All the Best

    先日、レコードを整理していると久しぶりに目にしたこのレコードをとうとう聴いてみようという気になった。

    Paul McCartneyの『All the Best』の米国盤LP。

    PM20141123 (1)

    それは、いつもチェックしているブログのいくつかで、Paul McCartney&the Wingsの先日発売されたらしきアルバムのSDEやDEを最近になり目にしていたからだと思う。



    前にも書いたとおり、僕はBeatles解散以降のPaul McCartneyの作品については(いくつかの例外はあるが)初期作品を除き興味がない。

    このレコードを買った理由は、米国盤LPは(たぶん、国内プレス盤との比較で)めっぽう音が良いと言う噂を耳にし、その後偶然中古屋で安価で売られているものを見つけたからにすぎない。

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    *ジャケット裏面

    70年以降のPaul McCartneyの作品(Wings時代を含む)は81年ごろのアルバムまでは高校時代に友人から借りて聴いたのだけれど、わざわざカセットに録音して何度も聴きたいとは思わなかった。
    つまり、僕の嗜好に合わなかった。

    おかげで、とても気に入った最初のソロ『 McCartney』と『Ram』以外はLPを買うことがなかった。
    CDも同じで、90年代に出たその2枚のアルバムのCDのみ買った。

    だから、今回の『All the Best』はいつ買ったのか記憶にない。
    それだけでなく、買ったものの、聴きたいと思わなかったので、いつか聴くだろうとしまったまま何年か経過している。長ければ10年以上とか。

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    *レーベル

    そして、昨日から急にある曲が聴きたくなった。それは007映画の主題歌として作られた「 Live And Let Die」だった。

    この曲の音は、高校時代の友人のLP(国内盤)の音質しか記憶にない。今から30年以上も昔の記憶だ。
    だからなのだろう、まさかこれほど良い音で録音されていたとは。想像以上に良かった。

    目いっぱい音量を上げて聴いたが、眼前に広がる演奏空間は一発録音でなく、バンド演奏の上にブラスやストリングスをかぶせたものだとは推測するが、土台となるグループの低音域の安定感だけでなく、ピアノ、ブラス、ストリングス、パーカッションを含めたゴージャスなサウンドはとても心地よい。

    本当に、当時これほど良い音で録音されていたとは!と驚いてしまった。
    LPの1曲目(Side-3だが)にあることも音質に有利に働いていることだろう。

    PM20141123 (6)

    そして、続く「Another day」も予想以上に良い音だったのでびっくりだった。
    僕の記憶にある音=英国シングルでは、それほど左右の分離が良い印象ではなかったのだが。
    *今回実際に比較していないので、違いについてはわからない

    PM20141123 (5)

    このベスト盤の他の収録曲についても、一体どんな音がするのか?興味が湧いて、いくつか聴いてみた。

    サウンドよりもアレンジに関して今まで気づいていなかったが、「Silly love song」って、まるでBoz Scaggs風のAOR路線のストリングス・ブラス・アレンジだなと初めて知った次第。アルバム『Silk Degrees』を彷彿させる。

    それで気になって両者の録音時期や発売時期を調べてみると、何とアルバム発売時期は奇しくも同じだった。1976年3月。
    但し、録音時期は『Silk Degrees i』のほうが早く、前年の1975年9月のようだ。

    となると、当時ああいうアレンジが流行っていたのだろうか?


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    ポールマッカートニーの作品に関して

    ビートルズとソロになった後のポールマッカートニーは自分は同じくらい気に入っています。
    ポールマッカートニーの作品も何枚かUK版を購入しました。
    AlltheBestは日本、UK、USを持っています。
    巷ではUS版が音が良いと言われていますが、自分には差がよく分かりません、どれも良い音に聞こえます。
    といいますか、ビートルズとは音の質が劇的に良くなっているように思えます。特に低音がしっかりしていますし、中温から高音にかけても良いと思います。60年代と70年代の差でしょうか?あわやくば、ビートルズが70年代の環境下で録音されていたら、もっとすごい音で聞けたのでしょうね。

    Re: ポールマッカートニーの作品に関して

    cut&rinseさん、こんにちは。
    コメントどうもありがとうございます。

    > ビートルズとソロになった後のポールマッカートニーは自分は同じくらい気に入っています。

    僕の知る限り、日本人の同年代の人の場合10人中9人(以上)がそうですよ。
    僕のような嗜好の人は、とても珍しいと自分でも思っています。

    > AlltheBestは日本、UK、USを持っています。
    > 巷ではUS版が音が良いと言われていますが、自分には差がよく分かりません、どれも良い音に聞こえます。

    そうなんですか。
    国内盤も持っていたら比較したいところですが、さすがに僕の場合、このLPは聴かないので何枚も買えないです。
    US盤の音質は非常に良いですね。

    > といいますか、ビートルズとは音の質が劇的に良くなっているように思えます。特に低音がしっかりしていますし、中温から高音にかけても良いと思います。60年代と70年代の差でしょうか?

    まさに低音域の違いは別物ですね。
    音数が多いほど差があるように思えます。
    逆に70年代中頃だと、Beatles初期のようなシンプルな録音は難しかったのかな(音をうまくまとめる上で)とも思います。

    拍手コメントでいただいたご質問の件は、近いうちに、そういう視点から見たものをまとめてみようと思います。
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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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