Shea Stadium 1982

    今日は、『Rocks America』の音源を使用した『Live from Toronto』と『Who's last』の英国盤CD、そして『Shea Stadium 1982』の音声をオーディオで聴いた。

    whoShea (2)

    『Shea Stadium 1982』は安価なブルーレイプレーヤーで再生/音声を光出力し、外付けのDAコンバーターを通してオーディオにつないでいる。
    プレーヤーもDAコンバーターも過去に紹介したものと同じ。




    まず昨日、『Who's last』LPについて、次のように記した。

    「『Who's last』が駄目なもう一つの大きな理由がある。それはカッティングの問題かマスタリングのせいかわからないが、「Baba O'Riley」で音が盛大に歪む点。
    ~途中省略~
    今回確認したところ、RogerのVocalのみが歪んでいるのかもしれず、かなりVocalのミキシングレベルを下げているが、それでも正規盤にしては歪み方がひどいと言わざるを得ない。」

    これについてCDで確認すると、確かにRogerの声はかすれているが、LPと違って歪んでいない。
    それでまたLPに戻ってみると、シンバルの高域部分がすでに歪み気味で、全体的に音が歪んでカッティングされたことがわかる。
    1曲手前の「Behaind blue eyes」も注意して聴くと、この時点でも既にやや歪っぽい。
    つまり、LPの製造品質(マスタリング~カッティング~製造のいずれか)が駄目だったということだ。
    やっぱりこの音質はいただけない。聴くならCDの方がずっと良い。

    なお、僕の持ってるCDは1枚に全曲収めた英国盤で、記録された音はダイナミックレンジを大きくとるために平均音量が小さくなっている。
    LPの場合、この音をある程度の音量でレコード盤に刻み込もうとして音に歪が生じたのだろう。

    whoShea (7)

    それと、『Who's last』と『Live from Toronto』とを比較すると、ミキシングは後者の方がずっと良いように思える。
    LPフォーマットでの発売を考えなくても良かったのなら、『Who's last』は発売せず、『Live from Toronto』をマスター音源から適切なマスタリングを施してCD化して欲しかった。

    whoShea (11)
    *上:『Who's last』、下:『Live from Toronto』

    と言うのも『Live from Toronto』は映像用の音源をCD(あるいはDVD)として再発している怪しい会社IMMORTALからの発売なので、オリジナルマスターを借受しての発売ではないと思われる。

    whoShea (9)
    *『Live from Toronto』はCD2枚組

    実際、このCDの音は左右のチャンネルが反転しているし、音がふらついたり瞬間的に途切れる箇所もあり、ある意味オフィシャルブートみたいなものかもしれない。それでも、『Who's last』よりはずっと良い。
    けれど一番良いのは、オフィシャルの『Rocks America』をDVDで持っていたならば、その音声トラックを聴くことだろうか。


    そして、『Shea Stadium 1982』だ。
    まさかと思いながら、今日で3回目の再生だ。こんなに何度も繰り返すとは思っていなかった。

    whoShea (14)
    *僕のは輸入盤、簡単な解説書付属

    僕は冒頭に記したように、このBD(ブルーレイディスク)をオーディオにつないで聴いている。聴いている音はPCMステレオ音源。
    音だけで比較すると、『Shea Stadium 1982』はこれら3枚の中で最高音質と言える。

    若干Rogerのボーカルのミキシングが大きく、Johnのベースが小さい気もするが、全ての音がとても豊かで薄っぺらさを感じない。
    KennyのDrumsの音質が歪み感なく非常にナチュラルと言うか、生よりもきれいなので、それが逆に問題となる。

    生でDrumsを聴くと、スネアやシンバルのアタックで耳鳴りがするくらいにうるさいのだが、録音作品では、家庭で聞ける音量で同じような印象を受けるように加工するのが当たり前。つまり、小音量でも迫力のある音を作り上げる。
    けれども、このBDの音は間逆だ。つまり、できる限り再生音量を実際の音量に近づけないことには、演奏音がソフトに感じられてしまう。

    ここから推測すると、かなりの大音量で再生することを前提としたマスタリングなのだろう。

    それと、何故か聴衆の歓声が全くミキシングされていない。通常なら聴衆ノイズ(歓声)は別トラックで録音し、一定量、あるいは適宜ミックスされるのだが。
    曲間に聞こえることは聞こえるが、どうも各楽器や歌のマイクに入っていた歓声以外はミキシングされていない印象を受けた。
    おかげで初めて観た時はとまどったが、オーディオで聴いている限りでは気にならなくなった。

    最後に、『Rocks America』と違って『Shea Stadium 1982』では、Peteの髪型が当時のnew wave風?(It's hardジャケットのもの)なのも格好良い。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    ピートの髪型の話を一番最後に持ってきましたね…

    Re: タイトルなし

    磁◯×さんこんばんは。

    > ピートの髪型の話を一番最後に持ってきましたね…

    最初にすべきでしたか?(笑)

    引きの映像は画質の悪い部分もありますが、ステージそばからのショットは画質は良いですね。
    「Twist and shout」の終わり部分は、Peteのジャンプも見たかったような…。

    No title

    この時期のThe Whoに関しては完全スルーしてきた私ですが、本記事を読んで聴いてみようかなぁと思い直した次第です。ブルーレイ買ってみます。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    個人的には『Rocks America』の方が最初から飛ばしている印象があります。
    Sheaのliveは、徐々にじわじわと盛り上げていくような印象でした。

    某Amazonのレビューには臨場感がないと書かれていますが、それは正しいかも。
    その点では『Rocks America』の方がずっとうまく編集されています。

    そのあたり、『Live at Shea』では、音にせよ映像にせよ、ちょっと変わった編集方針なのかもしれません。
    音はオーディオにつなぐのが一番です。映像なしでも楽しめます・・・書いている趣旨に反していますが(苦笑)。


    No title

    >音はオーディオにつなぐのが一番です。映像なしでも楽しめます・・・書いている趣旨に反していますが(苦笑)。

    完全同意ですよ。
    私はPCをオーディオに接続しているのでブルーレイディスクもオーディオから流せます。モニターこそPCですが、液晶で綺麗なので問題ないです。

    Re: No title

    Columbiaさん、どうも。

    > 私はPCをオーディオに接続しているのでブルーレイディスクもオーディオから流せます。モニターこそPCですが、液晶で綺麗なので問題ないです。

    そうでしたか。
    それなら全く問題なしですね。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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