The Mamas and the Papasの2ndアルバム その2

    レコードを整理していたら、先日紹介した『The Mamas and the Papas』の英国盤Monoと西ドイツ盤Stereoが出てきた。

    先日紹介の3枚と一緒に棚にしまう前に、音質はどんなものだろう?と気になったので再生してみてびっくりしてしまった。

    map2_2 (3)
    *英国Mono 表ジャケットはコーティングされ美しい



    最近よく目にするが、米国アーティストのLPの場合、音質に関して言うと、米国盤>英国盤であることが多いのでは?と言う意見。

    実は僕も同意見を持っていたのだが、『The Mamas and the Papas』の英国盤Monoもまさにその通りで、米国Mono>英国Monoと言ってしまって全く問題ないと思えた。


    特にひどいと思えたのは低音が薄い点。まるでStereo盤のマスターを単純にモノにしたのでは?と疑ってしまうほど。

    前回の記事で記したMono盤で聴くことを推薦したA-6「Dancing in the street」は、低音が軽く、本当にこれって純正のモノラルマスターを使ってカッティングされたのか?と疑わざるを得ない。

    B-1「I saw her again」もそうだ。米国Mono盤ではボーカルがStereo盤ほどにはreverbがかかっておらずオン気味にミックスされていたのだが、ここではステレオミックスと変わらないミキシングレベル・reverb処理になっていて、これって本当のモノラルミックス?と疑ってしまうのだ。

    もしかして、StereoマスターでStereo盤をカッティングした後、テープはそのままでミキサーでMonoに変更してそのままMono盤としてカッティングに使ったのではないか?と邪推したくなる。

    いずれにせよ、この英国MonoはMono盤としてはお勧めできない。

    map2_2 (4)
    *英国盤ジャケット裏はコーティングなし


    67年にはフランスでもMagical mystery tourのEPがstereoマスターを使いながらmonoカッティングされてMono盤として発売されており(編集盤LP『Oldies』もそうだった)、欧州でもStereoマスターがメインで使われだしたことが原因なのだろうか?

    map2_2 (13)
    *西ドイツ盤もコーティングされ美しい。残念ながらデジカメのせいで色が微妙に実物と異なる

    それに引き換え、西ドイツStereo盤は真逆と言うか、素晴らしい音質だった。
    米国Stereo盤に欠けていた低音域がここでは聞ける。いや、聴き比べすると米国盤でもかなり低い帯域の低音も刻まれているのだが薄いため、この西ドイツ盤ほどには前に出てこないのだ。

    またBeatlesで例えてしまってなんだが、SGTの西ドイツ盤で驚かされた低音域の再現性がこのLPでも聴ける、そんな感じなのだ。

    当然、低音域だけが強調されているわけではなく、(今の耳では決してワイドレンジではないが)下から上までしっかりと再生される。特に、低域の中でもさらに低い帯域が音となって出てくると、音の全体像がものすごくしっかりとする。

    これを聴くと、ほとんどの曲では米国Mono盤のmonoミックスを知らずとも満足できてしまう。
    ただし、A-6「Dancing in the street」は、米国盤monoミックスも聴いた方が良い。

    map2_2 (9)
    *西ドイツ盤は裏もコーティングされ美しい・・・僕のは黄ばんでいるが再現されておらず(苦笑)


    他にも1stの英国盤、3rdの英国盤、国内初版、4thの国内初版(残念ながらギミックジャケではない)も出てきたので、いつか紹介したい。

    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

    コメント

    Secret

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    カレンダー
    05 | 2017/06 | 07
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 -
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR