Giant steps その3

    このアルバムは米国Rhino社から最低でも3度は高音質プレスのLPが発売されている。

    初回はボックスセット『Heavy weight champion』のLPボックスの中の1枚、次にLP単体での高音質プレス、そして3度目は45回転盤2枚組として。

    僕はその3つとも買ったのだが、単体LPについては中古盤で購入した。

    giants3.jpg
    *単体での高音質プレス


    あるとき、オリジナル・マスターテープのテープ箱の写真を使っている45回転盤のジャケットをじっくりと見ていて驚いた。

    giants3 (3)
    *45回転盤2枚組のジャケット(実際は外箱と言えるかも)

    テープ速度がなんと19cm/secだった。
    てっきりLP用のマスターは38cm/secが普通だと思っていたので、びっくりしてしまったのだ。
    箱に全曲の曲名が記されているが、1本のリールに収まったのは19cm/secだったからだ。

    giants3 (7)
    *19cm/secに印が

    このアルバムのセッションそのものは、オリジナルLPのジャケット裏の説明によると、Ampexの300-8Rレコーダーによって録音されている。

    このレコーダーが1958年にAtlantic recordsがいち早く導入した8トラックレコーダーなのかどうかはわからない。型番からすると、それっぽいが。
    録音時期は59年の4月、5月、そして12月。

    2トラックステレオにミックスダウンされたマスターテープは残っていて当然なのだが、大元のセッションマスターが残されているかどうかはわからない。
    ただ、その後、別テイクが発見されているので、もしかすると残っているのかもしれない。

    90年代にRhinoから出たCDに収録された別テイクでは、楽器の定位がオリジナル収録音源と異なっていた。ここから判断すると、少なくとも別テイク(本来は没テイク)についてはセッションマスターも残っていて、そこから判断すると最低でも4トラックは使用されているようだ。
    ただし、同一曲のOKテイクと没テイクが同じ日に録音されていた場合だが。

    そのあたり、『Heavy weight champion』を引っ張り出せば何か記されているのではなかろうかと思って探したが、あのボックスは(引越しから2年以上経過したのに)まだ開封していないLP箱のどこかにしまってあるようで、今回見つからなかった。

    なお、僕が買った『Heavy weight champion』のLPボックスは、90年代の初回プレス分で、その後今世紀に再プレスが行われたようだが、両者に違いがあるかどうかは知らない。

    今回は単体の高音質プレス、45回転盤、さらにオリジナル2ndプレスとで音の違いをさぐってみた。

    結果は長くなるので次回に持ち越す。



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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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