Helpのイタリア盤/Beatles

    そう言えば、このブログをはじめた頃は、Beatlesの各国盤を紹介することも大きな目的の一つとしていた。
    しかし途中で頓挫した。
    ブログで紹介したいことがいろいろと浮かびすぎた為だ。
    けれども、逆に何も浮かばない、あるいは一つに絞れない場合などもあり、再開しようかと思い始めていた。

    今回、久しぶりに紹介するのは『Help』のイタリア盤。

    まずは、初版のPMCQ31507(Mono)。

    Itahelp.jpg
    *ジャケットは表裏がコーティングされている。




    このレコードジャケットは、各国盤の中でもとても変わったもので、世界的に人気も高い。

    下端部分がフィルム状になっている点もしゃれている。
    それは、英国盤の表の写真を使った裏も同様だ。

    Itahelp (5)


    ジャケットは見開きになっていて、中央からレコードを取り出す。

    Itahelp (10)

    これは、当時(60年代後半まで)の欧州製見開きジャケットの標準仕様。
    何もBeatlesに限ったことではないことは以前にも何度か記した。

    ジャケット左端に曲目が記されている。
    内側の右半分もコーティングされているようだ。

    見開きのほぼ全体像は次のとおり。
    Itahelp (8)
    *クリックで拡大


    最近はイタリア盤についての情報をすっかり忘れてしまったが、この黒レーベルが初版だったと思うものの、確かイタリアでは『Help』から同じデザインのレーベルでStereo盤も出ていた気がするのだが、記憶が定かではない。


    イタリアで『Help』の前に発売された『Beatles in Italy』では、見開きジャケット/赤レーベル→見開きジャケット/黒レーベル(今回のHelpと同じデザイン)→シングルジャケット/黒レーベル→シングルジャケット/1ロゴ(69~70年頃)と言う変遷だった。
    そして、この変遷は全てMono盤で、その後80年代に入ってStereo盤が登場していた。

    それに対して『Help』はどうだったのか?と言えば……実は知らない。

    とりあえず持っているStereo盤も紹介しておく。型番は3C062-04257。

    Itahelp (13)


    表同様、裏のデザインも初版を基本にしている。

    Itahelp (15)


    見開き仕様だが、初版の左半分を右に移動させ、左半分は真っ白!(苦笑)。

    Itahelp (17)


    この時期には取り出し口が中央でなく、外側となっている。
    レーベルは1ロゴ。

    Itahelp (20)


    『Beatles in Italy』の1ロゴは型番がPMCQのMonoだった。
    この『Help』は規格番号が違うことから、プレス時期はそれよりも後年にあたるのかなと推測した。
    70年代初頭だろうか?


    そう言えばイタリア盤のLPだと、内周にカッティング年月日を彫り込んでることが多いため確認したところ、6・12・65とあった。
    米国読みでないため、65年12月6日となる。
    これは恐らく、Stereo盤初版と同じマザーからカッティングされているのだろう。


    このStereo盤の音は太く中域に厚みがある。
    英国盤Stereoと比較していないが、記憶にある音との比較で、こちらのほうが中低域は音に厚みがあると思う。
    但し、英国盤のほうが音が繊細な気がする……当然、Stereo盤の話であってMonoは別。

    Mono盤に関しては、このイタリア盤のほうが全体的にとおりのよい音質になっていて、英国盤よりも聞きやすい。タイトル曲の「Help」でさえ抜けの良い音質だ。

    と言うか、『Help』の英国Mono盤は音が今ひとつの印象が強い。逆に他国盤がお勧め。







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    ジャンル : 音楽

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    No title

    お久しぶりです。
    久々のBEATLESネタ、待ってました(笑)

    イタリア盤のLP 「Help」ですが、monoの初盤は、赤レーベルのようです。
    (ただし赤は、とても短い期間のみ使われたようですぐに黒レーベルに変更されます。)

    それに対してステレオ盤は、黒レーベルが初盤(赤はないようです)です。
    ただし黒レベールにもバリエーションがいくつかあるようです。(プレス年による?)

    1BOXですが、私の調べた限りでは、英国と同じように’69の初めから使われたようです。
    この時に、再発されたLPはすべて10タイトルあります。、
    おっしゃる通りBeatles in Italy以外は、すべてステレオ盤での発売になっています。
    この時は、SPMCQかPMCQの型番で発売。

    その後同じ1BOXでもレーベルに
    SPMCQと3C規格を両方併記盤
    3C規格のみ記載
    と最低3種類あるようです。

    個人的には、HelpのMono盤は、フランス盤Chansons du Film Help! OSX 230がお勧めです。






    Re: No title

    miyabiさん、こんばんは。
    お久しぶりです。
    Beatlesネタに飛びついていただき、どうもありがとうございます(笑)。
    取り上げた甲斐がありました。


    > イタリア盤のLP 「Help」ですが、monoの初盤は、赤レーベルのようです。
    > (ただし赤は、とても短い期間のみ使われたようですぐに黒レーベルに変更されます。)

    その噂は僕も昔から聞いているのですが、現物どころか写真さえ見たことがなく、ここ10年ほどの間に信憑性を疑うようになりました。miyabiさんは写真を見たことがありますか?

    でも、In Italyの型番と1違いなので、可能性は高いですよね。

    > それに対してステレオ盤は、黒レーベルが初盤(赤はないようです)です。
    > ただし黒レベールにもバリエーションがいくつかあるようです。(プレス年による?)

    確かに、黒レーベルを見たことがあります。今回初回したPMCQと同じデザインのやつです。
    思い出しました。

    > 1BOXですが、私の調べた限りでは、英国と同じように’69の初めから使われたようです。
    > この時に、再発されたLPはすべて10タイトルあります。、
    > おっしゃる通りBeatles in Italy以外は、すべてステレオ盤での発売になっています。
    > この時は、SPMCQかPMCQの型番で発売。
    >
    > その後同じ1BOXでもレーベルに
    > SPMCQと3C規格を両方併記盤
    > 3C規格のみ記載
    > と最低3種類あるようです。

    情報ありがとうございます。
    僕は他にも1ロゴのWTBを持っていたはずなので、型番がどうだったか調べてみます。

    > 個人的には、HelpのMono盤は、フランス盤Chansons du Film Help! OSX 230がお勧めです。

    音質ですか?
    ジャケットは英国デザインにかなり近いですよね。その点は残念です。
    AHDNみたいに派手に変えてくれれば良かったのですが(笑)。
    最近聴いていないので、聴いてみます。
    僕のは濃青というか紺のレーベルです。
    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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