Jan and Dean Golden Hits Volume 2

    8月が終わると残暑が厳しくても夏が終わった気分になる。

    では、本題。
    このアルバムはJan and Dean入門に最も適したアルバムの1枚だろう。
    1965年に発売されたベスト盤『Jan and Dean Golden Hits Volume 2』(LST74717/LRP3417)。

    JADGH2 (1)

    このアルバムは、Jan and DeanがLibertyレーベル在籍時かつSurf musicによるヒットを連発していた時期のヒット曲を1枚のアルバムにまとめたもの。


    収録曲は(たぶん)発表順に並べてあり(*調べたらわかるのだが、面倒なので調べなかった)、彼らの代表曲「Surf city]から始まるのでなく「Linda」から始まる。

    推測だが発売時の1965年は、もう彼らに63年や64年のような勢いはなかったはず。

    とは言え、彼らが最も輝いていた63年、64年のヒット曲に65年のシングル曲も加えてまとめたこのアルバムは、今聴いても彼らの素晴らしさを、はっきりと伝えてくれる。

    JADGH2 (4)
    *裏面

    JADGH2 (5)
    *何故か裏面はMono用が貼り付けられている(苦笑)

    ところで、初めてこのアルバムを見た時、Vol.2ってことは、Vol.1があるってこと?と思ったのだが、当時は情報が無くてよくわからなかった。

    けれどもその後、彼らがLibertyへ移籍し、初めて出したアルバムが『Jan and Dean Golden Hits』だったと知った。
    ただし、この時はLiberty在籍前のヒット曲を含むことから命名されたアルバムタイトルであり、まだ彼らがSurf musicによるヒット曲を放つ前の作品集だ。

    JADGH2 (12)
    *『Jan and Dean Golden Hits』

    さらに、Libertyでの最後のアルバム『Popsicle』を出した後、『Golden Hits Vol.3』も発売されている。

    JADGH2 (13)
    *『Golden Hits Vol.3』

    話をJan and Dean Golden Hits Volume 2』に戻すが、ここに納められた彼らのヒット曲集を聴いて、おそらく多くの人がいろんな曲になんとなく似たり寄ったりのメロディが(短いフレーズだが)使われていることに気づくだろう。それどころか、彼らの仲間だったBeach Boysのヒット曲のフレーズやら当時大ヒットしていた曲のコード進行やアレンジを取り入れた曲なども見受けられる。

    それには理由があり、収録曲の多くがJanによるもの(単独あるいは共作)で、なおかつ共作者の中にBrian Wilsonがいること。

    もう一つはヒット曲の見本のようだが、過去のヒット曲の印象的な部分をあえて新しい曲にも採用し、それによって曲を印象付ける狙いがあること。

    但し、後者は諸刃の剣と言える。
    毎年新たなサウンドが流行っていた60年代において、まさにSurf musicが彼らを一躍有名にしたのと同様、流行が終わってしまうと時代遅れのアーティストと受け止められてしまう。

    実際、65年のLiveアルバム発表以降、そのような流行のサウンドに乗り遅れまいと奮闘するも、さすがに流行を生み出す側にいないため、発表されたアルバムはとてもちぐはぐな印象を受ける。

    そのような意味からも、このアルバムは彼らが一番輝いていた時期を凝縮した1枚と言えるだろう。

    JADGH2 (11)
    *レーベル

    僕の持っているのは米国オリジナルステレオ盤。

    当時のシングルはモノラル盤なので、シングル用のマスターテープから編集されてはいない。

    モノラル盤を持っていないのでわからないが、ステレオ盤だけで言うと、音質はそれぞれの曲が収録されたアルバムと同様に鮮度が高く、音に勢いがあり、シャープな高域から(当時の英国勢よりも)太い低音域まで再現され、非常に良い。
    おそらくこのアルバムの国内盤も発売されていると思うが、できれば米国盤で聴いて欲しいところ。

    80年代や90年代に再発された国内盤アルバムを聴いた結果から推測し、国内盤と米国盤とでは使用されたマスターテープの世代が2世代ほど違う!と思えるのではなかろうか。

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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