Little children

    Billy J. Kramer with the Dakotasの米国での1stアルバム
    『Little children』(LP-9267)は、英国での1stよりも約半年遅い1964年6月の発売。

    LittleC (2)

    英米で64年3月に発売されたシングル「Little children」をアルバムタイトルに冠し、他にも英国でのシングルA面曲を3曲収録。


    全12曲収録中、4曲もシングルA面曲を含んでおり、英国での1st『Listen』よりも入門には向いている気がする。
    まるで日本でのBeatlesの1stアルバム、『Meet the Beatles』のような位置づけだろうか。

    特に圧巻は、B-1~B-3 までの3曲が英国でのシングルA面曲となっている点。ちなみに、デビューから3連続でLennon-McCartneyによる作品がシングルとして選ばれた。

    この中でも僕が特に好きなのは、B-2の「Bad to me」だ。Billy J.のシングルは、64年に米国で最高位9位まで上っているが、実はそれは再発シングルで、なおかつB面曲扱いだった(A面は「Little children」で最高位7位)。
    オリジナルの米国シングルは63年9月にA面曲としてLibertyから発売されている。

    LittleC (1)

    「Bad to me」は、ちょうど先月取り上げた『The Beatles Bootleg Recordings 1963』に含まれていた。
    * 前回の記事で話題にした曲「I’m in love」も含まれていた。

    Beatlesによる「Bad to me」のデモは、アコギの弾き語りなのだが、Johnのボーカルだけでなのか、Paulも同時に歌っているのか僕にはわからないが、ボーカルは2重になっている。
    これに対し、「I’m in love」のデモは、John一人によるpianoの弾き語りだった。

    2曲のデモが公式に発表されたことは嬉しいものの、この2曲は数年前に出たBob Dylanのデモ音源集以上に音質が悪く、残念ながら超マニアにしか薦められないレベル。
    それを聴くよりも、Billy J.やFourmostが当時発表したシングルを聴いた方が良いかもしれない。僕自身、彼らのレコードやCDを聴いて気に入ったのだから。

    話を『Little children』に戻すと、シングルA面曲以外はと言えば、英国シングルB面曲の「They remind me of you」と、残りの7曲が英国1stの『Listen』からの収録となっている。
    このあたりは、当時British invasionと呼ばれた英国グループ(アーティスト)達の米国での1stアルバムと基本的には変わらない。

    久しぶりに聴いたが、収録された楽曲のクオリティも高いし、片面6曲で両面通して聴いても30分程度しかなく、単純に楽しめる良いアルバムだと思う。

    LittleC.jpg

    僕はステレオ盤を持っていないし聴いたこともないが、なんとなく擬似ステレオなのでは?と推測している。と言うのも、両方持っている2nd(だったか3rdだったか?)は、ステレオ盤は擬似ステレオだったからだ。


    最後に、シングル「Little children」は英国では4枚目のシングルで、デビューから3連続となっていたLennon-McCartney曲から卒業し、別のライターの作品だったが、これはBilly J. Kramer with the Dakotasにとって米国での最大のヒット曲となった。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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