Introducing the Beatles(stereo)

    *追記:修正コメントで恥ずかしい限りだが、6/27に音量を上げて聴いたところ修正すべきと思えた。大きくは次の通り。
    英国盤PPMとの比較で歌(声)が大きく聞こえる理由はミキシングバランスのせいでなく、声の抜けの良さだと思えた、左右チャンネルのミキシングバランスは同じだと思える。また、高音域は英国盤と比較しても強めだとは思えず、これも中低音域が弱めだから気になるだけだと思う。


    「Introducing the Beatles」のstereo盤を2万円超えで見かけたのは、90年代の終わり。当時はその価格設定がリーズナブルなのかどうかが全くわからず。

    しかも、同じstereoジャケットの米国盤が中古で500円で売られていて、そいつがコピー盤だと知ったものの、コピー盤とオリジナルの見分け方さえ知らなかった。
    当時はそんな状態、だから手を出せるわけがなかった。

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    *オリジナルstereo盤・・・今回はこのアルバムの音質あるいはミックス違いについて




    それから5年以上経過して、ようやく自分でもコピー盤とオリジナルとの区別がつくようになりmono盤を入手。
    さらに10年近く経過して、先日とうとう待望のオリジナルstereo盤を手に入れた!(冒頭の写真)

    これで、ようやくどんな音質でどんなマスターが使用されているのかを知ることができた。長い道のりだった……。

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    *レーベル、topにSTEREOと入る


    前回、mono盤の音質傾向や使用マスター(音源)について記したが、stereo盤を手に入れるまでは、「Introducing the Beatles」の音質については一切触れないようにしようと思っていた。だから、ようやく記せるようになったわけだった。

    「Introducing the Beatles」stereo盤の音傾向や音質はまさにmono盤と同じように考えて良いと思う。mono盤に似ているが若干異なる。
    コピペすると
    1.「Introducing the Beatles」の音のバランス
    ・英国盤との比較で何よりも特徴的なのは、中低音域が弱い(薄い)こと、特に低音域が。そして、逆に高音域が強い。
    ・カラッとした音、あるいは抜けた音とでも言おうか、音がすっと通っている。そのため、英国盤との音の違いは非常に大きい。
    2.上記特徴に加え、さらに大きな特徴がある。それは次の2点。
    ・全体的に回転速度が遅い(特にB面)
    ・歌(声)が大きめのミックスが採用されている
    *6/28追記:上記のように修正、歌が大きめに聞こえる理由は、右チャンネルの音のバランスによるものと判断した

    そうなのだ、stereo盤も歌が大きめにミキシングされている。と言っても、大本は2トラックしかないので、必然的に声のトラックの音量が大きく、さらに言えば、右トラックの定位は中央寄りになっている(もしかすると、左チャンネルも中央よりに聞こえなくはない)。……ように聞こえるマスタリングというだけで、ミキシングは英国盤と同様のように最終的に判断した。

    これらから判断するに、英国stereo盤とは全く別のマスターが使われている印象を受ける(*あくまで再生音からの印象であって、実のところは不明)。
    さらに、A-1はstereo盤も「4!」から始まる
    *6/28追記:音のバランスは違うものの、大元のマスターは英国盤に準じている気がする

    そして、stereo盤も刻まれた音から判断すると、非常に世代の若いマスターが使われているように思えてならない。

    これで中低音域が充実していたなら、聴いたことのないGold Parlophoneと変わらない音質なのでは?とさえ想像してしまう。少なくとも英国stereo盤の3rdプレスとは遜色ないレベルだ、音の傾向は全然違うけれども。

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    *ジャケット裏面

    ところで、僕が手に入れたstereo盤はmono盤で言う2ndプレスにあたる。「Love me do、PS I love you」の代わりに「Please please me, Ask me why」が収録された盤のことだ。

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    *右はmono盤の1stプレス用ジャケット裏面

    Stereo盤という見方で考えれば、true stereo音源が存在しない「Love me do、PS I love you」が収録されていても価値は低い。それよりもstereo音源の「Please please me, Ask me why」を収録した、このLPの方がずっと価値があると僕は思っている。
    しかも、片面に6曲しか収録していないので音質的に有利だ。

    そして、それら2曲の音質は、これまた英国stereo盤(3rdプレス)との比較で遜色が無いどころかB-1の「PPM」について言うなら、英国盤よりも良い音質と言えるかも(*但し、後に出た『赤盤』に収録された音源がかなり音質が良い)。
    それと、ここで聴かれる「Ask me why」もかなり良い音質だ。

    前述のように、stereo音源も英国盤とはミックスが違ったような印象を受ける(実際に右チャンネルは英国盤よりもやや中央よりに定位しているように思う)し、……けれども、おそらく元は同一だろう。

    英国盤で聴ける腰の据わった音とは大きく印象が異なるが、とっても瑞々しい音で聴けるので、盤質の悪さを十分に踏まえた上で音質を求めるマニアには是非このstereo盤をお勧めしたい。

    たぶん、英国stereo Y/P盤のlarge Stereo logoジャケット盤(3rd,4thプレス)よりも安価なレベル~コンディションが良ければ逆転するくらいの価格だとは思うが。


    最後に、昔からVee-Jay盤を紹介しているHP(の該当ページ)を2つお知らせしておく。
    一つはリンク先のタコ星人さんのHP
    もう一つは昔から有名なMST!さんのHP
    どちらもmono/stereo盤について現物を元に紹介されていて一見の価値あり。

    *6/28追記
    ということで、恥ずかしながらミックス違い説は撤回させていただいた。申し訳ない。
    ただし、音の良さは撤回しないし、英国盤よりも歌がよりクリアに聞こえることに間違いはない。





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    No title

    きちんと記事を訂正なさるJDさんに敬意を表します。

    Re: No title

    野良さん、こんにちは。
    コメント恐れ入ります。

    ブログなので、遡って修正・訂正できる以上、誤りだとわかったなら、なるべく早く対応してしかるべきだろうと思っています。
    僕自身、謝った情報は発信したくないと思っているので。

    アナログの音については、音量やカートリッジの違いによる再生音の印象違いなどもあり、勘違いしたまま気づかないこともあるかもしれず、そのあたり怖いところでもあります。

    例えば、デジタルマスターを使ったLPの場合、同じマスターを使ったデジタル音源では左右の分離は完璧なのに、LP再生ではどうしてもクロストークが発生し、それを「これは別ミックスか?」と誤解した経験が過去にあります。

    何度も修正するのは迷惑だし恥ずかしい話なので、できるだけ時間をかけて何度も聴いて確認する、やはりこれが基本ですね。
    その際、音量設定が非常に重要だなと……。
    久々に痛い目にあいました。




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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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