Beatles for sale  番外編2

    『Beatles for sale』のフランス盤は、僕が思うに、このアルバムの後に出たフランスのみのベスト盤、通称「ホース・カバー」よりも入手が困難ではなかろうか。

    たぶん、現在世界で最も高価な『Beatles for sale』なのだと思う。
    何よりもジャケットの状態が良いものはほとんど出回らない気がする。

    フランス盤『Les Beatles 1965』(Odeon OSX-228)
    BFS1024difs (12)
    *このジャケットでの正式な再発はないので、65年当時のLPしか存在しない。Monoのみ。



    本国英国で初めて見開きジャケットを使用したのは、クリスマス向け商品として豪華にしたかったのかもしれないが、フランスではさらに凝ったジャケットが作られた。

    ジャケット表面は、丸いくり抜きの中にジャケットサイズポスターとして、英国盤表ジャケット写真がセットされ、引き出せるようになっていた。

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    *ポスター部分は、上部のデザイン(上の写真では赤い帯の箇所)が別のものも存在する

    そして、取り出した部分、ちゃんと内側に別の写真が使われている。

    英国同様に見開きとなっているが、左側は別デザインで、一番下にフランスで発売されているEPが紹介されている。

    過去に何度も記したが、当時のフランスでは英米のようなシングル盤はジュークボックス向けしか存在せず、7インチレコードと言えば4曲入りのEPだった。

    BFS1024difs (18)

    その写真の中にマニアを驚かせる写真がある。
    一番左、Beatles初のフランス盤EPの「セカンドジャケット」盤で(通称サンドイッチカバーだったか?)、一説には非常にプレス枚数が少なく、幻のレコードとされている。

    BFS1024difs (17)
    *拡大

    僕は本物をこの目で見たことがなく、コピー盤を見たことがあるだけ。ブートCDとしても登場したはず。
    僕は、なんとなく存在そのものを未だに疑っているが……。


    内側右側の写真は同じだが、レコードを引き出しやすいように、取り出し口部分が湾曲してカットされている。
    当時のフランス盤で見開きジャケットの場合、ほぼ同様に内側収納だった。

    BFS1024difs (20)

    この仕様は日本ではなじみが無いから、Beatlesが世界で初めてこの仕様のジャケットを作ったと勘違いしている人が多い。
    とは言え、英国ではどうだったのだろうか?それについては僕もわからない。


    ジャケット裏側にあたる写真は、当時の英国盤以外はそうであったように、Paulの頭の修正は施されておらず。何故英国盤のみおかしな修正が加えられたのか?と不思議に思う。

    BFS1024difs (22)


    音質だが、前作同様カッティングレベルが高いだけでなく、このアルバムとしては帯域的にも低~高まで出ていて非常に聞きやすい。英国盤とだいぶ違う。
    しかし、よく聴くと英国Monoといろいろと違うことに気づく……あれれ、もしかして?と比較ポイントで確認すると、何てこった!これはStereoミックスをMonoにした音源だった!
    当時間違えてStereoマスターがフランスに送られてしまったのか?



    最後に、今年の早い時期だったと思うが、東京の某DU店の店頭でまさにこのアルバムが売られていた!ジャケットの状態からして値段は相応だと思えた。前回の出張で行った際には無かったので売れてしまったのだろうか?

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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