The Jam at the BBC
最近このCDをよく聴いている。
『The Jam at the BBC』(2002年の発売)
*アウターケースに2枚組CDとボーナスCDを収納
僕にはよくあることだが、これも発売当時CD店で見かけてすぐに購入し、付属の限定ボーナスCD(79年のlive)を一度聴いたきり棚の中で眠っていた。
実際、当時はもうJamを聴きたいなどとは全く思っていない時期だった。それでも、気になって買ってしまったわけだ。
だから、本編の2枚組CD部分は、実は先日初めて聴いた(苦笑)。
感想として、本編CDに含まれる78年と81年のlive in concertがあれば、79年のボーナスディスクは、「ボーナスCD扱いで十分かも」と思えた。
それは、4thLP収録曲の半数以上が好きでないと言う個人的な理由がないわけではないけれども(苦笑)、特に78年のlive音源が最高だったからかも。
*ブックレット、アウターともに曲目表示の文字が小さすぎて読めない!
BBC向けの録音は、エンジニア、録音機材、録音条件(時間)等により、通常のレコード用の録音よりも粗が出る場合が多いように経験的に思っている。
それは、できあがった放送用音源を正規のレコードのテイクと比較しての感想なので、正しいかどうかは断言できないけれど。
そうは言えど、Jamのような3ピースのバンドにとっては、それほどサウンドに大きな差が出るとは思えず、実際、初期楽曲のBBC音源を聴くと、レコードと大差はないように思える。大きな違いはやはり音質かな、と。
Polydorから発売された彼らの初期作品は予想以上に音質が良く、40代を過ぎてオーディオセットが10代20代の若かった頃よりもずっとグレードアップした後、英国盤LPで聴いたときは、その豊かな音に驚いた。
BBC音源はそのあたり譬えるなら、昔のチープなオーディオセットで聴いていたような音に聞こえなくもない(ちょっと言いすぎか)。
けれども、彼らのはちきれんばかりのパワーはしっかりと収録されている。
Disc2の4曲目まではそんな印象だけれど、5曲目の「 Absolute Beginners」でサウンドが一変してびっくりさせられる。
と言うのも、その4曲目と5曲目の間にはBBC録音に2年のブランクがある。残念ながらこのCDセットでは、この間のグループのサウンドの変遷を聞けないのだ。
実際、その間には全くBBCラジオ用の録音が無かったのかもしれないが。
それにしてもグループの個性がもっともオリジナルな形でまとまって結晶化していたと僕が思っているのが、シングル「Going Underground」、「Start」なので(共に1980年)、その期間の録音が全く存在しないのは痛い。その点だけは唯一非常に残念に思う。
*裏面
そうそう、録音についても何とかして欲しかった点があった。
live in concertの録音で、Drumsをステレオ収録するのは良いとしても、左右にかなり大きく振り分けるミキシングは今ひとつだ。これって、ヘッドホンで聴くとそれほど悪くないが、オーディオセットで聴くと、どうしようもない。特に全体的にオフマイクっぽいミキシングをされているにも関わらず、Drumsだけがオンマイク収録のようなミキシングとなっているので、なおさらだ。
あと一つ言うなら、78年のconcertでのBruceのベースの音量が小さい。
特に、周波数帯域としての低音域収録に失敗したのか?ギターと同じような帯域の音がメインになっている。これもマイナスポイント。
とは言え、この音質で聴けるLive音源が残っていただけでも良しとせねばいけないのかも。
それらを除けば、スタジオ録音について言えば、レコード(CD)で聴くよりも少し生な姿の彼らを聴けるし、ボーナスディスクを加えると78年、79年、81年のlive in concertを聴けることもあり、今となれば、発売当時躊躇せずに買って正解だったなぁと思う。
『The Jam at the BBC』(2002年の発売)
*アウターケースに2枚組CDとボーナスCDを収納
僕にはよくあることだが、これも発売当時CD店で見かけてすぐに購入し、付属の限定ボーナスCD(79年のlive)を一度聴いたきり棚の中で眠っていた。
実際、当時はもうJamを聴きたいなどとは全く思っていない時期だった。それでも、気になって買ってしまったわけだ。
だから、本編の2枚組CD部分は、実は先日初めて聴いた(苦笑)。
感想として、本編CDに含まれる78年と81年のlive in concertがあれば、79年のボーナスディスクは、「ボーナスCD扱いで十分かも」と思えた。
それは、4thLP収録曲の半数以上が好きでないと言う個人的な理由がないわけではないけれども(苦笑)、特に78年のlive音源が最高だったからかも。
*ブックレット、アウターともに曲目表示の文字が小さすぎて読めない!
BBC向けの録音は、エンジニア、録音機材、録音条件(時間)等により、通常のレコード用の録音よりも粗が出る場合が多いように経験的に思っている。
それは、できあがった放送用音源を正規のレコードのテイクと比較しての感想なので、正しいかどうかは断言できないけれど。
そうは言えど、Jamのような3ピースのバンドにとっては、それほどサウンドに大きな差が出るとは思えず、実際、初期楽曲のBBC音源を聴くと、レコードと大差はないように思える。大きな違いはやはり音質かな、と。
Polydorから発売された彼らの初期作品は予想以上に音質が良く、40代を過ぎてオーディオセットが10代20代の若かった頃よりもずっとグレードアップした後、英国盤LPで聴いたときは、その豊かな音に驚いた。
BBC音源はそのあたり譬えるなら、昔のチープなオーディオセットで聴いていたような音に聞こえなくもない(ちょっと言いすぎか)。
けれども、彼らのはちきれんばかりのパワーはしっかりと収録されている。
Disc2の4曲目まではそんな印象だけれど、5曲目の「 Absolute Beginners」でサウンドが一変してびっくりさせられる。
と言うのも、その4曲目と5曲目の間にはBBC録音に2年のブランクがある。残念ながらこのCDセットでは、この間のグループのサウンドの変遷を聞けないのだ。
実際、その間には全くBBCラジオ用の録音が無かったのかもしれないが。
それにしてもグループの個性がもっともオリジナルな形でまとまって結晶化していたと僕が思っているのが、シングル「Going Underground」、「Start」なので(共に1980年)、その期間の録音が全く存在しないのは痛い。その点だけは唯一非常に残念に思う。
*裏面
そうそう、録音についても何とかして欲しかった点があった。
live in concertの録音で、Drumsをステレオ収録するのは良いとしても、左右にかなり大きく振り分けるミキシングは今ひとつだ。これって、ヘッドホンで聴くとそれほど悪くないが、オーディオセットで聴くと、どうしようもない。特に全体的にオフマイクっぽいミキシングをされているにも関わらず、Drumsだけがオンマイク収録のようなミキシングとなっているので、なおさらだ。
あと一つ言うなら、78年のconcertでのBruceのベースの音量が小さい。
特に、周波数帯域としての低音域収録に失敗したのか?ギターと同じような帯域の音がメインになっている。これもマイナスポイント。
とは言え、この音質で聴けるLive音源が残っていただけでも良しとせねばいけないのかも。
それらを除けば、スタジオ録音について言えば、レコード(CD)で聴くよりも少し生な姿の彼らを聴けるし、ボーナスディスクを加えると78年、79年、81年のlive in concertを聴けることもあり、今となれば、発売当時躊躇せずに買って正解だったなぁと思う。
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