続けていた理由はここにある。
    グループのdiscographyとアルバムの内容を、例え概要だとしても伝えたいと思った。
    『モータウン・サウンド』にはアルバムが3枚しか取り上げられておらず、しかも重要な『Dance party』の掲載が無い!おいおい、それはないだろう!……とこの本を紹介しながら、またしてもやるせなさと言うか、「もっと、なんとかならなかったのか?!」と言う気持ちがこみ上げてきてしまう。

    なお、某Amazonでのreviewerのポイントを見たら星が5つもついているが、僕がつけるなら星3つ。
    何よりも、全体のバランスを見直した方が良い。





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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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