Small Facesの1st フランスオリジナル盤

    フランスで発売されたSmall Facesの1stは、英国盤と違って白枠の無いジャケットで登場している

    『Small Faces』(Decca 158.022 standard)

    SFFRENCH (3)
    *右がフランス盤で左は比較用の英国盤。フランス盤の表面は日本のペラジャケのようなコーティングあり




    収録曲も曲順も英国盤と同一。
    フランスEPで登場していた完全別テイクの「Come on children」や「Don't stop what you are doing」(Jimmy Winstonがリードボーカル)の音源は含まれず、本当に英国盤と同じだ。

    ジャケット裏面は、デザインこそ当時のフランス盤LPそのものだが、写真が掲載されず文字だけなので、特にデフジャケ感のないもの。

    SFFRENCH (7)


    一番の大きな違いは、LPの音傾向の違いだろう。
    英国オリジナル盤は、低音域がスカスカで、高域が目立つと言うか中音域が目立たないような、研ぎ澄まされていてやたらとシャープな音と言う印象で、よくいう「モノラルのぶっとい音」という印象は無い。
    マスターテープが新しいことは、はっきりとわかる。

    それに対して、このフランス盤の音傾向は、低音域、中音域が英国盤よりも強い。
    高域はそれなりにシャープだけれど、英国盤よりも若干音の鮮明さに欠ける。
    比較して、モノラルのぶっとい音はこちらだ。
    フランス盤のほうが英国盤よりもずっとバランス良い音で再生できる。

    SFFRENCH (11)
    *当時のDecca黒レーベルでの発売

    この音の傾向の違い以外にもう1点大きな違いがある。
    それはフランス盤の再生速度が若干遅いことだ。
    Beatlesの国内初期盤では、再生速度が速いのでは?と思えるタイトルがあったが、まさにそれの逆。僕のプレーヤーに速度可変機能がついていたなら、マニュアル調整して正しい速度で再生するのだけれど。

    再生速度が遅いことが理由なのかもしれないが、英国盤よりも若干だが音のフレッシュさに欠ける。同一速度にすればほとんど差がないのかもしれないが、そのままでは比較すると微妙に差が出る。

    SFFRENCH (14)

    それでも、バランスの良さではフランス盤だろう。
    この音傾向に似た盤は、後日紹介予定の国内キング盤だ。

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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