Live at the BBC/Beatlesについて思うこと

    BeatlesのBBC音源を集めたアルバムが正規リリースされたのは、94年末頃だったか?はっきりと覚えていないが、寒い時期に発売されたことだけは覚えている。

    海外では発売日前からCD店の店先に客が並んだ…みたいな話を当時のTVかラジオで聞いた。そのとき、たまたま友人と飲みに行ってた最中で、外に出ると息が白かったことを今もしっかりと記憶している。

    しかし、肝心のアルバムの内容は、正直に言えば僕にはどうでも良いレベルのものだった。

    beatbbc (1)
    *英国盤LP



    Beatlesの熱狂的なファンには、Bootで知られた音源が多く、編集方針も今ひとつに映っただろうし、Beatlesをあまり知らない人には決して入門用アルバムとしてお勧めできる内容ではなかった。

    それでもファンゆえに、当時、英国盤LPとCDを買った。その後米国盤LPも買った。

    beatbbc (5)
    *ジャケット内側

    そして1年ぐらい経過すると大手輸入盤店では叩き売りが始まった。
    珍しいことに、CDは早々に“廃盤”とのアナウンスがはっきりとなされ、数年間は2枚組にもかかわらず叩き売り価格で販売されていた。売れ残りがあまりにも多かった。
    思うに、販売数量を読み違えて、過剰に生産してしまったのだろう。

    社会人でなければ、そういう大人の事情に気づくこともなかったと思うが、もしかすると本来売れる数の3倍ぐらいを初期に生産してしまったのかもしれない。

    Apple社としては過剰在庫を抱えてしまい、引き取り手が無ければ大赤字になっていたのではなかろうか。そして何とか出庫しきる為に、出荷価格を初期の半値以下に大幅値下げし、さらに“廃盤”アナウンスまでおおっぴらに宣伝して「今買わないともう手に入らないぞ」的な、1枚でも多く売れるように卸や小売店をサポートしたのだろうが、僕の知る限り最低でも3年は売れずじまいだった。

    そういう状況もあって、僕も2セット目のCDを980円だったか800円だったかで買って、在庫一層セールに協力したのだが、やっぱり完全な無駄遣いで終わった。
    結局全然聞いていなのだ。

    CDもLPも音質が今ひとつだし、それ以上にアルバムとしての編集が、なんと言うか今ひとつな気がしてならない。

    その理由は、やはり数あるbootがラジオ番組の構成を生かして如何にも当時のラジオを聞いているかのような臨場感を与えるのに対して、正規盤は本当に編集盤としか受け取れないような構成のまずさを随所に感じさせる点にある。Manfred mann、Cream、Who、Small faces、Jimi Hendrix、KinksのBBCアルバムだとそのような印象を受けないのだが。

    再び音質について言えば、LPはCD1枚をLP1枚(両面)に収録しているため、音溝が狭く、物理的にも音質面では良くなるはずのない商品となっている。まぁ、大元の音が良くないのだから問題ないだろうと言う製造側の意見もわからなくはない。
    同じくCD2枚組のAnthologyは、LPだと3枚組仕様だったのだが。

    唯一良いなぁと思えたのはジャケットデザインぐらいか。

    beatbbc (8)
    *ジャケット裏側



    それが来月11月にはVol.2なる続編と旧盤のremaster盤が出るとの事。
    20年ほど前に勇んで買って、このざまだったので、今回は静観することに決めた。

    再度過剰生産となれば、また1年後には半値以下で叩き売られるわけだし、適正在庫であっても、飛びつくほどの内容でもなし。

    今回同時発売されるLPは、前回の2枚組から3枚組へと仕様変更になっている点は評価できる。ただし、前回は英国盤も米国盤も僕の記憶では2枚組で2600円前後だったのだが、今回は6000円前後となっているのはいただけない。4000円未満が適正価格ではなかろうか。
    もしかすると重量盤仕様になっているのかもしれないが。


    Vol.2発売後は、普段読ませていただいている皆さんの音楽ブログで反応や感想を探って、さらにはAmazon等のレビューを読み、いつか買えればそれで良いかなって感じ。



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    No title

    JDさん、こんにちは。

    私も実は同じことを思ってました。アウトテイクとかは凄く面白くて興味深いと感じていたんですが、BBCに関しては、CDは買ってみたものの、ほとんど聴いていません。何ででしょうね?

    英盤レコードがDUで安く売っていたので、聴かないだろうなと思いつつ買ってしまったものです。

    昔、ブートで9枚組CDとプラス1枚ものを持っていて、老後の楽しみにとっとこと思っていたのですが、それもいつの間にか売ってしまいました。

    今度のも、とりあえずCDは買いたいと思いますが(安いところで)、聴かないでしょうね。

    Re: No title

    pink islandさん、こんばんは。
    コメントありがとうございます。

    > 私も実は同じことを思ってました。アウトテイクとかは凄く面白くて興味深いと感じていたんですが、BBCに関しては、CDは買ってみたものの、ほとんど聴いていません。何ででしょうね?

    あまり聴かない理由あるいは聴く気がしない理由は、人それぞれだとは思いますが、僕自身は彼らの自作曲のどれも正規テイク以上に「おっ!」と思わせるものがないからかな、とも思いました。

    例えばKinksやSmall facesだったら、スタジオliveらしい激しさやラフさがあって格好良いなぁと思えるものがあるのですが、Beatlesのこのアルバムだとカバー曲にはそういうのがあるけど、自作曲には無いんですよね。あくまで僕の意見ですが。

    > 今度のも、とりあえずCDは買いたいと思いますが(安いところで)、聴かないでしょうね。

    僕もほとんど聴かない気がします。
    remaster LPボックスのLPはそれなりに聴いているんですけどね。

    プロフィール

    JD

    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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