James Brown Live at the Apollo

    James Brownの“Live at the Apollo” と言えば、僕の場合はこれ。
    1962年10月に録音された『James Brown Live at the Apollo』。

    jblaa (5)
    *左からMono,Stereo,80年代英国stereo

    これら3枚以外にも近年の再発復刻LPも持っていたのだが、今回は見当たらず。



    僕はWhoが初期にJames Brownの曲をカバーしていたことから、James Brownも聴いてみようと思って聴き始めたので、当初興味の対象は65年頃までの作品だった。

    最初に買った通常のスタジオ録音のLPはあまり良いと思わなかったものの、このlive盤は何度も聞き返すうちに大好きになってしまった。
    James Brownのliveが、non-stopに聞かせるshowだと知ったのもこのLPでだ。いわゆるfunk時代以前の、R&B/SoulアーティストとしてのJames Brownの代表アルバムだと言っても良いのではなかろうか?……いや、もしかすると歴史的名盤に数えられているのかもしれないけれど、僕からすれば、ただ楽しめば良いと思う。

    71年のlive盤も大好きだが、やっぱりこっちかなと思えるのは、素朴な録音も理由の一つだ。

    jblaa (4)
    *ジャケット裏(順序は表と同じ)

    このliveは2トラックのstereoで録音されたので、一部のオーバーダビングされた歓声を除けば、showの様子がそっくりと記録されている(編集は別として)。

    jblaa (3)
    *初版(たぶん)、Mono

    ここからはstereo盤についての話。

    jblaa (2)
    *60年代半ばに出たstereo LP、ジャケット右の看板?の文字が変更されている

    おそらくモノラルmixでの発売が前提だったのか、ボーカルは右チャンネルにguitarやorgan、drums、chorusと一緒に録音されている(数箇所、使用機材が原因でボーカル音声が欠ける箇所がある)。左チャンネルにはbrass,bass,drums。会場の歓声は、stereo的な広がりや奥行きが楽しめる。

    drums が両チャンネルにまたがっていたり、bassが完全に左と言うのでなく中央寄りなので、どっしりと太い音で土台ができていて、当時のlive録音としては音のバランスも悪くない。
    この次のlive album 『Pure Dynamite』はあまり良い音をしていなかったこともあり、こちらのほうが聴きやすい…ボーカルが片チャンネルに寄っていることに違和感を感じなければ(笑)。

    初めて聴いたときは「バラードと言うかスローな曲が多いなぁ」と言う印象で、てっきりハードな曲主体だと期待していたのが完全に外された。演奏時間からすれば、2/3ぐらいがそういう曲だろうか。
    それでも長尺のスローな曲の合間に聞かせる軽快な曲がとても格好良い。


    さて、先ほど記したが、mono盤や60年代のstereo盤では、一部歓声がオーバーダビングされている。しかも、monoとstereoとでそれぞれ異なった歓声が(笑)。

    それに対して、後年に出たプレスでは、それらの怪しげな歓声は付加されていないように思われる。

    jblaa (1)
    *このLPには怪しげな歓声は付加されていない

    個人的には、怪しげな歓声はないほうが好ましい。

    また、今回見つからなかったが、近年のプレスでは、右チャンネルが中央よりに定位し、ボーカルが中央から聞こえるように修正されていた。おかげで僕にとってはstereoバランスは悪くなったように思えた。
    当時の録音作品になじみの無い人にはその方が良いのだろうか?

    僕には、「歌やdrumsは中央に定位するべき」と言う考え方自体が、リスナー個々人の「録音作品に対する許容度・受容度」を狭めているように思えるのだが。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今日本では7インチ「シングル」盤のことを誤って「EP」と表示するような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「EP」は「シングル(=片面1曲、両面で2曲収録)」よりも曲数を多く収録する(標準は4曲、3曲や5曲や6曲の場合もあり)意味のExtended Playingの略。どうかシングル盤とEPとを正しく使い分けて欲しい。

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