再発『Ready steady who』B面の音源

    *追記8/22:『A quick one』remix-remaster盤について、誤った部分を発見したので修正した。
    95年に登場した際には、「Batman」のみ新たな(僕には、おかしな)stereo-remixが登場したが、「Bucket-T」はmonoでイントロつき版、「Barbara ann」は通常のmonoで収録。
    その後、2003年にこっそりと音源差し替えされた際に「Bucket-T」「Barbara ann」も新たなstereo-remixが登場。
    ややこしいので、以下は簡単に補足を加筆した。


    『The Reaction Singles 1966』に収録のEP『Ready steady who』だが、B面3曲ともオリジナルマスターは使用されていないと前回記した。

    RSW0819 (6)

    およその推測はついていたが、基本的には95年に登場したCD『A quick one』remix-remaster盤(*に加え、その後03年に登場した改訂版)で登場したremix-stereo音源が、これら3曲の元となっている。



    とは言っても、それら3曲の新たなstereo音源の右チャンネルと左チャンネルとを50/50とで合わせたmonoと同じとは言い切れない。
    少なくとも、「Batman」は歌のミキシングレベルが95年初出のstereo版ほどに大きくなく、オリジナルのmonoに近づけてあるように思う。

    ただし、他の2曲は試しにやってみた50/50ミックスとほとんど変わらない印象だった。

    RSW0819 (10)
    *95年に登場したCD『A quick one』remix-remaster盤(この時は「Batman」のみremix-stereo)


    レコードで、オリジナルのmonoを聴こうと思うなら、以前紹介したEP『Ready steady who』のオリジナルや80年代の再発盤が確実だが、入手はしづらいと思われる。

    そうなると結構安価で手に入るのが80年代半ばに英国で発売された編集盤『Rearities Vol.1』だろう。

    残念ながら探したが見当たらず、90年代に発売となったCDの写真を載せておく(こちらはVol.1と2のセットだが)。

    RSW0819 (14)


    CDでは他にも日本独自企画として数年前に登場した『A quick one』のCD2枚組セット「コレクターズボックス」(廉価盤もある)にも収録されている。当然、mono音源盤の方に。


    話はそれるが、先日記した『Brunswick singles』に誤って収録された「Instant party」アウトテイクは、『My generation』のコレクターズボックスの発売で世界初登場となったmono音源だった。

    2種類の「コレクターズボックス」は、わざわざ新たに音源をremasterして発売されており、もしかすると、あのセットを作る際にアナログマスターから96KHz/24bitでデジタル変換されたデジタルマスターが当時作られている可能性はある。
    *8/22追記:と言うか、そのように付属の帯やライナーに書かれてあった


    今年登場のシングル盤ボックス用の音源は(曲によっては)その時のマスターを元にしている可能性もある。
    けれども、EP『Ready steady who』のB面3曲のオリジナルmono音源もその際にデジタル変換されているので、今回のEP盤にもその音源を使用すれば完全なる復刻盤だったのだが……。

    あるいは、remasteringを行ったJon Astleyが、あえて別ミックスを使用した可能性もある(それは、「Instant party」も同様に)。
    僕にはその意図は不明だけれど、今回の『Ready steady who』のB面については、わざわざこれまで無かったmono mixを用意しているぐらいなのだから。

    僕自身は、仮に未発表だったにせよ、別音源を使用するよりも、オリジナル音源を使用すべきだったと思っている。
    特にこのような復刻盤には。




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    こんにちは
    届いてから一度針を落としただけで未だにきちんと聴いてません…

    英国の人って細かいことは気にしないんでしょうかね?
    せっかくの復刻なのにオリジナルモノを使わないなんて謎すぎる!
    これが日本の企画で犬伏さんに音源チェックしてもらえたらと思ってしまいました。

    Re: タイトルなし

    磁○×さん、こんばんは。

    無事に例の金額で購入できたわけですね!
    それは何よりでした。

    > 英国の人って細かいことは気にしないんでしょうかね?
    > せっかくの復刻なのにオリジナルモノを使わないなんて謎すぎる!

    いやぁ、気にすると思いますよ。

    もしかするとクレジットは代表者名で、実務は部下に任せていた可能性もあります。
    Beatlesの初期シングルで、録音にGeorge Martinは立会いなしだったにも関わらずproduceとクレジットされているので。

    > これが日本の企画で犬伏さんに音源チェックしてもらえたらと思ってしまいました。

    日本の企画だとさらに高額になる可能性もありますが、音源チェックは問題なしだったでしょうね。

    こんにちは
    Track Singlesのセット内容と収録ミックスの詳細がありました。
    これだとまたオリジナルシングルの復刻とはならないようです。
    Reaction SinglesのReady Steady WHOにも2014 HD Versionとあるの意図的に新しいミックスを収録しているんでしょうね。

    Re: タイトルなし

    磁○×さん、こんばんは。
    情報ありがとうございます。

    見ると、Ready Steady WHO以外にも2014 HD Versionがありましたね。

    実は「I'm a boy」もオリジナルシングルとはイントロのベースのミックスが違うなと思っていました。
    「Who Hits 50!]と同一音源のようです。
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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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