Ready Steady Who

    今回も7インチ盤の紹介を。
    1966年11月に発売されたReactionレーベルからの唯一のWhoのEP
    『Ready Steady Who』(Reaction 592001)。

    RSW0422 (3)
    *写真上が英国オリジナル、左下は再発、右下はスウェーデンオリジナル

    当然ながらモノラル盤のみの発売。




    RSW0422 (5)
    *英国オリジナル、コーティングジャケット

    ご存知の通り、このEPにはA面に2曲、B面に3曲の5曲が収録されている。
    RSW0422 (14)
    *英国再発盤裏(クリックで拡大)

    しかし、A面2曲目の「Circles」は、Whoのシングル「Substitute」のB面として発表済み(だったが、訴訟問題ですぐに別曲に差し替えられた)。
    所謂the Who produced version。

    RSW0422 (9)
    *英国オリジナル裏面


    僕はその昔、80年代に再発(型番WHO 7)された際に購入した。

    RSW0422 (10)
    *英国再発盤、光の反射があるがジャケットはコーティング処理なし

    過去に何度も記しているが、当時は今と違ってWhoの初期のdiscographyを知る手立てがなく、このEPそのものが一体どういう由来なのかもわからず、手に入るWhoのレコードということで購入した。

    RSW0422 (15)
    *再発盤裏面、その2

    それに、ジャケット写真やタイトル、さらには裏面のライナーノーツの内容からして、「これはきっと英国のTV番組Ready steady go!でのスタジオライブ音源だろう」と、とても期待して買って帰り、うちで再生して「いっぱいくわされた!」という結果になった。なんだ、スタジオ録音ではないか!

    おそらく、66年当時の英国でも僕と同じように購入して、だまされた!と思ったファンが大勢いたことだろう、たぶん(笑)。

    とは言え、僕にとってはA面1曲目の「Disguises」、B面の「Batman」、「Barbara Ann」が聴けることもあり、このEP再発の少し後(記憶では数年後)に出たLP『Rarities vol.1』が登場するまでは、それなりに重宝した。


    僕が持っているのは、冒頭の写真のとおり、英国オリジナルEP、英国再発EP、そしてスウェーデンオリジナル盤の3種類。

    RSW0422 (17)
    *スウェーデンオリジナル盤、ジャケットは両面コーティングで美しい

    英国盤はオリジナルも再発も同じ傾向の音で、両者は音質的に遜色ない。音溝が別なので、原盤は違うようだが、同じマスターテープを元にしているのだろう。
    スウェーデン盤は、英国盤よりも低域が太い。盤質が良ければよい音質で聴けるのではなかろうか(僕のはVG+)。

    RSW0422 (19)
    *同裏面

    次のWhoの7インチボックス、Reactionボックスに収録されるとの噂だが、きっと音質的には違ったものになるだろう。もっと高音質になるのではと期待している。


    そう言えば、書いていて80年代の再発盤購入当時のことを思い出した。
    当時はまだ輸入レコード(新品)を売る小規模な店が多くあった。
    よく立ち寄る店の数店にEPは入荷していたので、一番安い店で買うことにした。
    それにしても、EPの後に別のレコードが発売されるに違いないと思えたので、それから少なくとも週に一回は、Whoの新たな再発盤(当時期待してたのは、初期のシングル盤)が出てないかチェックを重ねた。たぶん2ヶ月くらいは。
    結局、何一つ登場しなかった・・・。


    ところで、EP裏のライナーにあるように『Ready Steady Who』と題されたTV放映があったはずなのだが、僕はこれまでブート映像・ブート音源、どちらも目にした(耳にした)ことがない。
    そのあたりご存知の方がいれば、情報が欲しいところ。
    もしかしたら、あの映像がそれだったのか!となるかもしれないが。


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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    こんにちは
    >当時は今と違ってWhoの初期のdiscographyを知る手立てがなく

    ほんとにそうでしたね。自分は83年頃に聴きはじめたのですが何が発売されていたかすらわからない。タワレコなど近くにありませんし中古店やデパートの催事で来る中古盤セールでいつもフーのレコード探してましたが物自体が少なくて。86年頃に立風書房のロック名盤レコード&ビデオガイドというディスコグラフィー本でようやく大まかなリリース順を知りましたが1stの写真はUS盤、2ndはBacktrackの番号だったり日本盤に至っては廃盤と記されているのみ。米LP Magic Busにも日(廃盤)となっている始末・・・
    シングル盤の情報など書いてあるわけでもなく編集盤に一曲でも聴いたことの無い曲が入っていたら必ず買ってましたね。
    ミュージックマガジンのアンケート葉書にフーの特集をやってくれと書いたら掲載されまして、その後レココレで特集された時は嬉しくて2冊買ったりして。
    なんか他愛のない長文ですみません。

    Re: タイトルなし

    磁○×さん、こんばんは。

    Keith Moonが亡くなったときや映画版の『Quadrophenia』公開時、アルバム『Face dances』発表などの際には少しづつWhoが取り上げられましたが、僕の記憶では当時中高生が買えたFM雑誌等には詳しいdiscographyが載っていた記憶がありません。覚えていないだけなのかもしれませんが。

    Beatlesのアルバムなんて簡単に発売順や発売アルバムがわかるのに、Whoは何が発売されていたのか、何枚発売されていたのかさえわからない状況でした。

    Polydorから1500円のハードロック名盤シリーズが出た際に、A Quick one、Sell out、Direct hitsが発売されましたが、レコードのライナーにもそういう情報は載っておらず、以前取り上げたようにA Quick oneの帯の文句も滅茶苦茶でした。

    その後はもっとひどい状況が続きましたね。
    本当に暗黒時代。磁○×さんが言われることは良くわかります。
    あの頃を過ごした人は皆同じことを言うような気がします。

    CD時代の90年代になり一気に状況が変わりましたね。
    そして今では嘘みたいな状況です(笑)。

    No title

    >それに、ジャケット写真やタイトル、さらには裏面のライナーノーツの内容からして

    こりゃ詐欺ですね(笑)
    ライナーノーツみたら誰がどう見てもレディ・ステディ・ゴー音源だと思いますね、絶対。

    そしてこれはA Quick Oneボックスのチビジャケ?に入っていましたね。現物初めてみました。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。

    > こりゃ詐欺ですね(笑)
    > ライナーノーツみたら誰がどう見てもレディ・ステディ・ゴー音源だと思いますね、絶対。

    ですよね(笑)。

    > そしてこれはA Quick Oneボックスのチビジャケ?に入っていましたね。現物初めてみました。

    そうでした、あの高額なボックスセットに小さなジャケットが入ってました。
    僕はさらにその後、マスタリングをやり直して簡易版として登場したセットも買いました。
    完全にカモにされています(笑えない)。




    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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