音楽ファンかオーディオファンかそれ以外か?

    60年代の英米ロックが好きな人でも、僕のように同一アルバムを何枚も持っているというのはかなり特殊だと自分では思っている。もしそうなら、明らかにマニアかコレクターだろう。

    だから大方の人は、再発の度に買い替えたりなんてしないのではなかろうか?
    特にCDでしか聴かない人は。


    それでも日本の会社は、やれ新たな高音質素材を使った再発盤です、やれ質感までオリジナルLPを忠実に再現した紙ジャケットです、などとあの手この手で同じ内容の、しかし音質が若干違った(良くなったと毎回謳われるが)あるいはパッケージが違った商品の再発を何度も繰り返している。

    でも、ただの音楽ファンの場合、わざわざ音質が良くなっただけで買い換えようとするものなのだろうか?
    今もっている盤がよっぽど傷だらけなどという場合はわからなくもない。

    あるいは、ジャケットがプラケースから紙ジャケになったからとマニアでない音楽ファンが買う?

    いくら推測したり想像したりしても、僕自身は最初に述べたようなマニアかコレクターなので、そうでない人の考えがわかるわけではない(苦笑)。

    では、日本の会社が数年置きに仕掛ける再発盤はどうして何度も何度も同一タイトルが登場するのだろう?……と考えると、やっぱり新しいファンに向けての発売なのだろうと思えば、何ら不思議ではない。

    それでも、ビッグネームのremaster再発盤となると、往年のファンがその音質に期待して買い足す?あるいは買い替えを視野に入れて購入しているようにも思える。

    その場合の購入者は、より良い音で聴きたいという考えからの購入だけど、それってオーディオファンなのだろうなと僕には思える。

    と言うのも、ただの音楽ファンであれば、やはりわざわざ買い換えようとか買い足そうとか、間違っても聴き比べしようなどとの考えが浮かぶとは僕には思えない。

    だから、レコードコレクター誌のremaster再発盤の記事を読んで、肝心な音質については何も書かれていないではないか!と怒るのはオーディオファンなのだろうと思う。

    もし、そのような考えが浮かぶ音楽ファンがいたとしたなら、偶然にも自宅にはしっかりとしたオーディオ機器がある環境で、本人も知らず知らずのうちにオーディオファン側の世界に半分入っているのかもしれない。
    半オーディオファン。


    僕はなんでこんなことを話題にしているのか自分でもあまりよくわからないが、「レコードコレクター誌」に対するAmazonのレビューを読むと、先述のような辛口コメントが載ることがあり、なんというか、old rockが好きな人にはオーディオファンが多いのかなと思えたからなのかも。

    そういう方々は(僕も含め)年齢的にも子供の頃~学生時代のどこかでオーディオ人気が高かった時代を経験していると思われる。昔の週刊雑誌(週刊誌だけでない)には、必ずと言ってよいほどオーディオ製品の宣伝ページや新製品紹介記事もあったりしたような記憶がある。


    やっぱり、こんな話題を取り上げて思うところ述べてみたところで、まとまりのある終わり方はできなさそうだ。

    ちょっと気になって、文字にしてみただけ、ということで(苦笑)。

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    コメント

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    オーディオOR音楽ファン?

     私の周辺に居る上記ファンそれぞれです。
     1)ハイエンド・オーディオ(JBLパラゴン他)2~3セットでブルーノートのオリジナルその他を鳴らすタイプ。
     2)それなりのオーディオを音楽ジャンルごとに3セット自身でリスニング・ルームを含め調整、構築。同一音源を複数枚購入するタイプ
     3)中学時代からプレーヤーを初め音源タップの類まで自作し自身でもピアノを弾き、現在それなりのセットを2箇所に保有するタイプ。
     
     この3者に共通するのは、クラシック、ジャズから入り複数ジャンルの音楽を並行して聴いている点、CD,配信音源よりアナログ盤に愛着度が高いことでしょうか。
     因みに1)のハイエンド・オーディオ氏からリマスター盤、復刻高音質盤の類を薦められたことはありません(笑)。

     次にリマスター音源、ハイレゾ音源からはじまり、アナログ盤のマトリクスやらカッティング・スタディオ、エンジニアにまで目が行くようになったタイプ。
     これは機器(ハード)としてのオーディオよりソフトとしてのオーディオにより重きを置いているタイプだと思います。音楽ファンであれば好きな音源をより原音に近い良い音で聴きたいと思うでしょうから。

     最後に私の妻のようなタイプ、好きな作曲家の好きな曲を好きな演奏家で手軽に聴きたいタイプ。ややこしいことには何の興味もありませんが、偶にこのCDは音が篭っていてチェロの響きが悪いなど、とのたまっています(笑)。

     私はといえば、前記3者には及びはつかないものの足先ほど突っ込んだ真ん中のタイプといったところかな。
     加えればただ音楽のことを話すだけより、その音質の違い、ジャケットのデザイン質感、ヴィニール盤の重さ等々カンヴァセーション・ピースが多い方が楽しいですね。

    No title

    JDさん、こんばんは。

    実際のところ、CDの売り上げも加速度的に下降の一途をたどり、ショップも次々になくなっていく中、洋楽ロックの確実な購買層って、ビートルズやゼッペリンやディランやクラプトンや…といったあたりのファンがやはり手堅いので、レコード会社もそこに焦点を当てて、リマスターだとかデラックス・エディションだとか、手を変え品を変え出し直していくしかないんですね。それがまた確実に数字が出るわけですよ。

    なので、音質的なことは後付けに過ぎないんだと思いますよ、ぶっちゃけた話。

    そうは言っても、たとえぱ70年代なんかの音楽ファンって、何気にFMレコパルとか読んでいて、決してマニアではなくても、オーディオの最低限の流儀ってなんとなく身についたりしているんじゃないでしょうか。だから高音質が売りになっていても抵抗はないのかなと。

    Re: オーディオOR音楽ファン?

    t-izuさん、こんばんは。

    ご紹介の3者さんは凄いですね。筋金入りのオーディオファンだと思いました。
    僕の認識ではオーディオファンは当然音楽ファンでもあるので。  

    > 因みに1)のハイエンド・オーディオ氏からリマスター盤、復刻高音質盤の類を薦められたことはありません(笑)。

    そうなんですか。
    僕の感想としては、BlueNoteのオリジナルmono LPよりも21世紀になって登場した高音質復刻盤のほうが情報量が勝っていると思えるものがあって、必ずしもオリジナル盤の方がオーディオ的に優れているとは言えないと思っています。
    でもそのあたり、音盤に何を求めているかで目指す方向性が違ってくるので。

    > これは機器(ハード)としてのオーディオよりソフトとしてのオーディオにより重きを置いているタイプだと思います。音楽ファンであれば好きな音源をより原音に近い良い音で聴きたいと思うでしょうから。

    このコメントを読んで気づかされました。
    確かにオーディオファンでなくとも、良い音で聴きたいと思う気持ちは芽生えるでしょうね。
    よりおいしいものを求めること、より高画質で映画を楽しみたいと言うのは、何もマニアックな人だけの嗜好&思考でもないと思えました。
    それで、その道を進み始めるとオーディオファン道に足を踏み入れることになりますね。

    それと、「ソフトとしてのオーディオ」には、なるほど!と納得させられました。
    どうもありがとうございます。
    近年はそういう傾向が強くなってきているのかな?とも思えました。
    Beatlesのレコードを英国オリジナル盤で聴く、なんて、僕も90年代に入ってからスタートさせました。

    > 最後に私の妻のようなタイプ、好きな作曲家の好きな曲を好きな演奏家で手軽に聴きたいタイプ。ややこしいことには何の興味もありませんが、偶にこのCDは音が篭っていてチェロの響きが悪いなど、とのたまっています(笑)。

    できれば多くの音楽ファンがそうであって欲しいタイプですね(笑)。
    そうしたら、いずれはオーディオに関心が向く人が増えるような。

    > 私はといえば、前記3者には及びはつかないものの足先ほど突っ込んだ真ん中のタイプといったところかな。
    > 加えればただ音楽のことを話すだけより、その音質の違い、ジャケットのデザイン質感、ヴィニール盤の重さ等々カンヴァセーション・ピースが多い方が楽しいですね。

    たぶん、僕も同じところかなと思います。
    オーディオに費やせる額はどうしても稼ぎに比例するので、僕の場合にはご紹介の3者さんのようには行かないです。
    とは言えども、ソフトだけにお金を費やすのは嫌で、数年おきに音質のグレードアップを図りたい派ですね(笑)。

    Re: No title

    鳩サブローさん、こんばんは。

    > なので、音質的なことは後付けに過ぎないんだと思いますよ、ぶっちゃけた話。

    確かに、そうなのでしょうね。
    でも、音質アップが商品としての売り文句になっているなら、実際にそうあって欲しいところです。

    とは言え、アナログ時代にも同様のことがあったので、ビッグネームを応援する長らくのレコードファンにはもう慣れっこなのかもしれません。

    > そうは言っても、たとえぱ70年代なんかの音楽ファンって、何気にFMレコパルとか読んでいて、
    決してマニアではなくても、オーディオの最低限の流儀ってなんとなく身についたりしているんじゃないでしょうか。
    だから高音質が売りになっていても抵抗はないのかなと。

    それは言えてるなと思いました。
    引越しの際に昔の雑誌が出てきて、パラパラっと広告を見ると当時のシステムコンポの宣伝が思った以上に掲載されていました。
    ああいうのを見ると、確かにマニアでなくとも、オーディオは身近な存在であったような気がします。
    それで知らず知らずと最低限のオーディオの流儀を知っているってわけですね。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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