Dawn (Go Away)

    いよいよ初来日が実現する(はず)のFrankie Valli and the 4 seasons。

    と言うことで、東京入りする前に1964年3月発売の『Dawn』を紹介しておこう。

    『Dawn (Go Away)』(PHS600-124)は彼らがVee-Jay recordsを離れてからPhilipsへ移籍後最初の4 seasons名義のオリジナルアルバム。

    dawn (2)
    *ジャケット表はコーティング処理されている


    僕の持っているのはstereo盤だが、mono(PHM200-124)も発売されている。

    シングル発表されヒットしたアルバムタイトル曲の「Dawn」とA-1、B-1は、monoで収録。アルバム発売時点ではstereo mixが制作されていなかった為と思われる。

    dawnB.jpg
    *裏には、その後良く使われる写真が


    アルバムの内容は、カバー曲が中心でオリジナル曲は少ない(僕がわかる範囲では2曲だ)が、それは当時の米国のpopular音楽界の一般的な状況であった。そして、そのような状況の中で大切なことは、他のアーティストとは違う何かを持っているかどうか。

    それに関して言えば、彼らはThe 4 Seasonsとしての最初のシングルで、全米No.1となった「Sherry」発表時点で、既に4 seasonsにしか生み出せない独自のサウンドを確立していた。
    そして、それはカバーであろうがオリジナルであろうが関係なく、彼らの楽曲に流れている。この『Dawn (Go Away)』でも、その魅力を十分に味わえるし楽しめる。

    ところで、シングルとして発表された「Dawn (Go Away)」も、さすがに当時の米国音楽界に吹き荒れた旋風にあおられて最高位3位止まりだった(と言っても、3位でもすごいことなのだが)。つまり、1位と2位をBeatlesが占めてしまったのだ。

    ここで4 seasonsファンとして一言加えておくが、Beatlesの全米上陸時、対抗できた米国アーティストはBeach Boysだけのような誤った情報が日本で90年代以降広まっているように思うが、正しくは4 seasonsとBeach Boys(+Motown勢)だったと……これでも省略しすぎな気もするが(苦笑)。

    dawn.jpg


    話は変わって、彼らのLPの音質について個人的な意見を記すと、Vee-Jay時代の初期の2枚のLPの録音が非常に好きだった。3枚目から何故か録音状態がちょっと落ちていく。それに対し、Philips時代の録音は、アルバムにもよるが、Vee-Jay時代の3枚目以降とあまり変わらないか、それよりも落ちるのではないか?と思えていた。
    それは盤質に起因することも多いのだが。

    その中でこのLPは良いほうではなかろうか。
    低音域がしっかりと記録されていることはmonoのA-1、B-1でよくわかるし、stereo mix曲を聴くと(当時の左右が完全分離したmixだが)鮮度が高く、飛び出してくるような音で聞ける。
    * とは言っても、時代が時代なので限度があるが

    そのあたり、同時期に発売されたBeatlesのCapitolからのstereo LPと比較すると、米国録音が優れていたことが十分うかがい知れる。
    狙った音作りが違っていたとも言えなくは無いが。



    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    フランキー・ヴァリ来日公演

    JDさん、おはようございます。東京入りということは、昨夜のコンサートに行かれたんですよね。
    実は私も行ってきたんですよ。
    すべてが素晴らしかった!ヴァリやミュージシャン、そしてコーラスの4人が一体となり、我々オーディエンスを懸命に楽しませてくれる感じがたまらなくよかったです。

    Re: フランキー・ヴァリ来日公演

    bobbyさん、こんばんは。
    コメントどうもありがとうございました。
    コンサート後、そのまま出張となり返事が遅くなりましたが、いやぁ、本当に素晴らしかったですね。
    2曲目に「Dawn」が演奏されると、感激して涙が流れました。
    他にも数曲で同様になりました。
    僕は90年代初頭くらいからのファンなので、ファン歴20年ちょっとですが、それでもこんな有様でした。

    ただ、個人的には2つほど残念なこともありました。
    一つは、途中でFlankieの現時点での最新アルバムからの選曲パートがありましたが、あれよりももっと4seasonsの曲を演奏して欲しかったと言うこと。
    もう一つは、Flankieがマイクを観客に向けるにもかかわらず、1階席前方のお客さんからはあまり声が出ていなかったこと。たぶん英語の歌詞を覚えていないのかもしれないけど、ああいう場合はそれっぽく声を出せば良いので、別に間違っても良いから歌って欲しかったな、と。

    来年もまた来ると言ってましたね。
    楽しみにして待とうと思いました。

    No title

    JDさん、恥ずかしながら、最新アルバムからのナンバーとは知りませんでした。
    ところで、ヴァリが客席に何度も、マイクを向けてくれましたよね。悲しいかな、反応は....(僕もですが)。

    あと、曲の間に、話をしていましたが、私にはサッパリわからなかったです、悔しい~(笑

    Re: No title

    bobbyさん、こんにちは。
    『Romancing The '60s』は確かにあまり知られていないのかもしれません。

    > ところで、ヴァリが客席に何度も、マイクを向けてくれましたよね。悲しいかな、反応は....(僕もですが)。

    いや、本当に・・・僕の周りからはほとんど声が聞こえませんでした。

    > あと、曲の間に、話をしていましたが、私にはサッパリわからなかったです、悔しい~(笑

    それは残念でしたね。
    結構聞き取りやすい英語だと思いました。

    No title

    JDさん、こんばんは。
    拙ブログへのリンクありがとうございました。

    bobbyさん、はじめまして。
    『Romancing The '60s』、輸入盤のみですが、じっくり味わえるよいアルバムなので、ぜひ聴いてみてくださいね。

    もう1週間経っちゃったんですねぇ。
    未だに感動冷めやらずです。
    私は2列目上手側で、一生懸命歌おうとしたんですが、キーが高くてまるで声が出ませんでした。
    回りも、歌おうとする雰囲気がなかったわけではないように感じましたが。
    海外での公演の映像を観ると、女性客(おばさま)が多いので、唱和しやすいのかも知れません。

    Re: No title

    鳩サブローさん、こんばんは。

    > 拙ブログへのリンクありがとうございました。

    いえいえ、こちらこそありがとうございました。
    お礼を伝える前にコメントいただき恐縮です。

    > もう1週間経っちゃったんですねぇ。
    > 未だに感動冷めやらずです。

    早いですね。

    > 私は2列目上手側で、一生懸命歌おうとしたんですが、キーが高くてまるで声が出ませんでした。
    > 回りも、歌おうとする雰囲気がなかったわけではないように感じましたが。

    僕は、周りの人はあまり曲を知らないように思えました。
    知っている曲が偏っているのかもしれないですね。

    > 海外での公演の映像を観ると、女性客(おばさま)が多いので、唱和しやすいのかも知れません。

    その場合、そうですね。
    僕の周りは男女比は半々でした。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    06 | 2017/07 | 08
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31 - - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR