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    James Brown live at the garden

    数あるJames Brownの正規liveアルバムの中でも、この作品は音質劣悪の1枚なのではなかろうか。それにジャケットデザインもひどいし(苦笑)。

    『James Brown live at the garden (K-12-1018)』 1967年5月の発売。

    JBatgarden (2)
    *ジャケットの上下はテープ補修されて光っている。コーティングではない。

    ただ、このアルバムはそれ以前のJames Brownの2枚のliveアルバムと違って、バラード色が薄い選曲がなされている。おかげで僕のようなrock好きが十分に楽しめる内容になっている。



    そうは言っても、James Brownのliveアルバムの中で一番良く聴いているのは略称『At the Apollo vol.1』だ。

    JBatgarden (11)

    『At the Apollo vol.1』でのバラード系のスローな曲とアップテンポな曲との比率はたぶん7:3ぐらいの気がするが、50年代~60年代半ばまでのJames Brownのアルバムを聴くと、アップテンポな曲の比率はまさにそれくらいしかない。
    50~60年代後半までのJames Brownは、スローバラードを聞かせる印象が強く、70年頃のfunkな曲で攻めまくる印象とは違う。少なくとも僕は。


    60年代にRock系のアーティストがカバーしていたJames Brownの曲はたいていアップテンポの乗りの良いやつ、あるいはハードなやつだったが、それを期待して『At the Apollo vol.1』を買った僕は、最初はかなり期待はずれだった(しかし、繰り返し聞いているうちに、はまってしまうのだが……)。

    JBatgarden (4)
    *ジャケット裏

    そのような中で『James Brown live at the garden』は、バラード色が薄い選曲がなされている。
    それは、68年の『Live at the Apollo vol.2』がまたまたバラード色が強かったことからの感想なのだが。


    近年、この時の録音を元にできる限り当日のショー再現した2枚組CDが登場し、当時のショーの様子がよりはっきりとわかるようになった。それがこのCD『James Brown live at the garden expanded edition』。
    jbgarcd (1)

    この2枚組CDは、2009年にHip o selectから登場していた。

    曲目は資料映像より
    41BO3RXk7ZL.jpg


    CD1枚目はオリジナルLP全曲(mono)+未発表live音源(stereo)。しかしここに収録された未発表音源は「Night train」以外は全てインスト。

    CD2枚目は、CD1にて初登場したインスト曲を除きショーを再構成したもの。
    詳しくは書かれていないが、未発表live音源は当時のマルチトラックテープに遡ってremixしたのではなかろうか。録音状態は良くなかったようで、それは実際に音を聴くとよくわかる。なるほど、オリジナルLPの音があれほどひどかったわけだ。CD1に収録されたオリジナルLPのマスターの音質もやはりそれほど良いとは思えない。

    CD2(stereo)に再構成されたショーの音質は、それなりに良くなったが、今のスタンダードからするとあまり良くないだろう。しかし、オリジナルLPよりもずっと良くなっている。

    オリジナルLPに収録されなかった3曲が追加収録され(逆にオリジナルLPにしか収録されていない曲もあるが)、初登場した曲のうち2曲はやはりスローな曲だったが、ショー全体の構成からすると、それ以前の比率よりバラード曲は少な目だった。

    JBatgarden (6)
    *オリジナルLPのレーベル(mono)

    新たに登場したうちベースが歪み気味に録音されている「Papas’got a brand new bag」は、このショーでのハイライトと言ってもおかしくないほどに素晴らしい。当時は歪補正に限界があり、現在のデジタル編集技術でないと適切なミキシングができなかったのではなかろうか。


    ところで、このアルバムの収録地だが、タイトルとなったGardenは嘘で、expanded editionで「live at the garden」から「live at the Latin Casino」と正されている。
    *ジャケット表右下

    録音は1967年1月14日と15日、合計4回のショーが録音され、そこからのベストなものから再構成したのがCD2で聞かれるショーとなっているようだ。




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    テーマ : 洋楽ロック
    ジャンル : 音楽

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    Author:JD
    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。今、世界で日本だけが7インチ「シングルSingle」盤のことを誤って「EP」と呼ぶような有様となり、言葉の不理解と誤用の蔓延に落胆している。「シングル」は片面1曲、両面で2曲収録。「EP」はシングルよりも曲数を多く収録する(標準は4曲)"Extended Play"の略。両者は別の仕様だ。どうかSingleとEPとを正しく使い分けて欲しい。

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