The Brunswick Singles (7'' Vinyl) / Who 到着

    *4/12追記:「I'm the face」に関しての内容は、訂正した。
    コメント欄に磁○×さんから情報をいただき、同曲収録のCDを久しぶりに聴いたところ、今回のシングル盤に使われた音源とは別だった。音のバランスやミキシングから判断すると、今回の音源はオリジナルではない可能性が高いように思えた。但し、付属のブックレットには、「Instant party mixture」以外は全てオリジナルmixからmonoでリマスターしたとある。


    待たされるかと思っていたWhoのBrunswick Singlesが届いた。

    Brunswick Singles (20)

    受け取ってみると軽い!
    盤は重量盤との話だったのだが……



    シュリンクの上にはこのようなシールが。

    Brunswick Singles (4)

    やはり、Heavyweight vinylとある。

    そこで試しに1枚計測してみる。
    ±1gの誤差があるとして、今回の盤は40g。
    それに対して、オリジナル英国シングル盤は35g。2004年のシングルボックス収録の盤も35gだった。
    だから、確かに5g重い。

    でも、Beatlesの再発EP『Long tall sally』はずっしりとした重さで、あれこそがHeavyweight vinylの言葉通りだと思う。
    計ってみると60gあった(笑)。比較にならない。

    印象としては、今回の盤ではHeavyweight vinylと言うには物足りない。

    Brunswick Singles (8)
    *箱表面

    Brunswick Singles (11)
    *箱裏面

    とは言え、今回のBoxセット用にJohn Astreyが新たに16曲をシングル盤用にremasteringしたとのこと(デジタル領域でのマスタリングと推測)。

    カッティングは、どうぷさんのブログ「どうぷのHarf time shuffleな日々」で紹介されていたWhoの『Hits50!』と同様、Miles Showellによるアビー・ロード・スタジオでのハーフ・スピード・カッティング。
    今回のBoxセット付属のライナーにそのことが記されている。

    Whoの『Hits50!』には、その旨の記載がなく、欧州盤と米国盤とで原盤のカッティングプロセスが異なるから省略した可能性がある(欧州プレスがハーフ・スピード・カッティング)。
    *ちなみに、高音質盤として日本でも有名なMFSL盤が当初からハーフ・スピード・カッティングによる原盤製作を行っている。


    今回、僕が一番楽しみにしていたのは、当時オクラ入りとなった「Circles/Instant party mixture」でなく、Fontanaから発売されたHigh Numbersの唯一のシングル「Zoot suit/I'm the face」で、特に「I'm the face」だった。

    「I'm the face」は、LP『Odds and sods』に収録された際にはtrue Stereo音源だった。
    つまり、64年当時のシングル用マスターでなく、マルチトラックマスターからのremix stereo。

    ところがその後、CD4枚組ボックスセット『Maximum R&B』で登場したときには、オリジナルのモノ音源を使用したかどうかは不明であるが、おかしなエフェクトが全体にかけられ、まるで伸縮するような気持ち悪い音質になっていて、ひどくがっかりさせられた。まるで、dbxをonにして録音したテープをoffにして再生したときのような……。
    *追記:『Maximum R&B』収録版は新たなstereo remix、おかしなエフェクトというかコンプが強すぎるのかも

    だから今度こそ、まともなmono音源で聴けるのでは?と期待していたのだった。
    そして、実際に問題なかった!
    *訂正:確かにmonoだけど、オリジナルのmono mixではなかった

    ようやく聴けたという印象があるが、もしかすると、何かCD時代の編集盤等に既に収録されていた可能性もある。
    そのあたり、この15年の間にあまりにいろいろと登場したので、僕のチェック漏れの可能性も否定できない。
    *追記:93年のサントラCDに収録だった、恥ずかしながらすっかり忘れていた

    シングルとしては初登場の「Circles/Instant party mixture」だが、B面は今回用に3トラックマスターから新たにmono mixを製作したとのこと。
    A面はShel Talmyとの和解後に発掘されたrough mix versionを採用。
    まぁ、B面も制作途上で終わった曲なので、両面そんな印象を受ける。

    最後に音質・盤質だが、ほぼ予想通り、普通に満足できるレベル。

    「Can't explain」を聴いた感触は、前述の『Hits50!』と同じような印象。
    2004年のシングルボックスと比較すると、今回のほうが少しだけ自然な音になったような。
    英国オリジナルシングルよりも低音域が分厚いのが(2004年盤も含め)個人的には好きでない。それがマスターテープの音だと言われれば、そうなのか、と思うものの。

    Brunswick Singles (15)

    なお、初めてこのボックスの登場を紹介した際に、Shel Talmyが嫌がらせ発売したシングルは2枚と記したが、正しくは3枚だった。「la-la-la-lies」を忘れていた。
    失礼。




    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    No title

    おお!もう届いたんですね。
    私も注文しておりますので楽しみです。

    45rpmのハーフスピードカッティングということで結構期待しています!明日には届くだろうなと踏んでいますが。。

    I'm The Face

    当方も発送されて今日には手にできそうです。I'm The Face のモノですがCDではrリミックス以前の1CD サントラQuadrophenia /Polydor 314-519-999-2 に収録されてませんか?(リミックス盤はステレオでフェードアウト…)、フォンタナのシングルボックスとやらのCDシングルと7インチのI'm The Face /Zoot Suit や
    Back Doorレーベルの再発盤 Thuru' The Back Doorのオマケ7インチなども一応モノっぽいんですが高音域に広がりを持たせてる感じで偽ステぽいんですよねぇ…
    今回はようやくZoot SuitがA面に復帰というのがなんとも喜ばしいですね

    本物は手が出ませんし…

    Re: No title

    Columbiaさん、こんにちは。

    > 私も注文しておりますので楽しみです。

    もう届いているでしょうか。

    > 45rpmのハーフスピードカッティングということで結構期待しています!明日には届くだろうなと踏んでいますが。。

    まだ6枚だけしか聴けておらず(笑)。
    うち、「The kids are alright」のみ盤質というか、プレス品質が冒頭30秒ほど良くなかったです。

    今回のマスタリングはシングルレコードを意識しての音作りをしたのかなと思える部分もあります。
    おそらくカッティングの際でなく、マスタリング時に。
    あくまで推測ですが。



    Re: I'm The Face

    磁○×さん、こんにちは。
    情報ありがとうございました。
    やっぱりあったんですね。僕もずっと引っかかっていて、でも思い出せませんでした。

    >I'm The Face のモノですがCDではリミックス以前の1CD サントラQuadrophenia /Polydor 314-519-999-2 に収録されてませんか?

    はい、棚から探し出しました。
    良かった(笑)。

    これを聴いて発見してしまいましたが、今回のシングルボックス収録のモノラル音源は、このCDの音源とは違ってますね。残念ながら今回のは新たにモノミックスしなおしただけのように思えました。
    先述CD収録音源はギターソロの部分、聴いたことのない奇妙なリバーブがかかっていて、背後の2ndギターのソロもちゃんと聴こえます。最後は終わりかけで何故かフェードアウトですが、これがオリジナルモノミックスのように思えます。

    >(リミックス盤はステレオでフェードアウト…)、

    これも久しぶりに聴いたら仰るとおりステレオremixでしたね。
    音が変だし。

    >フォンタナのシングルボックスとやらのCDシングルと7インチのI'm The Face /Zoot Suit やBack Doorレーベルの再発盤 Thuru' The Back Doorのオマケ7インチなども一応モノっぽいんですが高音域に広がりを持たせてる感じで偽ステぽいんですよねぇ…

    そうなんですか。聴いたことがないので、一度聴いてみたいですが、もう中古でも目にしないですね。

    > 今回はようやくZoot SuitがA面に復帰というのがなんとも喜ばしいですね
    > 本物は手が出ませんし…

    それにしても30年以上ずっと「I'm the face」がA面と言われていたのは何だったんでしょう?
    現物を持っていればすぐにわかる話なのに。
    それも腑に落ちません。


    I'm the face

    こんにちは。

    シングルボックス、重量盤ではないんですね。来週には届きそうなので楽しみにしていましたが残念です。

    I'm The Faceですが、2011年の紙ジャケにもモノで収録されていたと思います。
    ただあれは国内所有マスターテープからのリマスターらしいので今回のものとは違いそうですが…。

    ローソンにて引き取ってまいりました
    しっかりプッシュアウトセンターになってますね。Love Me Doの復刻シングルみたいにレーベル印刷でごまかさずこれには拍手です… I Can't Explainの微妙なレーベル違いも再現されてますし フォントだとか違う部分もありますが良い出来だと思いました。これからReaction/Track/Polydorと続くんでしょうかね。 オリジナルシングルは頑張って集めてますがこういう企画も楽しいものです。

    Re: I'm the face

    dr.pepperさん、こんばんは。

    ちょうどI'm the faceについて新たにアップしている時と重なりました。

    > シングルボックス、重量盤ではないんですね。来週には届きそうなので楽しみにしていましたが残念です。

    ちょっとだけ通常盤より重いので、そのあたりをどう判断するかですね。

    > I'm The Faceですが、2011年の紙ジャケにもモノで収録されていたと思います。
    > ただあれは国内所有マスターテープからのリマスターらしいので今回のものとは違いそうですが…。

    2011年の紙ジャケットシリーズは、remix音源を使わずに、オリジナル音源のremasterを使用しての発売分ですね。そうか、あの時点で日本盤にもMonoオリジナル音源が採用になったんですね。
    それなら価値がありますね。
    情報ありがとうございます。

    Re: タイトルなし

    磁○×さん、こんばんは。

    > しっかりプッシュアウトセンターになってますね。Love Me Doの復刻シングルみたいにレーベル印刷でごまかさずこれには拍手です…

    確かに、そういう部分の再現に関してはオリジナルに忠実と言えますね。

    > I Can't Explainの微妙なレーベル違いも再現されてますし フォントだとか違う部分もありますが良い出来だと思いました。

    僕もレーベルデザインの再現はなかなかうまくやってるなぁと思いました。

    >これからReaction/Track/Polydorと続くんでしょうかね。 オリジナルシングルは頑張って集めてますがこういう企画も楽しいものです。

    そうですね、7インチ盤ボックスはかなりマニア向けな気がするものの、手に取ると楽しいです。
    Reactionからは数枚のみなのでTrackとセットとなり、Trackからは枚数が多いから2箱に別れるのかなと推測しています。

    Reaction box

    こんにちは。たびたび失礼します。

    商品情報がAmazonに上がっていましたが、リアクション時代のボックスは5枚組のようです。
    Substituteを2種類とReady Steady Who!を入れてこの枚数なのかもしれません。

    ツイッターなどを見るとトラック期が15枚、ポリドール期が10枚だそうです。ちょっとバランス悪いですね(笑)
    トラック15枚組がいくらになるのか不安です。

    Re: Reaction box

    dr.pepperさん、こんばんは。

    もうリアクション時代のBoxの情報が出たんですね!
    お知らせありがとうございます。

    > 商品情報がAmazonに上がっていましたが、リアクション時代のボックスは5枚組のようです。
    > Substituteを2種類とReady Steady Who!を入れてこの枚数なのかもしれません。

    Substituteを2種類!
    それって反則技のような気もしますが、2枚のうち1枚のA面は米国シングルバージョンとかでしょうか。
    でもそれなら、あえて1枚は米国シングルAtocoレーベルでB面をWaltz for pigにすれば良い気がします。

    Ready Steady Who!
    忘れてました。なるほど。

    > ツイッターなどを見るとトラック期が15枚、ポリドール期が10枚だそうです。ちょっとバランス悪いですね(笑)
    > トラック15枚組がいくらになるのか不安です。

    本当にレーベルごとのBoxなんですね。
    価格ですが、TrackのBoxは枚数からするとReactionの倍とか。
    もしそうなら、結構しますね。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    03 | 2017/04 | 05
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 - - - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR