オーディオセッティング見直しに役立つCD他

    *2/26AM追記:技術的な補足を追加


    ネット(楽天市場)で偶然知って取り寄せ、使ってみるとなかなか利用価値があると思えたCDがこれ。
    『Nordst System Set-Up and Tuning Disc』
    と言っても、決して安価ではない。

    audio150221 (8)
    *白い解説書は日本語版

    よくあるオーディオチェックCDと違う点はいくつかあると思えたが、これを使ってスピーカーのベスト位置を見つけることが、ある程度可能になりそう。
    あるいは、リスニングポジションを見直しした方が良い場合があるかもしれない。



    記録された信号のうち、バーンインや消磁トラックなどは過去にもあったと思う。

    僕が面白いと思えたのは、ステレオ再生で音を室内で動かすトラック。

    日本語解説書を読まずに試してみると、上向きの動きの再現は、恥ずかしながら僕のスピーカー配置では正直わからなかった。おかしな斜め方向というか不思議な動きに思える。
    けれども、一度日本語解説を読んでから試してみると、脳内補正?されたらしく、音が上へ上がるように見える(聴こえる)。

    これまで上向きの音の動きなど全く意識したことがなかったので、それが理由なのか?とも思えたが、やはりこれは脳内補正効果だと思う。もっとしっかりとセッティングされたスピーカー配置なら、そんな補正以前に上向きの移動も見えているに違いない。

    横向きの移動、スピーカー周辺の左右の定位などは全く問題なく見えている(聴こえている)ので、横方向の音場再現は合格レベルなのではなかろうか。

    現状の配置を起点とし、ここから、上下方向の音の再現性を目指して、スピーカー周辺の家具などの配置を考え直さないと……。

    audio150221 (12)
    *スピーカー設置を決める独自の理論値も掲載(ここではあえて文字が読めないサイズにした)。但し、日本語版はYの二乗をY2としてあり、Yx2と誤解してしまう

    他に20Hzから上昇するスイープ信号がトラックの秒表示に合わせて再生されるトラックでは、何Hzから音が聴こえだすか興味津々だったのだが、ちょっと意外な結果となった。
    20秒から信号がスタートし、秒に沿って周波数が上がっていく。
    例えば25秒=25Hzなわけだ。

    一般的にはCDには可聴域の信号しか記録されず、それは標準20~20KHzということになっている。
    僕自身、20Hzが聴こえるかどうか(正しくは、感じられるか)、正直わからない。
    けれども50Hzであれば確実にわかるし、それ以下でもスピーカーの再生可能帯域であれば、それなりにわかるのでは?と想像していた。

    スピーカーによっては低域再生はかなり難しい場合がある。それは、スピーカーユニットが小型な場合。
    特にブックシェルフ型は50Hzどころか、もっと上の帯域からしか再生できない機種もグレードによって数多い。
    *2/26追記:小型スピーカーが低域再生に不利なのは、ユニットサイズが小さいからよりも、エンクロージャーの容量が小さいからのようだ、逆にユニットが大きくてもエンクロージャーの容量がそれほどでない場合にも低い周波数帯域まで再生できないらしい

    あるいは80年代までに製造された機種だとか。
    *80年代までに製造された機種では、(当時としては次世代に当たる)SACD/DVD-Audioに合わせた超高域再生、超低域再生に対応していない設計・製造だったことが理由

    引越し前に一時使って、今は元箱に収納したままとなっているKEFのLS50もカタログ数値だと47Hz~45KHz(-6db)となっている。
    *小型の割には頑張っている(笑)

    逆に、途中3年ほど使えなかったが、購入から10年ほど経過する現用のスピーカーは、低域はどのあたりから再生されるのか覚えておらず。たぶん38Hzくらいからとか?と思っていた。

    それもあって、40Hzくらいから聴こえるかなと想像していたのだが、低域は思ったよりも早く感じ取れたので、CDプレーヤーをpause状態にし一時停止の秒数を見ると33秒だった。つまり、気がついたのは32Hzとか、それぐらい。

    実はこのCDには、スイープ信号とは別に18Hz(CDの本当の限界再生帯域)から90Hzまで3Hz~5Hz刻みで20秒ずつ収録されたトラックがある。
    それで確認したところ、30Hzから音は感じ取れていた。
    *ちなみに、音量はかなり下げて試している、と言うのも、音量を上げるとスピーカーを傷める場合もあるからだ。

    さて、ここで問題なのは、スピーカーの再生帯域実力として30Hzからしか音が出ないのか、あるいは、僕自身が30Hzからしか感じ取れずなのか、どちらかわからないこと(苦笑)。

    audio150221 (14)
    *収録内容

    前述の低域再生トラックは18Hzから始まり、3Hz~5Hz刻みなので、約20トラックほどある。
    これで、どこかのトラックのみが音量が大きいとか、あるいはその逆だとかがあると、部屋の特性として低域が強まる、あるいは弱まるなどを判断できる。

    但し、セッティングを見直せば解消されるかもしれない。その場合は、部屋と配置の相乗効果だったのだろう。

    そのような診断用のCDなので、音質改善の役に立つと思う。
    但し、最初に記したとおり、決して安価ではない。


    さて、このCDとは別に、部屋を含めた音質改善用に非常に役立つと思って、高価だが思い切って購入した本がこれ。

    audio150221 (19)

    と言いながら、まだほんの少ししか読めておらず(これも年末に買った)。
    ちょっと読んだだけでも、結構興味深い。
    高価だが、手元に置いておきたい1冊だ。


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    テーマ : オーディオ
    ジャンル : 音楽

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    No title

    周波数の話は理論としてはよく読みますけれど、実際にどの周波数がどのように再生されているかを体験することはできないので非常に興味があります。

    もっとも、私の環境はそんなことを云々するような環境ではないので将来的にそのような場を持てるようになった場合のために機会があれば揃えてみたいと思います。

    Re: No title

    Columbiaさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    > 実際にどの周波数がどのように再生されているかを体験することはできないので非常に興味があります。

    高周波については、加齢に伴い聴こえなくなっていくことが知られていますが、低周波については、僕の経験では加齢に関係なく、感じることができる人は4人に1人くらいではないのかな?とも思っています。
    そういう意味では、試してみると面白いと思いますよ。

    > もっとも、私の環境はそんなことを云々するような環境ではないので将来的にそのような場を持てるようになった場合のために機会があれば揃えてみたいと思います。

    どんなCDプレーヤーを使っても確実にその周波数の音が出るので、あとはスピーカー次第(もしかしたらアンプも関係するかもしれませんが)。
    ユニットの直径以上に、スピーカーの容積が大事なのかもしれません……そのあたりの技術的なことには全く詳しくないのですが(苦笑)。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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