(Love is like a) Heat Wave

    *2015/9/6追記:後に出るアルバムの順序が逆だったようで、訂正・補足を追加 


    Martha and the Vandellasの2ndシングル「Come and Get These Memories」はグループにとって初のヒット曲となった。
    けれども、3rdシングルの「(Love Is Like a) Heat Wave」 は大ヒットとなっただけでなく、Motownを代表する曲の一つになったと言える。

    heatwave (5b)
    *『Complete motown singles vol.3 1963』にセットされたシングル盤

    この曲は63年6月に録音され、翌7月に発売となった。
    その後、Motown内も含め多くのカバーバージョンが制作されているのはご存知のとおり。



    はっきりしたことは不明だが、同曲をタイトルとした2ndアルバム『Heat wave』が制作(9月発売)されたのは、売れるタイミングを逃すまいとしてのことだったと推測される。

    heatwave (7)
    *2ndアルバム『Heat wave』

    過去の記事で記した通り、全12曲収録中、A-1を飾る「(Love Is Like a) Heat Wave」 以外は当時のヒット曲や当時既に定番だった曲のカバーバージョンばかり。

    そのような選曲・構成のアルバムは当時としては普通だったので、2ndアルバムは最初からその路線で行くことになっていたのかもしれないが。

    heatwave (15)
    *ジャケット裏面(写真は初代メンバー)

    この2ndアルバム、僕はMono/Stereo両方の米国オリジナル盤を持っている。Stereo盤ジャケットには“電気的に擬似ステレオ化”したと書かれてある。

    heatwave (11)

    にもかかわらず、実際に擬似ステレオ版で収録されているのは、まさにタイトル曲のみ。その他の曲は全てtrue stereoでの収録。

    heatwave (18)
    *stereo盤のレーベル


    さて、「(Love Is Like a) Heat Wave」の音源は、これまでにミックス違いや編集違い、さらに尺(長さ)の違うものなど何種類も登場してしまっているが、当時のシングルマスターを使用したCDボックスセットを聴く限り、本来のシングル盤はmonoで長さは2:48程度。

    heatwave (26)
    *93年発売のCDセット『Live wire! the Singles 1962-1972』
    heatwave (2)
    *2005年発売のボックスセット『Complete motown singles vol.3 1963』

    2ndアルバムに収録のバージョンはこれを擬似ステレオ化したものなので、大元は同じ音源だ。
    *現在日本で販売されている同アルバムのCDではどうなっているかは知らないが。

    その後、4thの『Watchout!』の後に発売となった5枚目のアルバムで初のベスト盤『Greatset hits』のステレオ盤には、「(Love Is Like a) Heat Wave」のtrue stereo版が収録されている。
    *訂正:レコード番号から発売順序が逆のようだ、『Greatset hits』(917)が4th、『Watchout!』(920)が5th

    新たにマルチトラック音源から用意されたらしきtrue stereo版は、間奏部分が未編集で尺が伸びている。
    *もしかすると、現在最も一般的なデジタル音源として出回っているのは、このバージョンなのかもしれない

    heatwave (22)
    *右:『Greatset hits』はtrue stereo版、左は74年に出たAnthology(ここには擬似ステレオで収録)

    しかし74年の2枚組LPセット『Anthology』では、またシングルバージョンが擬似ステレオで収録された。


    尚、翌64年に発売されたMotownアーティスト達による公演「Motortown revue」のlive盤、『Motortown revue Vol.2』にはMartha and the Vandellasのステージから「(Love Is Like a) Heat Wave」を含む3曲が収録されている。

    heatwave (30)
    *80年代の再発盤

    「(Love Is Like a) Heat Wave」は、liveならではのハイスピードな演奏で、まるで後のシングル「Live wire」を思わせる速さ。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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