FC2ブログ

    Rolling Stonesの1stアルバム(9)デジタルリマスター盤

    現在は廃盤となっているが、英国オリジナル1stのCD化がなされた際に、CD用のマスターを使ってプレスされたのがこのレコード。
    1019 (8)

    ジャケット、盤ともに西ドイツ製だが、前回取り上げた西ドイツ盤とは使われているマスター音源が違うため、西ドイツ再発と言うよりもデジタルリマスター盤・欧州プレス扱いの方が正しい気がする。
    STEREOとあるが、実際はMono。

    ジャケット表は英国盤と同じデザインだが、Deccaマークが無くなり、これはこれでまた少し違った印象を受ける。
    1019 (6)

    裏ジャケットも基本的には同一デザインだが、ひと回り小さく印刷されている。
    1019 (7)

    使用されている音源は、英国の通常プレスOpen Deccaや再発のBoxed Decca同様、「Tell Me」がカットアウトする最長バージョン。同時に発売された英国盤CD、日本盤CDも同じ音源だった。

    このレコードの音は、それまでのアナログ盤とは違って、低域が太く、高域の強調されている部分も従来盤とは違っている。
    独自の音の部類。

    僕のオーディオだと、同じ音源を使用しているにもかかわらず、CDとCDマスターを使用したレコードとを聞き比べると、レコードの方が音に薄っぺらさがない。また、微妙なニュアンスの表現や、音の安定感存在感などもレコードの方が優れているように思う。比較するとCDの音はこじんまりした音と言うのが正直なところ。
    それはBeatlesの旧CDとその音源を使ってプレスされたレコードについても同様だ。
    *追記:「音の安定感」と言う言葉を使ったが、この言葉が誤解を招く恐れもあると思い、もっと適切な表現はないものか考えた。
    イメージとしては、CDでは音がこじんまりしている(不安定では決してない)が、アナログでは音像がひと回り大きく、しかも眼前に奏者の存在を感じられる音で再現される。
    CDマスターを使った盤ではないが、英国GoldのPPMはこの感覚=存在感が圧倒的に強い。 やはり、「存在感」に置き換えた方が良いのかもと思い変更した。

    なので、昨年のBeatlesリマスターの際に「Beatlesの旧CDは元から音が良かった」などと書かれた記事にはちょっとびっくりだった。当時のCDへの音声信号の記録技術はアナログ以下だとしか思えない。
    少なくとも、僕の再生環境ではそのような結果となっている。
    唯一CDが優れていたのは、左右チャンネルの音のセパレーションの良さだ。当然ステレオ盤での話。

    確かに僕のオーディオの投資額では、アナログプレイヤー+カートリッジ+フォノイコライザーの方がSACD・DVDオーディオ・プレイヤーよりも高額になっているのだが、現在のオーディオ製品の価格差からすると、だいたい同等のランクだと思っている。
    *ちなみに、僕がアナログ再生で目指している音は、CDやSACDに負けないような、音の立ち上がりが速く、解像度が高く、情報量が多く、それでいて質感の高い音であって、懐かしい音やら暖かい音などは全く目指していない。
    その場で演奏が展開されるようなサウンドを目指している。

    逆にRolling StonesのDSDマスタリングによるSACDと、同じ音源を使用したアナログでは甲乙付けがたいと言うよりも、SACDの方がやや上回っているように思っている。
    それでも、DSDマスターを使用したアナログの音はオーディオ的にはオリジナル盤よりも解像度も鮮度も高く聞こえる。

    そのDSDマスターを使ってプレスされたのがこちら。
    1019 (13)
    1019 (14)

    僕の中では(持っていないMFSLボックスはどんな音か知らないが)、Rolling Stonesの1stアルバムの最高音質のレコードはこのレコードだ。残念ながら米国盤仕様なのだが。

    しかし、近々新たな高音質アナログの60年代ボックスが発売されるが、そこに収録の1stは英国仕様となっている(画像はAmazonの商品説明より)。
    51QK422DVCL__SL500_AA300_.jpeg
    関連記事
    スポンサーサイト



    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    12 | 2020/01 | 02
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 31 -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR