Dig the new breed

    『The Jam at the BBC』と違って、解散当時に発売されたこのLPは、購入時にはそれなりに聴いた。だから全体的にオフマイク気味のミキシングを施された音や収録曲はしっかりと覚えていた。

    けれども、ジャケットにコーティングや折り返しがあったことなんて、全く覚えておらず。

    英国盤『Dig the new breed』(POLD5075)

    DTNB0601 (4)
    *コーティング部分のみに黄ばみが出ていた、買った当初はそんなこと無かったと思う




    コーティングや折り返しなんて、購入時には全く関心がなかった。
    いつだったか(数年前)、リンク先のへどろんさんがブログで書かれていて「あれ、そうだったっけ?」と棚を探して引っ張り出して初めて知った次第(苦笑)。

    DTNB0601 (8)
    *裏も黄ばみはコーティング部分のみ

    でも、僕が当時英国盤をあえて買ったのは、レーベルが赤いPolydorでなく、独自のものだったからだ。それは忘れようがない。

    友人が買った国内盤は、何の変哲も無い赤いPolydorレーベルだった。
    あれは格好悪かった。ジャケットに丸く切抜きがあって、レーベル面を見せるようにデザインされていると言うのに……。

    DTNB0601 (19)

    DTNB0601 (22)


    さて、このライブ盤の収録音源は、77年~82年までの録音から選ばれており、簡単に言えば、live音源による編集盤だ。
    冒頭に記したように、全体的にオフマイク気味にミキシングが施されているのは、それこそが理由だろうと推測している。つまり、あえて同じようなミキシングに統一している、と。

    A-1の「In the city」は77年、the 100 clubでの録音。
    the 100 clubは日本で言えば所謂live house、僕が訪れた頃は現地で言えばJazz clubみたいな場所だった。そのため、スタジオ録音に近いオンマイク気味のミキシングのほうが、ここで演奏している感じが出たはず。

    けれども、他の収録曲はホールでの収録と思われ、さすがに1曲だけ違った音作りにするのを避けたと思われる。おかげで、このレコードはヘッドホンで聴くと臨場感のある音が聴けるのだが、部屋で聴くには大きな音量にしないことには、バンドが遠く感じられて、今ひとつ。

    数年?十数年?ぶりにしっかりと大きな音量で聴いたが、A-2~4のつながりは、今聴いても素晴らしい。
    このサウンドを聴くと、Jamこそが60年代のBritish beat groupの流れを正統的に受け継ぐ後継者だったと思えてならない。

    DTNB0601 (9)
    *内袋も専用のもの、数点の写真の他に収録曲と録音日時データが記されている

    オーディオ的に面白かった点を記す。
    僕のオーディオでは、スピーカーから前に前にとバンドサウンドが迫り、バンドの背後(つまり、奥側)に聴衆の反応が聞こえる・・・このようなことは無かった。
    そうではなくて、手前に聴衆(拍手、歓声、雰囲気)があって、その後ろにバンドがいるような音で聞こえる。
    つまり、聴衆の中の一人してlive会場に参加しているように聞こえるわけだ。

    DTNB0601 (13)

    これはもしかすると、僕のオーディオのセッティングが不十分で、そのように聞こえている可能性もあるが、これで正しいと信じている(笑)。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    こんばんは♪

    いやぁ、ご紹介恐縮です…♪

    ホント国内盤のレーベルは冴えないですよね…
    いいのは、ジャケ裏面のメンバーのメッセージの対訳があることぐらいっすかね?

    あとBIG BIRDみたいな、レアな曲があればもっと聴きたいっすけど…♪

    自分もA2〜4は最高だと思います!カヴァーとかしたくらいで…うふ♪

    Re: こんばんは♪

    へどろんさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    > いやぁ、ご紹介恐縮です…♪

    いえいえ、それを読んで「あれ?」と思ったので(笑)。

    > いいのは、ジャケ裏面のメンバーのメッセージの対訳があることぐらいっすかね?

    国内盤には対訳があったんですね。それは知らなかった。
    でも僕はもう日本語も英語もほとんどライナーノーツや対訳を読まなくなってしまいました。
    たぶん、文字の大きさが小さすぎるから嫌になるようです(苦笑)。

    > あとBIG BIRDみたいな、レアな曲があればもっと聴きたいっすけど…♪

    確かに、この曲はここでしか聴けないですね。

    > 自分もA2〜4は最高だと思います!カヴァーとかしたくらいで…うふ♪

    それって、音源残ってますか?
    もしよろしければ、聞かせてください(笑)。是非!


    タイムリー

    ちょうど最近このアルバムCDで聴いていました。

    ちょっとこのアルバム虐げられている感じがするんですけど気のせいでしょうか?

    アナログボックスでもわざわざstudio albumsと
    銘打って出さずとも、たった1枚なんだそライヴ盤
    も加えてやればいいのにと思ったり。

    廉価再発CDにもこの盤は出てこなかったり。

    不遇をかこっています(と、ずっと感じています)けどすごいいいアルバムですよね。

    それにしてもCDのしょぼいデザインしか目にしたことありませんでしたが、やっぱりオリジナルのデザインはいいですね〜。そして日本盤のそのレーベルはないですよね。UK盤探してしまいそう。。。

    Re: タイムリー

    Columbiaさん、こんばんは。

    > ちょうど最近このアルバムCDで聴いていました。

    そうでしたか、それはそれは。
    実は僕も、All mod consを久しぶりに聴いて以来、Jam作品をかなりの頻度で聴いています(笑)。

    > ちょっとこのアルバム虐げられている感じがするんですけど気のせいでしょうか?

    特にはそういう考えは持たなかったですが、言われてみれば、そうなのかも。

    > それにしてもCDのしょぼいデザインしか目にしたことありませんでしたが、やっぱりオリジナルのデザインはいいですね〜。そして日本盤のそのレーベルはないですよね。UK盤探してしまいそう。。。

    日本では大量生産される製品・商品の一つだったんでしょうね。

    ちなみに某Yオクでは英国盤、結構安価に出てますね。
    折り返し無しのものや、レコード番号が変わったもの、
    丸いくり抜きなしのものなど、後発盤も出てて、それらは初めて見ました。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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