使っているCD/SACDプレーヤーのDSD変換

    これまでにも何度か紹介しているが、僕が使っているCD/SACDプレーヤーは、既にdiscon.(2008/8生産終了)になってしまっているEsotericのSA-60という機種でCD/SACD以外にDVD-Audio盤の再生が可能。マルチチャンネル再生にも対応。
    それゆえに導入したわけだが。

    sa_60.jpg
    *メーカーHPより

    このプレーヤーの特徴の一つが、CDやDVD-AのPCM音源をDSD変換してアナログ出力する機能があること。つまり、通常のCDもDSDマスタリングしたCDのように聴ける機能がある。

    僕は通常、DSD変換モードを標準にしているので、CDもSACDもDSD再生になる。




    DSD変換/再生するCDは、通常の再生と比較して音がきめ細かくなることは確かだし、大元の音源が荒っぽい(粗っぽい?)音だった場合でも、エッジが少し柔らかくなる印象がある。

    音量が小さい場合、エッジ感の強いPCM再生の方がRock向きな気がするが、音量を上げた場合には、迫力的に十分なためエッジが立つことよりもきめ細かい音質で聴けるほうが好ましく感じられる。

    そのため、通常はDSDモードにしているが、時間帯や音楽の種類によって、再生モードを変えて使っているわけだ。

    ところで、CD音源、つまり44.1KHz/16bitのPCM音源をDSD変換して聴けるのであれば、わざわざSACDなんて買う必要があるのだろうか?と思う人がいるかもしれないな、と先日ふと思った。

    けれども、僕はこれまで一度もDSD再生するCDが、SACDと同レベルの音質になると思ったことがない。

    元々ディスクに記録された情報量が比較にならないのだから、44.1KHz/16bitのPCM音源をDSD変換したところで、CDの器以上に情報量の多いマスター音源(アナログあるいはデジタル音源)からDSD変換されたSACDと比較しても無理がある。

    けれども、誰もが聴き比べて「はっきりと次元が違う」と言い切れるほどに、両者に大きな差があるか?と問われたら、返事に窮する。

    まず、小音量では音傾向の差に気がついても、どちらが音が良いとは言えないレベルだと思う。

    だから結局のところ、オーディオ好きな人が、満足できる音量で聴けば音質差がわかる、としか言えない。
    そして、録音ソース(あるいは音楽ジャンル)によって、その差は小さくも大きくもなる。あるいは、使用するアンプやスピーカーの実力によって結果が大きく左右されるだろう。

    しかも、耳の肥えていない人(特に大人)だと、それなりのオーディオ装置で音楽を聴くことすら珍しいため、差に気づいたとしても、「CDでこれくらいの音質で聴けるのであればそれで十分だ」と言うのではなかろうか?

    それでもオーディオ好きだからこそ、その差に価値を見出してSACDを買うわけだし、自分の中ではその差を大きいと思ってしまうわけだ。


    一つ疑問なのは、DATなどCDとあまり変わらない器で録音されたデジタル音源をマスターにして発売されたCDが、新たにSACDとして、ある意味アップコンバートされて発売された場合、CDのDSD変換/再生を聴くのと変わらないのではないか?と理論上思えること。

    そのあたり、SACD化あるいはHi-Res化する際に、マスター再生の時点で従来よりも音質のクオリティを上げている場合もあるので、それなりに差が出るのが普通なのかなとは思う。
    でもそれなら、それと同じマスター再生システムでCD製造したらどうなの?と、新たな疑問も湧いてくるが(苦笑)。



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    テーマ : ひとりごと
    ジャンル : 日記

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    No title

    ビクターのK2テクノロジーの肝であるK2HD MASTERINGが今やマスタリングの概念を大きく変えつつあります。拙もいくつか試聴済みですが、これによってCDの音質もかなり変化していることを感じました(最初は半信半疑でしたが)。以下のリンクをクリックしてみてください。

    http://www.jvcmusic.co.jp/k2technology/k2hd/index.html

    Re: No title

    路傍さん、こんにちは。

    K2HD masteringは、44.1KHz/16bitを元に、より高次のフォーマットへの変換をする際には有効のように思えました。
    ただ、最終的なメディアがCDになってしまった場合には、結局、20KHz以上の音としては記録されないので、それらの成分を低い帯域に変換となるのか?そのあたり、よくわかりませんでした。

    ただ、ユニバから出ているプラチナSHM-CDのHRカッティングはまさにビクターの技術なので、CDフォーマットのまま高音質化を進める技術として、CDに記録できる帯域内でもいかに信号のロスを減らせるか、研究を重ねているのだろうなとは思っています。





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    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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