Please Please Me オランダ ステレオ盤 補足など

    出張先から書きかけだった記事を完成させアップすることにした。残念ながら新規の写真がないので、戻ったら手を加える予定……

    先日のBeatlesのオランダ盤「Please Please Me」の記事の最後に、同じ型番(PCS3042)のステレオ盤でスタンパーの違うものを確認したことを記した。
    holland (17)

    そして、実際に聴きくらべをしたところ、やはり音は違っていた。
    オランダ初期プレスと思われるレーベルが暗めのもの(写真左)は、英国盤と同じスタンパーなので、B面2曲めの「PS I love you」を聴くと、英国ステレオ盤同様に途中で音がこもってしまう。
    * これは英国ステレオ盤のマトリクス1のもので全て同じように発生する。もし同じマトの盤で音のこもりに気づかないのなら、オーディオ装置から高音がしっかりと出ていないか、部屋との関係でそのあたりの周波数帯域が聞こえにくくなるかのどちらかだろうと思われる。

    しかし、手彫りスタンパーでレコード溝が違うタイプの盤(写真右)だとこもらない。

    両者を聴き比べると、英国準拠盤は左右チャネルのセパレーションがよく、鮮度もオランダスタンパー盤よりも少し良いように思われる。しかし、オランダスタンパー盤(70年代初頭のプレスだろうか?)は、低域を持ち上げた音作りがしてあり、今の耳で聴くとこちらのほうが音のバランスは良い。英国準拠盤の低域は軽すぎるように感じる。

    実は69年ごろからイタリアやフランスでもPPMのステレオ盤が初登場しているのだが、その際にそれぞれの国で英国盤とは音の定位や帯域のバランスを変えてカッティングされている。

    フランスでは左右泣き別れのステレオをできるだけセンターに定位するようにミキシングをいじってあり、低域も増強されている。

    イタリアでは低域も増強されているが、中域も密度が高く、僕のオーディオではバランス的には一番良い音で聴ける。もしこれが英国初期プレス同様の鮮度があったなら最高だったのだが。

    英国YBのステレオ盤の音を基準として比較した。
    英国ステレオ盤のGoldは持っていないのでわからないが、YB盤についてはプレス時期が新しくなるほど、音の鮮度が劣化している。それと、初期盤は後期盤よりも低域が厚いと言うか強いと言うか、良く出ている(とは言え、やはり今の耳で聞くとかなり軽いが)。再プレスの度に音がへたるというか、なまり、鮮度が落ち、ダイナミックレンジも狭まっていくような印象がある。
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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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