THE 4 SEASONS ENTERTAIN YOU

    実は先週、東京を含む関東方面への出張だったのだが、1週間近くの出張にもかかわらずレコード屋を見に行く時間が全く作れなかった(笑)。

    けれども、11日の夜に武蔵小山アゲインで開催された『フォー・シーズンズ本発売記念&ジャージー・ボーイズ来日記念トーク・イヴェント』に参加できた。

    SANY0012.jpg

    僕はイベントで写真は何一つ撮らなかった。それは、自分なりの考えがあってのことだが、おかげで、貴重な音源が聴けたこのイベントがどんな雰囲気だったのか視覚的にはお伝えはできない。

    詳しくは、鳩サブローさんのブログ記事を参照いただければ、と思う。

    話は変わって、イベントでもかけられた『THE 4 SEASONS ENTERTAIN YOU』についてちょっとだけ触れておこうと思った。



    『THE 4 SEASONS ENTERTAIN YOU』は、1965年に発売された、Phillips移籍後の4枚目のアルバムとなる。

    SANY0003.jpg
    *stereo盤しか持っていない

    前作64年の『Rag doll』が全曲オリジナル作品と言う意欲的なアルバムだったにもかかわらず、本作はそうではない。

    それに加えて、収録曲のサウンドに統一性が無いというか、あるいは、恐らく当時においても(前年のBritish invasionの流れに対し)古臭く感じられたのではないか?と思われるアレンジの曲とモダンなサウンドの曲とが混ざっていて、何とも一貫性のないごちゃ混ぜ的なアルバムに思えてしまう。

    さらに言えば、Phillips時代における最も格好良いアルバムジャケットデザインにもかかわらず、アルバムジャケットから期待するものと実際の音とに乖離があるというか、なんともちぐはぐな印象のアルバム、というのが初めて聴いたとき以来ずっと抱いている僕の印象だ。

    そして、このアルバムは発売後に(米国ではよくあることだが)、曲の差し替えが行われ、シングル発表された「Toy soldier」がB面のラストに配置され、そこにあった「a Sunday kind of love」が外されてしまった。

    ジャケット表右上にその旨の表示がある(冒頭の写真)。
    ジャケット裏の曲目表示もそのようになっている。

    SANY0010.jpg

    けれども、僕が昔買ったこのLPには、「Toy soldier」は収録されず、「a Sunday kind of love」が収録となったままだった。

    SANY0008.jpg
    *B面のレーベルを撮影しておらず、これはA面

    実は、鳩サブローさんがブログtangodelogで「Toy soldier」収録盤の記事をアップするまで、僕はてっきり「Toy soldier」収録盤など存在しないのでは?と疑っていたのだった(苦笑)。
    つまり、ジャケットの記載と製造された盤とは異なる、そういうアルバムなのだろうとずっと思っていた。

    しかし、そうではなかったわけで、しかも、「a Sunday kind of love」収録盤はもしかすると多くないのかもしれないとの話。

    偶然にもトーク・イヴェントでは、このアルバムを取り上げ「a Sunday kind of love」がかかったのだった。

    SANY0005.jpg



    そうそう、一つだけイベント時に気になったことについて記しておく。それはレコード再生機材に関して。

    僕だけかもしれないが、実は会場でのレコードの再生音質が最初から気になっていた。
    独特の響きが付加された音質は、オーディオ雑誌の“STEREO誌”的に言えば、“付帯音”を伴う音質で、決して良いとは言えなかった。いや、僕の基準ではちょっとひどいレベル。
    その理由だが、てっきり会場となる部屋の響きなのだろうと僕は推測していた。そうであれば、「致し方ない」とあきらめがつく。

    けれども終盤で一度だけCDをかけた際に、レコード再生時に耳につくおかしな響きは付加されていなかった。それを聴いて、あの独特の音質はアナログまわりの再生装置(プレーヤー、カートリッジ、フォノイコ)のグレードによるものだったのか!と初めてわかった。

    「オーディオフェアやオーディオ店の試聴室でないのだから、それは仕方の無いことなのだろう」と思いながらも、「せっかくあれだけの珍しいレコードを大音量で聴けるのだから、もっとグレードの高い音質で聴きたかったなぁ」と、帰りの列車の中で考えてしまった。

    やっぱり僕は、音楽だけでなく音質的にも一定のレベルを求めてしまうようだ。


    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    No title

    JDさん、こんばんは。
    まずはご来場、そしてご紹介ありがとうございます。
    お会いできて嬉しかったです。

    音については、申し訳なかったです。
    あまりそこまで考えていなかったというか、お店の機材をそのまま使わせてもらうだけなので、細かいところまで詰められないという事情もありますが。

    確かに高級機、ではないですよね。DDプレイヤーにMMカートリッジ(どこのカートリッジか、確かめもしませんでした)。ミキサーを通しているので、そのせいもあるかなとも思いましたが、それならCDも同じですよね(CDプレイヤーは、確かマランツでした)。

    付帯音の原因って、機器によるんでしょうかね。あるいはプレイヤーを乗せた台の不安定さなのか、シールドなのか…。

    ちょっと考えてみます。

    Re: No title

    鳩サブローさん、こんばんは。

    こちらこそ、ようやくお会いできて嬉しかったですよ。

    > お店の機材をそのまま使わせてもらうだけなので、細かいところまで詰められないという事情もありますが。

    やはりそうでしたか。
    でも、会場には僕のような考えの人は他にいなかったと思いますよ(笑)。
    つまり、アナログの音をCD以上の音で再生しようとアナログ機器に投資している人ですが。
    結局はオーディオファン(あるいはそれ以上)しかいないわけで。

    > 付帯音の原因って、機器によるんでしょうかね。あるいはプレイヤーを乗せた台の不安定さなのか、シールドなのか…。

    一番怪しいのはカートリッジそのものかなと思いました。次にフォノイコ。でも、もしかしたら、あのターンテーブルの音なのかもしれないですし。

    でも、まぁ本当に、機材的にはオーディオファン仕様でなくDJユースっぽいものに思えましたので、用途的にそういう音質だと思いました。

    ところで、22時までって、あっと言う間でしたね。
    それと、最初にかかった女性ピアニストのレコード、本当に目から鱗でした。
    そうか、フランキーはこの人を真似ていたわけか、と。びっくりでした。






    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    04 | 2017/05 | 06
    - 1 2 3 4 5 6
    7 8 9 10 11 12 13
    14 15 16 17 18 19 20
    21 22 23 24 25 26 27
    28 29 30 31 - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR