Beatles in Mono / A hard day's night のB面

    前回から1週間も経過してしまった。
    とても忙しくてレコードを聴く時間がなかったに等しい。
    それでも日曜に『A hard day's night』のB面だけそれなりに聴けた。

    B-1の「Anytime at all」から鮮明、鮮烈なサウンドに驚かされた。
    これは凄い、そう思って聴き進めた。

    AHD2014 (5)
    *写真はドイツオリジナルmonoと英国オリジナルmono



    少なくともB面4曲目までは、これまで聴いてきたどのmonoレコードやCDよりも自分の感覚では音が良いと思えた。これほどマスターテープに近づいた音で聴けたことがあったっけ?と思ってしまった。

    しかも、B-4の「When I get home」では今まで聴こえないような音も(特にサビの後)聞こえ、これってpianoじゃないのか?と疑って、recording sessionを読み直したが、それを読む限りpianoは録音されていないようだ。でも、音の輪郭と響きからpianoっぽく聴こえてしまう。一体何だろう?
    そういう幻聴?(笑)も含めて、B面の1~4はかなり良いと思えた。

    けれども、残る2曲はそれら4曲との比較で若干音質が劣る気がした。
    なんとなくマスターの劣化のようでもあるし、あるいは大元からそうだったのか?とも思えた。

    オリジナル英国盤Monoは音量が大きく中音域が分厚いものの、歪っぽいプレス品質で、特に最後の2曲の歪っぽさの強さのせいで、大元の音質が手前4曲と違っているかどうかが判別できなかった。とりあえず3枚聴いた英国オリジナル盤の中に「I'll be back」のボーカルが歪んでいないLPは無かった。

    結局、CDマスターを使用したLPや、あるいは(コピーマスターなのかもしれないが)ドイツ、スペイン、オーストラリアのMono盤を聴いて、元から最後の2曲の音質は、比較すれば手前の4曲とはちょっと違った音傾向であることがわかった。(フランス盤、イタリア盤は見つからず、ニュージーランド盤はmonoだったかstereoだったか記憶にない…どっちにせよ見つからずだが。)

    AHD2014 (3)
    *ドイツ盤ジャケット裏面とレーベル

    かと言って、これらのLPで、その2曲だけが、それほど音質が悪く感じられたわけではない。そういう意味ではマスターが若干へたっている可能性もあるかなと思えた。
    でも、『With the Beatles』でのマスター劣化曲と比較すれば問題ないレベルだと思う。

    これらのことを踏まえると、2014 monoの『A hard day's night』B面は十分に満足できる音質だと思えた。
    *逆にA面はまだしっかりとは聴けていない

    比較した中で印象的だったのは、またまたドイツ盤。音が繊細で歪み感が少なく、中音域の太さがそれほど強くない分、あっさり系なのかもしれないが、見通しの良い音だ。

    それと、予想外だったのがスペイン盤。しかも70年ごろのMonoの最終プレス(?)盤。

    AHD2014 (8)
    *スペイン盤、70年頃のmonoプレス、何故かジャケットの色が水色っぽく変更されている

    こちらのほうがスペイン初版よりも中音域が少し弱く、現在の耳で聴くと帯域バランスが良く聴こえる(初版も悪くないが)。盤に刻まれた音は、英国オリジナルよりもずっと歪みっぽさがない。
    残念なのは盤質で、逆に盤のスクラッチノイズがせっかくの音質にマイナスポイントを付加している。

    AHD2014 (11)
    *こちらはスペイン初版(発売はmonoのみ)

    CDマスターを使用したLPも歪みっぽさがないので、その点だけ見れば英国オリジナル盤よりも聴きやすい。
    但し、それ以上に2014 mono盤のほうが、1枚(以上?)ヴェールを剥いだような音に聴こえる。


    なお、補足しておかないといけないかなと思えたのは、やはり再生システムで聴こえる音が全然違ってくる点。
    特に古い機器を使っている場合、僕の印象とは随分違っているだろうと思える。

    使っているカートリッジやスピーカーが、中音域を中心に帯域が凝縮したような音を出すシステム(つまり、ビンテージ)だと、どんな風に聴こえるのか僕にはさっぱりわからない。


    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    10 | 2017/11 | 12
    - - - 1 2 3 4
    5 6 7 8 9 10 11
    12 13 14 15 16 17 18
    19 20 21 22 23 24 25
    26 27 28 29 30 - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR