Beatles US Boxの楽しみ方2

    前回の同テーマでも記したが、ネット上での声でUS Boxに対する批判として一番大きなものは使用音源の選択……採用音源にあった。つまり、Capitol Boxの時のように、US盤LPで使用されたマスターテープを使ってのCD化を希望する声が多く、今回の09 remaster音源への差し替えは賛成派が少ない。あくまでネット上での話しだが。

    BeatUS2 (15)

    けれども、Capitol Boxの1と2を持っていると、採用音源を変えてくれたことで、それらに含まれる8枚のCDは、US Boxとは別物として楽しむことができる。
    そう思うと、批判の対象は残る5枚となる(以下の5枚)。

    BeatUS2 (14)



    僕自身は、US盤LPは(コンディションはともかく)全てのタイトルを(Mono/Stereo両方あるものは両方とも)持っているので、これら5タイトルについてUS盤LPの音を聴きたければLPで聴けば済む。だからだと思うが、採用音源に対するがっかり感はあまり無い。(しかし前回記したように、Mono音源のマスタリングに対するがっかり感は強い。)

    例えば、当時United Artistsから発売されたサントラ盤『A hard day’s night』の採用音源が当時のUS盤LPだった場合、Mono/Stereoでの違いは、G. Martinによるインスト版4曲だけが異なるのみで、Beatles楽曲はほぼ同じ音源で収録されてしまう。

    BeatUS2 (11)
    *上のstereo盤は、70年代のプレスしか見当たらず

    このLPのStereo盤で使用されたBeatles楽曲は擬似ステレオと書かれていることが多いが実際はとても珍しいMonoだ。
    どういうことかと言うと、Monoなのだけれど間奏部分では片方のチャンネルの音量が小さくなり、反対側のチャンネルの音量が大きくなる。そのように、楽曲の中で時々左右チャンネルの音量を変える方法を採用し、ステレオで聴くと音が少し移動するような効果がある。いわゆる擬似ステレオとは明らかに別物だ。
    Mono盤を再生しながら間奏だけバランスつまみを左右どちらかに動かせば、同様の再現ができる(笑)。

    BeatUS2 (9)

    そんな音源をstereoとして(monoとセットで)収録するよりも、今回の音源選択のほうがずっと良かったと僕は思っている。


    『Beatles’ story』は、今回唯一、最初から最後まで米国盤マスターを使用したタイトルだと思う。これのmono盤は、stereoマスターをmono化しただけなので、これについても、今回の音源選択は正解だったと思う。

    BeatUS2 (6)

    BeatUS2 (4)
    *上の写真と異なり左がMono,右がstereo


    Stereo盤のみ発売の『Beatles Again(Hey Jude)』についても、「Paperback writer」の左右チャンネル反転が修正されただけなので、これも問題ないだろう。

    BeatUS2 (2)

    となると、残る2枚こそが採用音源批判の対象かなと思え、その観点で残念に思えるのは、最も話題に上る『Yesterday and today』でなく、『Revolver』だ。
    その理由は、近いうちに記すことにしようと思う。

    BeatUS2.jpg
    *Beatles Againレーベルの盤は回収との噂もあるが僕自身3枚持っており(Hey Judeレーベル盤は1枚)、実際には大量に出回っていると思われる。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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