Giant steps その4

    (また前回からの続き:前回の最後の文章をそのまま使って始める)

    今回は単体の高音質プレス、45回転盤、さらにオリジナル2ndプレスとで音の違いを探ってみた。

    GS4 (8)
    *45回転盤は、このように箱型ケースからジャケットを取り出す仕様


    まず、単体の高音質プレス。

    giants3.jpg

    音が出た途端、いかにも高音質プレスと思わせるほど音の品位は高い。
    音質は繊細で、スタジオの空気感の再現性も良い。
    しかし、僕の買ったのは盤質が今ひとつ。
    低音はオリジナルほどには刻まれていない。にもかかわらず、A-4では低域が飽和気味あるいは若干歪み気味に聞こえる。これはプレス品質が悪かったせいだろうか?
    レーベルは初版を模している。


    次に45回転盤2枚組。

    GS4 (11)
    *付属品は写真のようなレーベルシートと解説1枚のみ

    こちらは、音の質感がハイレゾっぽい、あるいはSACDっぽい。
    高解像度で、単体の高音質プレス以上に空気感の再現性が良い。
    一つ一つの音もしっかりしているし、音がフレッシュだ。
    しかし低音は、これもそれほどではない。
    カッティングレベルは、ダイナミックレンジを大きく取ってあるため、平均音量はそれほど大きくない。どれだけボリュームを上げても音が歪まず心地よいので、いつの間にか近所迷惑になってしまうかも(笑)。
    こちらもレーベルは初版を模している。


    そして、2ndプレス。

    giants1 (11)

    このLPをかけて驚かされるのは、やはり低音。それと、生々しさ。
    もしかすると、低音域はカッティングの際に補正をほどこしたのかもしれない。あまりにも強力・強烈だ。
    空気感の再現も文句なし。


    これらの3枚はどれも相応の価格で購入できれば(最初のはプレス品質が良いことも必要)、オーディオ的には満足できる音質で聴けると思う。

    参考までに、単体の高音質プレスと45回転盤とでは、マスタリングエンジニアが違う。

    giants3 (9)
    *クリックで拡大


    それにしても、2ndプレスの音は、45回転盤のような近年流行のフラット・トランスファーみたいなきれいな音ではないのに、何とも説得力のある音と言うか、心を摑まれるような魅力的な音なのだ。
    このあたりがオリジナル(に近い)盤の不思議な魅力だと思う。


    今回の比較再生は古い盤も混ざっているので、カートリッジはあえてDL-103Rで行った。
    45回転盤はもっと高級なカートリッジで聴くほうが良い気がする。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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