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    John Lennon / Plastic Ono Band(2)

    先日の「Double Fantasy Stripped Down」の記事でも書いたが、今年のJohn LennonのリマスターCDは全く購入する気がなかった。しかし、赤盤・青盤の特集をしたレコードコレクター誌に掲載されたリマスターCDの記事を読むと、どうしても聴きたくなり3枚だけ購入した。個人的には赤盤・青盤の記事よりもこちらの方が価値があった。
    最初に聴いた「Rock’n roll」の音質が非常に良かったので、追加で他のタイトルも購入してしまった。

    John Lennon / Plastic Ono Bandも購入したが、やはり日本盤レコードの低音とは全然違っていた。けれども、他のアナログよりも出ているし、それ以上に、低いところまでズシンと落ちるように再生されるのが心地よかった。
    解像度で言えば、明らかにアナログを上回っていて、1世代以上マスターに近づいたような印象だ。

    ただし、英国盤や日本盤と比較するとハイ上がりで中音域の厚みにかける。
    僕のオーディオ環境では今回のリマスターCDの音の傾向に近いのは、レココレ誌記事とは違って米国盤だ。厳密には中高域が米国盤っぽく、低域は英国盤っぽい(笑)。

    では、アナログに。こちらが米国盤。
    JL1.jpg
    ジャケットはダンボールのような?紙質だ。表面は、わかるようにわざとフラッシュをたいて撮影。
    JL1 (2)

    歌詞が印刷されたインナースリーブは白色。レコードの取り出し口が英日とは違っている。
    JL1 (4)
    JL1 (6)

    レーベルも米国盤のみ独自のApple。
    JL1 (7)
    JL1 (8)

    次は英国再発。実は僕はこのレコードの音が一番バランスが良いと思っている。
    ジャケットはコーティングされておらず、ニス塗り仕上げと言うのか?艶はある。
    上がオリジナルで下が再発盤。
    JL1 (21)
    インナーに歌詞の印刷はなかったが、レーベルはオリジナルと同じタイプ。
    JL1 (28)

    マトリクスが両面3。片面にHTM刻印があり、両面1Uの盤と曲ごとの音溝を比較するとカッティングし直されていた。
    HTM刻印のあるレコードはBeatlesの再発盤もそうだが、僕の印象では音が良い。

    A面1曲めの「Mother」で比較した英米日盤の音の傾向は次の通り。
    1. 英国オリジナル 音にやや翳りがあり、高域が少し弱いためシンバルやボーカルが目立ちにくい。中低域は普通。
    2. 米国オリジナル 高音域が立っているのでシンバルやボーカルは際だつ。しかし、中低域は薄い。何よりもカッティングレベル(音量)が低いので、音が小さいのが難点。
    3. 国内オリジナル 英国同様やや翳りのある音。ところがバスドラ、ベースの音量がものすごく大きく、バランス的には低域がかなり強め。その割りにベースは今回のリマスターCDのように沈み込むような低域まで再生される印象はない。
    いずれにせよ非常に独自の傾向の音。
    4. 英国再発 英国オリジナルにあった翳り部分は若干弱まり、高域が出るようになった。低域はオリジナル同様。そのため、全体的にバランスよく聞こえる。音の鮮度もオリジナルと比較し遜色ない。
    このレコードも今回のリマスターCDに近い傾向と言えるが、あれほどには高域がきつい印象はない。

    *あくまで僕のオーディオ機器での印象なので、再生環境が変われば(特にカートリッジが変われば)違った結果となることは承知いただきたい。

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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    日本盤オリジナルの音質傾向に同意

    UK盤は2U/3U盤を所有しています。
    このUK盤と比較すると、日本盤の低域のブーミー感は特有な気がします。

    Re: 日本盤オリジナルの音質傾向に同意

    KOJIさん、こんばんは。
    初めまして。
    コメント、どうもありがとうございます。

    > UK盤は2U/3U盤を所有しています。
    > このUK盤と比較すると、日本盤の低域のブーミー感は特有な気がします。

    そうですね、UK盤もUS盤もあのような強力な低域の張り出しがないので、日本盤特有の音としか考えられません。ところが、昨年秋のRemaster CD発売以降に一挙に数多く発売されたJohn Lennon関連の音楽誌に、このことを書いていたライターはいなかったですね。
    それもまた不思議に思いました。Remaster盤の話題の中心は、アナログ盤の音との比較になっていたので。

    僕など、日本盤を一番長く(しかも音楽を最も貪欲に吸収していた時期に)聴いていたので、自分の中ではあれがスタンダードになってしまっていて、ちょっと困ったところもあります。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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