Beatles in Mono /今回は満足しそうな出来

    まだ全てのLP、全ての面を聴いたわけではないが、まだ聴けていない3枚のアルバム以外はどれも最低でも片面ずつ聴いて、その感触から思うに、今回のLPの音質については満足の行く仕上がりのように思えている。



    『PPM』については、Goldや3rd~4thプレス、はたまた国内86年盤や初期CDマスター時のDMM盤とも聴き比べし、聴けば聴くほどどれも皆良い音に思えてきてしまい困ったが、他のアルバムについてはそういった比較を忘れて聴いて、どのアルバムも?と思えたものは無かった。

    この点はStereo LP Boxの時と全く異なった状況であり、実は当時、Stereo LP Boxで今のような感覚を得られるものと期待していたのだった。
    けれど、結果は過去に記したとおり(今考えても、当時おかしな小細工をしなければ、それなりに納得のいく音質になっていたと思われるのだが……)。



    僕のところに届いたBoxにはSGTでの同梱品欠品という問題点もあるが、それを除くと、今回のMono Boxには正直、非常に満足している。

    僕自身はこれまでにも書いている通り、レコードの第一は音質、ジャケットや付属品は第二という優先順位なので(新品での欠品は許せないが)、今回のジャケットの仕様が60年代のオリジナルプレスをできる限り再現するとの話であっても、正直どっちでも良いレベルに思えていた。

    実際、ジャケット表の写真はどれもオリジナル用のフィルムをそのまま使ったのでなく、全てコピーを使っているのではないかと思える。70年代の英国盤のほうが写真のクオリティは高いだろう。あるいは、初期CDと同時に出たCDマスターを使用したLPの方がクオリティが高かった可能性もある。比較していないが。

    そうは言えども、今回のflip back仕様を再現したジャケットからY/P盤あるいはApple、G/P盤を取り出す感触は、まるで1960年代にタイムスリップしたようだった。
    Beatlesの英国輸入盤の新品を買ってきてこれから聴こうとする感覚を疑似体験させてもらった。

    今でもいろんなアーティストの新品のレコードを買うものの、それとは違っていて、「昔はこんな感じだったのかな?」とおぼろげに思い描いていた状況を実際に経験しているような、そんな錯覚的現実に身をおいていると言えば良いか。
    難しく言わずに簡単に言えば、ただ楽しい。それだけ(笑)。

    ただし、そう思えるのは僕の場合、やはり音質的に満足の行くものだったからに違いない。
    新品のレコードなのだから、VG+程度のオリジナル盤につきものの音の歪みや傷によるスクラッチノイズがほとんどない…全く無いと書きたかったが、残念ながら僕の聴いた中では曲間にブチっと入った盤があった。

    でも、基本的にはストレスなく聴けるし、やっぱり歪みを感じないことと、(60年代当時に意図された加工は対象外として)自然な音になるようマスタリングされていると思われる点は評価できる。

    それに何よりも、音の佇まいが現代の高音質盤と同様の傾向を持っており、帯域が広く音のバランスがオリジナル盤よりも良いと思えるタイトルもある。この点こそ、僕が大いに気に入っているところのように思う。


    そうそう、一つ忘れていたが、いつも読ませていただいている「DAYS OF MUSIC & MOVIES」の遼さんが指摘されていた通り、『PPM』ジャケット表の右下に施された写真の修整だけはいただけない。
    どうしてあんなことをしてしまったのか?理解に苦しむところ。
    違和感ありありだ。

    それを除いて、十分に満足してしまうように思える・・・全部聴き終えた時点で。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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