Take two

    昨年後半にMotownのアルバムの、ほんの一部が流行の1000円CDとして登場したようだ。
    僕の場合、80年代初頭の米国での再発LP(この時は60年代のタイトルがメインだったと記憶する)がそれに当たると言えるかもしれない。当時10枚も買えなかったが、それでもかなり頑張って買った(笑)。

    その1000円CDのリストに入っていないかもしれないが、年末にようやくこのLPを手に入れた。

    taketwo (3)

    Marvin Gaye とKim Westonのデュエットアルバム、大ヒット曲「It takes two」を含む『Take two』(T-270)。


    前述の「It takes two」は、Motownのヒット曲を寄せ集めた編集盤には良く収録される曲なので、ご存知の方も多いことだろう。

    僕自身Kim Westonが好きなので(と言ってもMarth and the vandellasやGladys night and the pipsの方が好きかもしれないが)、このアルバムをいつかは手に入れたいと思っていた。
    が、実物を見る機会がこれまでなかった(あったのかもしれないが、高価だったのか?覚えていないレベル)。
    今回、ようやく相応な値段で売られているものに出会った。

    taketwo (1)

    残念なことに、Kim WestonはMotownに5年在籍したにも関らず、1枚もソロでアルバムを発表していない。だから、これが当時発売された唯一のアルバムだ。

    taketwo.jpg
    *ネットでは彼女のヒット曲「Take me in your arms」をタイトルにしたアルバムが発売されたかのような記述を目にするが、2005年発売の2枚組CD『The Motown Anthology』(上の写真)のライナーによれば、Motownのリリース記録を調べると、レコード番号もカタログ番号もジャケットデザインも存在していなかったとの話だ。


    僕はてっきり、このアルバムは「It takes two」のヒットを受けて発売されたと思い込んでいたが、調べてみると、アルバムの発売は66年の8月に対してシングルは12月だった。
    そして、シングル発売時にはKim Westonは、Motownを離れてMGMへ行ってしまった後だったため、せっかく大ヒットしたにもかかわらずMarvin Gaye とのデュエットでのパフォーマンスは一度もなかったと言う。それでは映像が残っていない以前の話だ。この点は残念で仕方がない。

    僕自身、今回初めてこのアルバムを聴いて、(B-1やB-3のいかにも当時っぽいジャズ調のアレンジは苦手だが)Motownのアルバムとしては、平均点的な出来かなと言う印象だった。可もなく不可もなく、と言うよりは可だけれど。

    taketwo (2)


    ところで、Amazonでこのアルバムの商品ページ(日本盤紙ジャケットCD)を見ると、次の宣伝文が掲載されている。
    “マーヴィン・ゲイがデュエット相手として選んだのは、当時新人シンガーだったキム・ウェストン”
    しかし、それって1963年の話(Kim Westonのデビュー年)なのだろうか?
    だとすると、このアルバムの宣伝文句としてはあまりふさわしくない気がした。Mary Wellsの次のデュエット相手としてと記しておく必要もあるだろうし、必要な情報を省略しすぎだろう。


    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    09 | 2017/10 | 11
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR