98.6/Ain’t gonna lie

    90年代に「ソフトロック」なる言葉が広まり、「ソフトロック」名盤ガイドなども出回り、そこで初めて知ったのがKeith。

    Sylvie Vartanがカバーしていた「98.6」のオリジナルは、このLPを買って初めて聴いた。

    1967年発売の『98.6/Ain't gonna lie』(SR61102/MG21102)
    keith (1)



    1966年末にヒットした「Ain't gonna lie」と67年初めに全米top10内に入った名曲「98.6」をA面最初に配したこのアルバムは、いつ聴いてもhappyな気持ちにさせてくれるとても優れたpopアルバムだ。

    多少疲れているときでも、なんと言うかウキウキした気分にさせてくれる。音楽の力は本当にパワフルだ。特にA面の最初の2曲の力は絶大だ。

    keith (8)
    *内袋の片面。当時のレコードプレーヤー(ポータブルやモジュラーステレオタイプ)の広告もある。

    Keithは90年代に入るまで知らなかったが、同じMercuryからアルバムを出しているJay and the techniqesは70年代後半にラジオでエアチェックして以来、シングル曲は知っていた。
    Keithのウキウキ感はまさにJay and the techniqesのシングル曲から受けた印象に似ていたのだが、その理由はともにJerry Rossと言う人物がProduceしていたことによる、とソフトロックのガイド本で知ったのだった。

    けれども、僕はひねくれているのだろう、Producerばかりにスポットライトを当てるガイド本に嫌悪感を抱き、Keithの『98.6/Ain't gonna lie』が優れているのは、アレンジャーの力もあるだろうし、Keithのボーカルの魅力もあるだろうし、と思おうとし(今もそうだ)、このLPを楽しめばそれで良いじゃないかと思うわけだ。
    そうなのだ、僕は一ファンとしてproducerよりもartistが好きなのだ。

    keith (4)


    B面の1曲目はHolliesのカバー「Tell me to my face」で、シングルカットもされているのだが、個人的にはアルバムの中では浮いている気がしてしまう。他の曲は、Motownを思わせるベースを効かせたノリの良いバッキングと(ステレオ盤では逆のチャンネルから聞こえる)ブラス部隊が目立つのだが、この曲はHolliesバージョンとほとんど変わらない。B-2以降がこのアルバムの楽しい部分のような気がする。まあ、それを引き立てる役目は果たしているし、「Tell me to my face」が好きだという人も大勢いるだろう。


    ところでこのLPの最大の問題点は、ジャケットもレーベルもMonoなのにStereoでプレスされた盤が多いことだ。僕のLPはまさにそれだった。Stereo盤は持っていたのでMono盤を買ってみたら、なんとStereoだったのだ。

    keith (9)


    その後、日本の中古屋で見かけた場合(適切価格であることが必須だが)、店員に試聴を依頼したり、オークションでは出品者に問い合わせしたりしたが、正しいMono盤を見つけられずじまい。

    あきらめて英国Monoを買ったら、ちゃんとMono盤だった。

    でも1枚しか集めないのならStereoかな(つまりMonoの見かけのStereoでも良い)。





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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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