Shout! The Dave Clark Five like never before
出張の間に、注文していたこのCDが届いていた。
先日「Having a wild weekend」のPoposukeさんが紹介していたDC5の正体不明のCD。
『Shout! The Dave Clark Five like never before』

聴いて、音質の良さに驚いてしまった。
これはおそらく、当時のセッションマスターのマルチトラックテープを使って新たに今回のCD用にミックスダウンされたものだろう。
ここで使用された音源は、僕の推測だが、グループの関係者(もしかしたら、Dave Clark以外のメンバー)が所有していたマスターテープが使われたのではなかろうか。
収録トラックは21曲。21曲目は20曲目のスタジオアウトテイク。
全曲true stereo mixであるだけでなく、全ての音源は初めて聴くremixばかり。
CDジャケット裏面の曲目のところに、Alternate Versionとわざわざ記したものもあるが、それらについては、ボーカルが最終テイクでない別バージョンやダビング前のマルチトラック音源を使用しているように思う。当時にステレオミックスが作成されていた場合、ここまで低音(ベース)が大きくは聞こえないだろう。

CD付属のインナーは、写真のみで文字が無い。つまり、CD裏面の情報以外、何もクレジットが無い。
ここに収録された音源に対して、個人的な不満を述べるなら、多くの曲のミックスで、あまりにもボーカルが大きくミックスされている点。
おかげで、バンドサウンドと言うよりも、ボーカルとバックバンドっぽく聴こえる。
但し、それは意図して行われた気がする。
全体的にDrumsの音量が小さいのだ。つまり(DC5ファンの人は十分ご存知だが)、あまりに目立ちたがりのリーダーの音量を敢えて小さくし、ボーカルやベースあるいは、曲によっては別の楽器を目立たせるミキシングが行われている。表ジャケットでもボーカルのMike Smithが目立つようになっているし。
*4トラック録音の曲などは、一つのトラックに複数の楽器や声が録音されている場合には、それらは同時に目立つ結果となっている。

Poposukeさんが予想していた通り、このCDは、DC5の音源を管理しているDave Clarkの承認を受けたものではなさそうだ。
けれども、使用音源は全て初出で既存音源を使用していないことと、収録曲にはDave Clarkが作詞作曲で関っていない曲をあえて選んでいることから発売できたのではなかろうか。
*注:オリジナルLPでは、作者クレジットにDave Clarkの名前があった曲も含まれているが、このCDでは正しい作者に修正されているみたいだ。

収録曲のうち、DC5の代表曲と呼べる曲が少ないことや、前述のとおり、既出音源ではないため、マニア向けな内容なのは確かだ。Beatlesで例えたら[Anthology2]や[Anthology3]みたいなものだ、
マニアには、DC5のバージョンの「Shout!」が聴けることも含め、一聴の価値はあると思う。
オリジナルLPのように、その後も継続して聴くかどうかはわからないが。
先日「Having a wild weekend」のPoposukeさんが紹介していたDC5の正体不明のCD。
『Shout! The Dave Clark Five like never before』

聴いて、音質の良さに驚いてしまった。
これはおそらく、当時のセッションマスターのマルチトラックテープを使って新たに今回のCD用にミックスダウンされたものだろう。
ここで使用された音源は、僕の推測だが、グループの関係者(もしかしたら、Dave Clark以外のメンバー)が所有していたマスターテープが使われたのではなかろうか。
収録トラックは21曲。21曲目は20曲目のスタジオアウトテイク。
全曲true stereo mixであるだけでなく、全ての音源は初めて聴くremixばかり。
CDジャケット裏面の曲目のところに、Alternate Versionとわざわざ記したものもあるが、それらについては、ボーカルが最終テイクでない別バージョンやダビング前のマルチトラック音源を使用しているように思う。当時にステレオミックスが作成されていた場合、ここまで低音(ベース)が大きくは聞こえないだろう。

CD付属のインナーは、写真のみで文字が無い。つまり、CD裏面の情報以外、何もクレジットが無い。
ここに収録された音源に対して、個人的な不満を述べるなら、多くの曲のミックスで、あまりにもボーカルが大きくミックスされている点。
おかげで、バンドサウンドと言うよりも、ボーカルとバックバンドっぽく聴こえる。
但し、それは意図して行われた気がする。
全体的にDrumsの音量が小さいのだ。つまり(DC5ファンの人は十分ご存知だが)、あまりに目立ちたがりのリーダーの音量を敢えて小さくし、ボーカルやベースあるいは、曲によっては別の楽器を目立たせるミキシングが行われている。表ジャケットでもボーカルのMike Smithが目立つようになっているし。
*4トラック録音の曲などは、一つのトラックに複数の楽器や声が録音されている場合には、それらは同時に目立つ結果となっている。

Poposukeさんが予想していた通り、このCDは、DC5の音源を管理しているDave Clarkの承認を受けたものではなさそうだ。
けれども、使用音源は全て初出で既存音源を使用していないことと、収録曲にはDave Clarkが作詞作曲で関っていない曲をあえて選んでいることから発売できたのではなかろうか。
*注:オリジナルLPでは、作者クレジットにDave Clarkの名前があった曲も含まれているが、このCDでは正しい作者に修正されているみたいだ。

収録曲のうち、DC5の代表曲と呼べる曲が少ないことや、前述のとおり、既出音源ではないため、マニア向けな内容なのは確かだ。Beatlesで例えたら[Anthology2]や[Anthology3]みたいなものだ、
マニアには、DC5のバージョンの「Shout!」が聴けることも含め、一聴の価値はあると思う。
オリジナルLPのように、その後も継続して聴くかどうかはわからないが。
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