Rubber soul 米国盤

    米国仕様の『Rubber soul』を聴いたBeach BoysのBrian Wilsonは、このアルバムを素晴らしいfolk rockアルバムだと評価した。

    僕が長らく聴き続けた親しみのある『Rubber soul』も、実は米国盤だった。

    『Rubber soul(ST-2442/T-2442)』
    rub.jpg
    *米国stereo盤は数枚持っているが、すぐに出てきたのは少しぼろかった



    1970年代の後半、お小遣いの少ない中学生には一ヶ月に1枚のLPを買うのも大変だった。それを買ってしまうとお金は全てなくなって、他には何も買えないのだ。

    だから、友人同士で持っているLPを貸しあって、カセットテープに録音して聴いたりしていたものだ。
    *カセットテープも高価だったので、無名メーカー品を買っていた。専門店まで自転車で片道1時間かけて買いに行ってた(笑)。

    米国輸入盤が国内盤LPよりも安いことを知った僕は、米国盤を買うことを選んだ。
    LP1枚購入しても一ヶ月の小遣い全額を使い果たすことなく過ごせたからだ。

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    *Stereo盤ジャケット裏

    日本盤LPの『Rubber soul』はカセットに録音して聴いていたが、僕が買った米国stereo盤の『Rubber soul』のほうが良い音をしていると思った。それは、カセット対LPという比較でなく、国内盤LP(EAS規格)対 米国盤LPでの比較だった。

    しかも、英国盤『Help』に収録されていたにもかかわらず、米国盤『Rubber soul』に収録された旧い録音曲A-1の「I’ve just seen a face」には独自のエコーが追加されていたが、とても音質が良く聴こえた。
    *僕が買った米国stereo盤には全体的にエコーが付加されていた。

    他にも、国内盤(英国仕様)と米国stereo盤とでは、「Word」のミキシングが違っていることも嬉しくなった。「I’m looking through you」にはイントロでのやり直しまで収録されていたし。

    こういうことがあって、僕は本当に長い間『Rubber soul』は米国盤で聴いていたのだった。国内盤の『Rubber soul』のカセットも、いつの間にか別のを録音するために消去していた(笑)。

    英国仕様盤は、2ロゴの英国盤LPを80年代の終わりに買ったのが最初だと思うので、10年近くは米国盤でしか聴いていなかったわけだ。

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    *レーベルからすると2ndプレスっぽい

    それにしても、A-1からA-2、B-1からB-2とアコギの目立つ曲が続く選曲は、明らかに狙ってのことだとしか思えない(B面に至っては、奇しくもB3まで3曲続く)。Capitolが意図してfolk rockアルバムに仕上げた(仕立てた?)のだろう。

    そのように、ほとんど米国盤でこのアルバムを聴き続けたせいで、このアルバムのstereo盤については、米国仕様の方が僕には違和感がないのだ。日本人では珍しいかもしれない。

    けれども、mono盤になると状況が変わる。と言うのも、初めて聴いたmono盤が82年に発売された国内プレスのmonoシリーズだったからだ。つまり、英国仕様だ。

    その後、純正の?英国mono盤を手に入れた後に米国mono盤も手に入れた。

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    *米国Mono

    けれども残念ながら、米国mono盤は「Word」のミックス違いは無かった(と思える)し、「I’m looking through you」も英国盤同様、やり直しの演奏部分は含まれておらず。
    今聴くと、「Michelle」は別ミックスなのかな?とも思えるが、よくわからない。

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    *Mono。米国盤のレーベルはあまり詳しくないが、リムにsubsidiary表記がなく、メンバー名のみが初版と思われる(たぶんstereoも)。


    CDになってからはremix盤となってしまったので、(CDでは)ほとんど聴かないタイトルになってしまった。わざわざタイトルロゴが色違いの米国盤CDで買ったのだけれど(苦笑)。

    昨年のremaster LPボックスでも『Rubber soul』は一度聴いて以来、二度と聴いていない。
    そう言えば、Capitol box 2収録の『Rubber soul』は、少しは聴いたはず。

    rub (11)
    *Mono裏

    選曲違い、収録曲数違いの米国仕様が名盤に思えるのはこのアルバムくらいだろうか。
    *Brian Wilsonはmono盤を聴いていたのかもしれない。

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    自分の感覚としては(昔の?)ラジオDJのネット版のようなもののつもり。僕は1970年代のオーディオ全盛期の最後に属する世代で、ペアマイク持参で生録に挑戦した世代。国内盤LPが高価だったので輸入盤を買っていた、そういう中高生時代を過ごした。

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