リズム・アンド・ブルースの王者/ The Wicked Pickett

    こちらも同じく福岡のレコード市で買った1枚、Wilson Pickettの国内盤LP。

    『リズム・アンド・ブルースの王者/ The Wicked Pickett(SMAT-1008)』
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    ジャケット写真が差し替えられているものの(英独ではAtlanticのアーティストの編集盤『This is soul』で使用)、内容は英語タイトル同様、Wilson PickettのAtlanticでの3枚目のアルバム『The Wicked Pickett』。

    曲順も入れ替えてある。
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    資料によると米国では1967年1月のリリース。国内盤は67年の9月以降だ。


    Wilson Pickettが60年代にAtlantic recordsから発売したLPのほとんどは当時の米国盤で集めているのだが、このアルバムは再発盤でしか持っていない。

    その再発盤がこれ。
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    近年Rhinoが再発していた180g仕様の重量盤・高音質プレス。

    オリジナルジャケットでの再発盤だし、音質も最高なのでわざわざオリジナル米国盤を買う必要も無いと思っていたのだが、実はジャケットやレーベルからは全くわからない間違いと言うか、誤解を与える仕様となっている。

    実はこのプレス、ジャケットもレーベルもstereo表記なのだが、使用されているマスターはmonoなのだ。そのため、オリジナルstereo盤が擬似ステレオなのかtrue stereoなのか未だにわからずじまい。

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    ちなみに、Atlanticでの最初の2枚は両方ともmono音源しかないのか、stereo盤は擬似ステレオになっている。

    さて、それでは国内盤『リズム・アンド・ブルースの王者/ The Wicked Pickett』はどうか?と言えば、驚いたことにtrue stereoだった!
    但し、擬似ステレオらしき曲も多い。

    擬似ステレオかもしれない曲は、A-3、B2~6だ。これらの曲は左チャンネルに低音、右チャンネルが高音と言ったような音像になっていて、どことなく不自然なのだが、実はtrue stereoの曲も同じような割り振りになっている。

    にも関らず、true stereo曲の多くは、左チャンネルのみからコーラスが聞こえ、ブラス類は右寄りから聞こえる。それらの音が聞こえていない部分では擬似ステレオっぽいステレオになっている。だから、とてもわかりにくい。

    大元が歌入りで一発録音だから、擬似ステレオをベースにして、コーラスやブラス類がダビングされたのだろうか?いやいや、そんな面倒臭いことをするわけがない。
    それなら、monoのままボーカルや演奏を中央に定位させ、左にコーラス、右にブラスにすれば良い。けれども、そうなっていないのは、大元の録音がstereoだったからだろう。

    そのあたり、ヘッドホンで聴けば擬似ステレオなのかどうかははっきりとわかる。
    けれども今使用しているアンプにはヘッドホン端子が無いため、line-outをヘッドホン端子付きのプリアンプにつなげて、ヘッドホンでモニターするしか近道が無さそうだ。

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    最後になったが、このアルバムは、Wilson Pickettのオリジナルアルバムとは言え、基本的には他の人が歌った曲をカバーしたカバー集なので、彼の作品の中でもどちらかと言えば地味な扱いのような気がする。
    しかし、地味とは言えども、しっかりと楽しめることは確実だ。



    なお、米国オリジナルstereo盤の音源については、擬似ステレオなのかtrue stereoなのか?ご存知の方がいたら是非教えていただきたい。。


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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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