オーディオ関連本

    久しぶりにオーディオ関係の話でも。

    以前、路傍の石さんが紹介していたこの本「マイオーディオルーム」は、何ヶ月も前に購入し、出張の際の移動中などで楽しく読ませてもらった。

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    この本の主題となっているマルチフォーカスチューニングによるステップアップは、僕も同感と思えるところが大いにあった。



    自分の部屋でよりよい音を出すために最も重要なポイントと僕が前々から思っていた点は、部屋の広さとスピーカーのサイズ、設置位置の関係なのだが、マルチフォーカスチューニングでは、まさにそのことをステップアップの第一歩として実践している(させられている?)ように思えた。
    このポイントがどれほど大事であるか!
    他の何をやっても、これができていなければ機器の能力が引き出せない、それぐらいに大きなポイントだと僕は思っている。

    ここで述べられているチューニング方法についての世間的と言うかオーディオファン的な評価はどれほどのものかは知らないが、第一に部屋に対するスピーカーの配置(あるいはスピーカーのサイズ)の見直しからスタートするこの方法について、自分自身の経験から僕は同意あるいは賛同する立場だ。

    実はかなり昔、JAZZを聴かせるお店に入ってとてもがっかりした記憶がある。
    部屋の広さに不似合いな大きなJBLのスピーカーがあったのだが、まさにスピーカーがPAのスピーカーのように音を出しているだけだった。
    モノラルならまだしも、ステレオ再生における空間再現など望めない音だった。
    部屋の広さとスピーカーのサイズ、配置、音量、そのあたりを意識させられた。
    そういうことを、この本を読んで久しぶりに思い出した。

    これでは駄目だろう……60ページ上の写真は、僕が見てもそれに近い状態だろうと思ってしまう。この状態ではスピーカーが消えるなんてありえない。部屋に対してスピーカーが大きすぎるし、設置位置がひどい……部屋のコーナー・壁面に近すぎて、オーディオのスピーカーではなくPAのスピーカーになってしまうだろう、と思える。

    でも、良いオーディオの音とはそのようなPAっぽいものだ、と思われている人もいるかもしれないから、それはそれなのかも。

    ただ、その路線だと優秀録音盤が持つ空間情報の再現には全く向いていないと思うし、スピーカーの実力を引き出せているとも思えない。

    少なくとも、この本で紹介された方は、マルチフォーカスチューニングを実践し、そのあたりご自身で経験された結果、76ページのように変貌を遂げたことだろう!
    見ただけで(使用機器が何であるかは問わずとも)、60ページの状態よりもずっと良い音を聴けているに違いないだろうと思える。


    オーディオ道は、高音質再生を目指して一歩一歩進んでいくものだと思うし、その過程が楽しさでもあり苦しさでもあると理解している。
    ただし、自分自身で試行錯誤してセッティング等のこつを覚えていくのは大切だけれど、それにはどうしても時間がかかってしまう。
    そういう時にこの本は、音質向上への近道として、大きな参考になるのではなかろうか。


    尚、購入前にAmazonのレビューを読んだ。
    14~17ページの内容については信用ならないという意見もネットではあり、僕はその部分についてはマルチフォーカスチューニングと関係なさそうな話なので、掲載しなくても良かったのでは?と思えた。


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    テーマ : オーディオ
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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